Ｕ-ＴＡＮ（う～たん）のブログ一覧

お久しぶりでございます。

昨年末、大腿骨を骨折した養父の看病に明け暮れた年末年始。
90歳という年齢ににも関わらず、骨折そのものは順調な回復を遂げたものの、入院生活で
すっかり認知症がすすんでしまいました。
結果、せっかくの病院でのリハビリに抵抗するような状態となり、医療より介護の必要性が
高いと判断、やむを得ず老人保険施設へ移しました。
以後、落ち着きを取り戻し、安定した状態で推移しており、こちらもほっと一息というところ。

若かりし頃、北アルプスや八ヶ岳に情熱を燃やしていた養父は、施設の窓から見える里山
を見ては、時折、「足が直ったらまた登りたいな」と呟きます・・・とても無理な話ですが。

寒さも緩んだ今日、そんな養父に代わってという訳でもないのですが、その里山に登って
みました。

随分長いこと登ることもなかったその山を貫く新東名には、ちょっと驚かされました。


東に目を転じると、広がる街並みの山裾に養父のいる施設もかすかに見えます。
「本当にこれで良かったのか・・・・。」
碧空に聳え立つ富士の白さが、目に沁みました。

大腿骨を骨折した養父に付き添い、病室で越年。
二時間おきの下の世話に疲れた頃、伊豆の山越しに初日が上がった(o^^o)
山の上からは何度も眺めた光景だが、病室の窓から眺めるのは初めて。
何となく、体に活力が漲ってくる気がして、眠る養父に分け与えたいと思いました。