Ｕ-ＴＡＮ（う～たん）のブログ一覧

先月までの暖かさはどこへやら、いよいよ本格的に冷え込んできました。

霜が降り始める頃に出てくる待ち遠しい茸と、そして先月27日に仕掛けた動物カメラが
気になります。

ってんで、やってきました奥大井。
晴れ渡った青空に真っ白な南ア主稜線がくっきりと浮かびます。


山の季節の移ろいのバロメーターにしている木。
ここまで紅葉がすすめば、待ち遠しい茸も出て来たはず。


入山口のカラマツ林、ハナイグチがまだ残っていてくれました。




そして僅かに登ったところで何気なく明るい崖の縁に寄って行くと、ありました～＼(^o^)／
これが、待ち続けた晩秋の茸「シモフリシメジ」、通称「銀茸」です。


これまでいくら探してもほんの数本しか見つからなかったのに、周囲に群落が広がって
います。
もうこれで長年の願いが叶ったようなものです♪


そして、その先にはいつもならそろそろ終わりとなるクリタケが、ベストコンディションで
ビックリ！


チャナメツムタケも同様です。


もう、山神様は超ご機嫌　ｖ（＾＾


茸に夢中になりながらも、ふとコシアブラの葉に目が止まります。
本来なら綺麗な黄色の落葉のはずなのに・・・


頭上を仰げば季節に相応しくない青々とした葉を広げていました。
やはり、遅くまで気温が高かった影響が残っているようです。


さらに銀茸を求め期待していたアカマツ混交林を彷徨いますが、なかなか見つかりません。


ランチタイム、「金ちゃんヌードル」の季節になりました。
チャナメと銀茸のトッピング♪


やはり、例年より森の色づきは遅れ気味。


午後は、まず動物カメラの確認から


じっとカメラを見つめる鹿♀。
何かカメラに違和感を感じたのでしょうか・・・？
それにしても別嬪ですねぇ、その瞳に吸い込まれてしまいそう♪


そして立派な♂、もう黒々とした冬毛、迫力あります。


一番左が、↑の♂、このグループのボスに違いありません。


次は、猪の坊や。2歳仔かな？


おお～！一瞬熊かと思いました。
丸々と太った猪ママかな？
立派です、美味しそうです＼(^o^)


動画では鹿や猪が、熊の落とした枝からドングリを食べる様子も写っていましたが、残念な
ことに本命の熊さんは写っていませんでした。

ところが、５０ｍほど下った水楢に真新しい大きな爪痕が。
この付近でこんなサイズは、見たことありません。


何とかこの爪痕の主を見たいと、カメラをここに移動することにしました。
もう一度、この木に登りにきてくれるとよいのですが・・・・。


下り道、山神様の呼ぶ声が・・・。
急いで駆け寄ると、あらららら！！


新しい銀茸のシロ（群落発生場所）を見つけてくれました。


付近には、まだこうしてニョキニョキと＼(^o^)／




近くには、珍しいシロナメツムタケもありました。


その後さらに銀茸のシロを一か所発見、意気揚々と帰ります。


井川湖を吊り橋で渡り


振り返ると、夕映えの南アルプスが見送ってくれました。


夜は遅くまで、銀茸のゴミ取り♪




念願だった銀茸のシロも見つかり、あ～今日も良い一日でしたぁｖ（＾＾

目覚めると抜けるような秋晴れ♪

こういうのって、エリーゼ日和って言うんだよね。
月曜日だし、どこか行こうかぁ？

でぇ～、R52を北上、須玉ICから野辺山越えてOｐｅｎでやってきました、信州は佐久市春日
って言うより、かっての望月町といった方がピッタリくる田園風景。
左手に見える一番大きな二階屋が、今日の目的地「職人館」さん。



実は、このお店も、信州蕎麦案内人？の「とら＠長野」さんのレポートにあったお店で、
先日の戸隠散策の帰りに是非立ち寄ってみたかったのですが時間切れ、とっても心残り
だったのです。
電話で予約を入れたら、今日も月曜日と言うのに昼は満席。
「少し時間をずらしてきてください。」と言われたので13時半ころに到着。
それでも駐車場は満杯です。


バイクはもちろん、車も県外ナンバーばかり。


事前情報を詳しく与えず、ランチに行こうというだけで連れ出した山神様は玄関口だけで
大喜び。


玄関を入りますと柔らかなストーブの暖かさにほっとします。
なんせ、野辺山からの下りの気温は5℃でしたから・・・。


席に案内されると同時に先着のお客達が帰り始め、静かになりました。


オーダーは、ランチサービスの「館主の野遊び膳」￥3,500。


まずは、村の豆とうふ。
昔懐かしい、ぼってりと重い豆腐。
豆腐って大豆からつくるんだよなぁ～と当たり前のことを実感させられる味でした。


次は、蕎麦の実と無農薬米と雑穀のリゾット。
蕎麦の実と雑穀の存在感は？でしたが、まさにマクロビオティックを具現化するメニュー？
パラッっとふりかけられた粉チーズとの相性も良く美味しくいただきました。


このタイミングで山里の彩りドレッシングサラダ。
スライスされたリンゴの甘酸っぱさがドレッシングと相まって食欲を掻き立てます。


そしてメインの佐久野十割蕎麦、村内産の蕎麦１００％とのこと。
若干色が濃い目でしょうか、やや太めで適度に硬めで風味豊かなお蕎麦。
まずは、二種類の塩のみでいただきますと蕎麦の甘味が口いっぱいに拡がりました。
続いてそばつゆに辛子大根とネギで山葵抜き、善光寺の七味唐辛子もついてきましたが
使いませんでした。


