Ｕ-ＴＡＮ（う～たん）のブログ一覧

>３連休初日の土曜日、相変わらず雨が降らず期待できませんが、やっぱり山へ。
舞茸シーズンのピークは、僅か３週間ほど。状況は、厳しくとも山を歩かないことには始まりません。

入山早々に四つ又の鹿の角を拾ってラッキー！、今日は良いことあるかもなんて思いつつ、水楢の御神木級を求めて彷徨い歩きます。でも、やはり乾燥しきった森に舞茸の気配はありません。


きょうも駄目かと諦めかけた時、２年前に収穫した場所のすぐそばの水楢の根元に黒いものが！
とうとう、発見です。左側に１株、右側に小さな二株が見えます。


近寄ると小ぶりですが、雨を受けていなかっただけに真っ黒に良く締まった質の高い舞茸です。
横に回り込むとずっと大きな株が！さらに念の為に洞の中をチェックするとそこにも１株。


舞茸は、姿形が舞うように見えること、あるいは見つけたら嬉しくて舞いを舞ってしまうことから名付けられたと言います。まさに舞い上がる気分で収穫です。




その後も捜し続けますが、山の神様は小さなヤマブシタケをひとつくれただけでした。


ひときわ大きなこの水楢が語りかけてきます。
「さぁ、もういいだろう？あまり欲をかくな。そろそろ満足して帰りなさい。」


山の神の声が聞こえた時は、下山するにかぎります。
道なき急斜面を下り、廃道となった林道に出て帰ります。暑い暑いとはいっても確実に山は秋の気配が濃くなっています。


無事に家に戻り、早速焼き立ての熱々に醤油を一たらしして秋の味覚を堪能します。
こうした特別なものを食す時は、我が家では器も奥方作を使います。
贅沢で幸せな一日でした。