Ｕ-ＴＡＮ（う～たん）のブログ一覧

ハナビラタケのシーズンは短くピークは約２週間。
前回から１０日後、２度目の収穫に。

今日もキノコ探査犬？が、大活躍。


なかなかの嬉しいサイズだネ。


ホイ、またあった♪


役立たずの亭主も最後にダブルを見つけて面目を保つ♬


帰り道の林道、「ちょっとストップ！ストップ！」と声が掛かって緊急停止。
車から飛び出していった山神様が戻ってきたらその手にタマゴタケ！


さらに道草・・・いや、夏蕨。
こうして夏の恵みを享受できるのも、みんな貴女様のおかげです、ハイ。


家に来て半年を過ぎたシエラ。
大分、我が家に馴染んできたかな？

気象庁、間違っただろ！？と言いたくなる戻り梅雨。

夏キノコシーズンに入ったのにどこにも出かけられないような日ばかり続いた
けど、雨間をついて気懸りなハナビラタケをチェックに。

昨季、開拓した森へ入るや否や小さな株発見。
昨年より、気温の上昇が早かったので出遅れたかと心配だったが、思いの外成長が
遅いようだ。


まだ幼菌時の黄ばみを残した株。
２-３日後がベストかな・・・悩ましい状態。


う～ん、この子は次回だな。


その後は、いくら歩き回ってもハナビラタケの姿は無し。

やっぱり、少し早過ぎたかな？と諦めかけた頃、山神様から声がかかる。
近寄ると、滴るような苔の緑に浮かび上がる純白！
名前の通り、美しいなぁ・・・大きくはないけど理想的な姿かたちだ♪


完璧な一株に満足し、二手に分かれて帰途に就く・・・と、間もなく再び山神様
の「あったよー！」の声。
駆け寄るとなかなかの大物。
行きにすぐそばを僕が通っていたのだが、反対側を歩いたので唐松の陰になって
見えなかったようだ。


今日一番の株にご満悦の山神様♬
やっぱり、欲深な貴女がいないと茸採りは駄目だね。


で、３日後の土曜日。
キノコ大好きな姪も誘って、馴染みのリストランテ「ロメオ」にハナビラタケ
持ち込み！！　
１品目は、定番のペペロンチーノで森の香りを楽しむ。　v(^^


２品目は、リゾットで独特の旨味を堪能。


毎年思うことだが、この歳になるといくら素晴らしい料理でも量的には多くは
食べれない、シンプルな料理であっても自分で採った素材をプロの調理で味わう
のが最高の贅沢。
キノコとシェフに感謝感謝。

梅雨明け以降の暑さには閉口。
４０度オーバーが続出なんて、これから先の真夏はどうなることやら・・・(-_-;)

夏になっても毛皮の脱げない息子も大変だ。
朝の散歩も少し歩いただけで、日陰の砂利石の上にゴロリ。


そして早々にエアコンの効いた室内に逃げ込み、よく冷えた板の間でゴロリ。


”父ちゃん、あちぃよー！”って顔をして、ゴロリ。
今度は名前を”ゴロー”から”ゴローリ”に替えようか？
でも、ほとんど吐くことがなかったのに、ここのところニ三度続けて吐いている。
ＴＶでもペットの熱中症に注意！と流れていたし、ちょっと心配。


終活のアパート建設地の解体整地作業がようやく完了。
きっちり、当初見積もりの倍額となった・・・ヤレヤレ、こちらも熱が出そうだ。

毎日毎日、アパート建設地のいつ終わるとも知れない埋設物撤去作業を見ていると
気持ちがささくれてくるようだ。

気分転換に思い切って、いつもの森に山躑躅を愛でに出掛けてみた。

森に入ってゆっくりと小一時間歩くと・・・
おお、咲いてる♪咲いてる♫


この森では、この周辺にだけ大きく育った山躑躅が集まっている。


スポットライトのような陽の光を受けて、オレンジが鮮やかだ。


ランチは、眩しいような落葉松の新緑の下で。
頭上にケケケ・・・と、どこか恥ずかしそうな啄木鳥の雌の声。
その雌を巡ってキェー！キェー！キェー！とけたたまく鳴き合う雄達。
そのあまりの騒がしさに「おめぇ達！うるせぇ～ぞ！」と叫んでみる(笑)


再び歩き出すと森の東の方向が、異様に明るい。
何十年も歩いているこの森でそんな場所は記憶にないのだが・・・？
不審に思って近寄ってみると、森の端は崩壊によってスッパリと切れ落ち、巨大な
ガレ場となっていた。


山を削る自然の力には、無慈悲なまでの恐ろしさを感ずる。
だが、開けたガレの縁に立ち、遠く富士の姿を目にすると声を上げてしまう。


帰路、躑躅に負けないくらい鮮やかなオレンジ色の”マスタケ”幼菌を見つける。
気が付けば、もうじき夏キノコの季節！。


ほんの５時間ほどの散策だったけど、やっぱり森は心の棘を溶かしてくれる。
「終活」ばっかりやってられないな・・・・。

自宅の向かいには


家庭菜園というにはいささか広い畑と


先祖代々続けて来た窯業関係の建物がある。


先代が事業を止めて約３０年、払い続ける固定資産税も馬鹿にならない。
相続税や畑にかかる手間暇を考えると、このまま次世代に渡すわけにもいかず、
古希となったのを機会に終活に着手した。
賃貸物件として高齢者、障害者向け施設、ガレージハウス等いろいろ検討したが
いずれも帯に短し襷に長し。
建設資材高、金利動向を考えるとあまり先送りも出来ず、結局月並みなアパート
建設に落ち着いた。

５月連休明け、まずは建物解体撤去開始。


巨大な蟹の爪のようなハサミで、鉄骨の建物もチョキチョキと切り裂かれ


あっけなく解体完了。


但し、整地にかかると埋めたはずの井戸が残っていたり


明治のころからの窯跡の残骸が次々と出土、


予想を上回る大量の耐火レンガの山に予算オーバーも含めて頭が痛い。


伊豆山の盛土崩壊事件の影響もあって、瓦礫の搬出にはもう少し時間がかかり
そう。
もう、何とか早く整地を終わってアパート建設に取り掛かりたいのだが・・・。


小心者のゴローも、毎日見ず知らずの人達の大声と騒音に怯えてお疲れ気味。


結局、こんな終活に追われて恒例の山菜採りも渓流釣りもせぬままに春が過ぎ
去ってしまった・・・あぁ、何たる時間の浪費。