蕎麦湯の大好きな山神様は、ほとんど一人でこれを飲み干してしまいました。


デザートは、豆腐ムースに蕎麦ムースのトッピングとお臼。
素材の良さ、そのままのような淡い甘さにホオズキの酸味がよく合いました。



ゆっくりと1時間半のランチを堪能しました。
満車だった駐車場は、エリだけに。


さて、食後のコーヒーは一走りで同じ旧望月町内の「YUSHI　CAFFE　天保堂珈琲」さん。


お～！渋い。


う・・・ん、門灯？の裸電球が素敵！と、また喜ぶ。


恐る恐る開ける玄関。
なんか取っ手が凄い年代物。


ここにもホッとする薪ストーブ♪


店内は、古民家を改築っていうより、そのまま上手く利用しているって雰囲気です。






天保堂って名前は、御祖父さんがやっていた骨董屋の名前なんだそうな。
それが自家焙煎の珈琲専門店に。


二人席のテーブル、なんとジューキミシン！！


そして、ここにも裸電球。
いかにも信州らしい？センスだね。


僕のオーダーは、浅煎りの天保堂コーヒーと天保堂スコーン。
生クリームとルバーブジャムでいただいたこのスコーンはとても美味しかったので、
お土産に買ってきました。


山神様は、いかにも手作り～！
生地の詰まった感じのパウンドケーキ。


いつまでもぬくぬくとしていたい居心地の良さ。
でもカウンター席にそそぐ西日が弱くなり、窓越しに性悪娘が呼んでます、帰らなきゃ。


帰りは、望月からR142中山道を西進、大和橋でR152大門街道に入り白樺湖経由で
芹ケ沢からエコーライン。


諏訪南ICに入る前に、たてしな自由農場でお土産購入＼(^o^)／
さぁ、お前達、喰ってやるぞ～♪


朝9時半出発、19時半帰着、往復４００ｋｍのランチ。
久しぶりに「性悪娘」に乗りましたが、今日は一日良い子でした　ｖ（＾o＾

本当に美しく、素晴らしかった戸隠の森と池。

でも・・・・自然は素晴らしかったけど、整備された歩道、観光客、ルート上のカフェ・・・。
なんか、ほとんど故障の起こりえない国産高級車で高速道路をドライブした気分。
やっぱり、どこかに危うさを残したオンボロ英国車でワインディングロードを楽しむように
枝を搔き分け掻き分け、獣道を歩いて来よう。

で、独りやって来ました晩秋のアカマツ混合林。


霜が降り始める頃に出てくる晩秋の茸を採りたかったけれど姿は見えず、あったのは
腐ったクリタケだけ。


山の神様に、「何か、茸を出してくださ～い！m(__)m　」とお願いしてみる。


と、傷んだアカマツの周辺に


チャナメツムタケ～！　ｖ（＾＾
土ナメコともいわれるヌメリの強いキノコで汁物に最高！。
戸隠の蕎麦屋さんでも出してくれたキノコです。


辺りの落ち葉を注意深く除いてみると幼菌が一杯♪
まだまだ、これから出て来そう！


さらに彷徨うこと一時間、倒木に何か生えている。
ヒラタケかと思ったが、腐ったツキヨタケ・・・・ガッカリ。


だが、木が倒れる際に砕け散った破片からヌメリスギタケモドキが発生していました。
これも名前の通り、チャナメ同様にヌメリが強く汁物向き♪


破片に出ているということは、当然本体にも菌が回っていたはず・・・・っと探すと、
やっぱりね、倒木の反対側に最高の食べ頃の状態でニョキニョキと。＼(^o^)／




おまけに珍しいブナシメジも一株。


ここで１ｋｇほど採ったら、神様の御利益も終了したようで、あとは腐ったツキヨタケしか
見つかりませんでした。


陽の射し込む明るい晩秋の森もよいけれど、こうして霧の立ち込める風情も捨て難い。


霧に濡れた苔の緑が目に沁みます。


秋は、鹿の繁殖期。
近くで♂が、ピィーっと♀を呼ぶ。
戯れに口笛でピーっと返してみるとと、♂もピィーっと反応します。
キノコ探しにも飽いたので声の方向にすすみ、足跡を見つけて追ってみることに。


足跡を辿っていくと、３０ｍほど先に白いお尻が見えましたが、気づけば当然逃走。
でも、いっぺんに遠くまで逃げる訳ではないので、また10分ほど追うと追いつき、また逃げる。
そんな繰り返しを数度・・・。
薄暗い森の奥に忽然とやけに明るい場所が現れました。


約300坪ほどの広さの緑の絨毯。
苔自体は、珍しいものではありませんが、こんなに明るい環境でこれほど厚い絨毯は
珍しいです。


樅かと思いましたが、葉をよく見るとトウヒかな？


歩くことさえ憚られるような美しく分厚い苔。


名も知らぬ小さな茸が、気持ちよさそうに緑のベッドから顔を出していました。


獣達もここは遠慮がちに歩くかのようなトレース。
追っていた鹿の足跡もここで不明瞭となり、見失いました。


心和む光景と思っても、足元では生存競争が繰り広げられているのでしょうか？
少なくとも3種の苔が、それぞれの生息圏を拡大しようと争っているように見えます。


跪いて、飽くことなく苔に見惚れているうちに寒くなりました。
帰りは、奥藁科の市営温泉に立ち寄り体を温めます。


う・・・ん？
こんな看板、以前は無かったような気がするけどネ　（＾＾；


短い時間だったけど、やっぱりホームグラウンドは静かでいいなぁ♪

少しづつ食べて、残りひとかけらとなってしまった「舞茸」

今年最後のメニューは、お土産の「戸隠半生そば」にドーンと天麩羅を　ｖ（＾＾


これで来年9月までお別れ・・・・グスン・・・（ＴﾍＴ）