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U-TAN(う~たん)のブログ一覧

2017年11月05日 イイね!

山中徘徊時々エリーゼ・・・晩秋の山旅2日目

11/5 05:00起床。
外気温は氷点下だが、テント内は2度と暖かな夜だった。
今朝もお気に入りのチーズパンを直火でトーストする。
金ちゃんヌードルカップの中身はレモンティー。


06:20 出発。これから向かう大根沢山山頂部を朝陽が赤く染める。
2日目mapはこちらから。


間もなく、2127m小根沢山。
山名プレートは、夏に見た信濃俣山頂のそれと同一人物の手になる物のようだ。


この山の標柱石の印はちょっと変わっている。印は「宮」、その名も「宮標石」で戦前の
皇室所有地、御料林であったことを示しているらしい。


小根沢源頭のガレからは、台形の大根沢山がひときわ大きく見える。


本ルートの最低標高地点1840mの「アザミ沢のコル」に向けて約300mを下る。
コル手前1900m付近にも幕営適地があった。


07:40 アザミ沢コル着。


この付近は昨晩風が吹き抜けて冷えたようだ、霜柱が立ち


笹の葉も凍り付いていた。


コルの直下に、このルート唯一の水場である細い流れが見えた。


ここまで陽の当たらない北斜面を下ってきたので、暖かな陽射しにほっとする。


朝陽に輝く岳樺の白い幹が眩しい。


もう、このまま動きたくないなぁ・・・。


美しい小笹の道を行く、背後に見える稜線は畑薙第二への下山ルートだ。


何と、こんなところに地図の落し物。昨日の4人パーティの物だろうか?
地図無しで難儀をしていなければ良いが・・・。


溜息の出るような美しい道が続く。


大根沢、小根沢間に落ちる神明発尾根と深南部の山々。


文字通りの錦秋の山だ。


そして最も展望を期待してきた大根沢源頭。
この風景の中に自分の身を置いてみたくて、ここまで来た。


中央が夏に辿った信濃俣、そしてその稜線が続く右手奥に光岳。


宇宙まで見えそうな紺碧の空。


大根沢山頂手前から南側、辿ってきたルートを振り返る。
左手が大無限、やや雲のかかった三方峰と中央手前の小根沢山、そして一旦アザミ沢のコル
まで高度を落とし、再びここまで登ってきた。


09:40 大根沢山山頂は、だだっ広い薄暗い樹林の中。
水を飲んだだけでさっさと通り過ぎる。


大根沢北東尾根、2135m点の信濃俣西河内源頭付近。
夏に辿った大根沢山から信濃俣への激下りの稜線。


そして双耳峰に見える椹沢山と信濃俣。


いくら眺めていても飽くことの無い赤、黄、緑の織り成す山腹。


北側には、茶臼、上河内岳から遠く聖岳、赤石岳、荒川岳といった3000m峰が連なる。


11:15 大根沢山北東尾根2113m三角点、通称「田代沢の頭」


ここから畑薙第二ダム、白樺荘に続く南東方向へ伸びる尾根に向けて急斜面を下る。


薄暗い針広混交林が続くが、時折南方向から入る陽射しに透ける紅葉が嬉しい。


昨日の朝に登った小無限山頂が随分高くに見える。


未練たらしく水楢巨木の根元をジロジロ・・・。


1600m付近、田代沢側のガレから望む茶臼・上河内岳方面。


振り返れば、下降を開始した田代沢の頭がもう頭上遥かに。


なだらかになった尾根には広葉樹が増え、仰ぎ見てばかりで首が痛くなる。






山ノ神様の祠に無事な山旅を感謝する。


13:10 廃道である明神谷林道の切通し、放置されたブルドーザー前で大休憩。


考えてみたら景色に夢中で、出発してからろくに食べていない。
暑いほどの陽を浴びながらゆっくりと行動食を食べる、ウリハダカエデのテーブルクロス
が贅沢だ♪


珍しい姫沙羅or夏椿?の森を抜け


昨日早朝に辿った小無限北東尾根を見上げるようになると


この尾根の取り付き点。


ここからは、安全な林道をしばし歩くだけ。


14:35 戻ってきました白樺荘。\(^o^)/


行楽客でいつもより混雑した白樺荘で湯につかり、帰途につく。
途中、明神橋取り付きから小無限北東尾根を改めてじっくりと見上げてみる。


あ~、思い描いた通りの夢のような2日間だった。
今日は一日、誰にも会わなかったし、やっぱり秋の山って静かでいいなぁ。
さぁ、家では山神様が待っている。
帰~ろ!



Posted at 2017/11/07 21:03:24 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2017年11月04日 イイね!

山中徘徊時々エリーゼ・・・晩秋の山旅1日目

今年の茸採りも一段落。
気付けば、あっと言う間に目が覚めるような錦織の山々。

そんな一年で最も美しい季節、ゆっくりと静かな山を旅したいと思ったら矢も楯もたまらずに
テントを背負って独り家を飛び出した。
とは言っても世間は3連休、山もそれなりの賑わいになるだろうから入山者数の少なそうな
こんな周回ルートを選んだ。

詳しいmapはこちら

11月4日 05:40 畑薙第二ダム湖畔の赤石温泉白樺荘駐車場からスタート。

ダム堰堤の付近から目指す小無限山北東尾根が見える。
まずは、尾根上に立つ鉄塔までの急登が寝不足の体に堪えそうだ。


取り付きの明神橋、正式な登山口と言うものは無く、橋の向こう側の中電巡視道からの
入山となる。


いきなりの急勾配に息が乱れる、ひとしきり喘いで見下ろせば出発点の畑薙第二ダムが
見える。


落ち葉が時折踏み跡を隠す、マーキングを見落とさぬように。


一汗かく頃、夜明け前に仰ぎ見た鉄塔に到達。


東側、標高差約500mの眼下には、大井川がのたうつように流れる。


尾根に乗ると傾斜は緩み、爽快な気分で歩を進める。


天気予報通り、素晴らしい秋晴れになりそうだ。


北東側、大井川対岸には、白根南嶺青薙山辺りが望見できる。


そして目を南へ転ずれば、井川湖から小無限山へ続く古くからの登山ルートの難所、
鋸歯と呼ばれる尾根が見えてくる。


急峻な鋸歯大ギャップが目前に迫る。


すると、厚い苔の絨毯に覆われた北東尾根も再び勾配を増す。


10:30 本日最初のピーク、小無限山に到着。
休憩していると井川湖側から、若いカップルが上がってきた。
聞けば、男性は関東、女性は何と福島県から来たとのこと。
このマイナーな山もこの先の大無限山が200名山として知られるようになってから訪れる
登山者が激増しているようだ。


小無限山の少し先のガレ縁から大無限山を望む。
いつしか、さっきまでの青空は消え厚い雲が空を覆い始めた。


12:30 大無限山頂は霧の中。
おまけに強風も吹き荒れ始めた、大無限山を日帰りする先程のカップルと他数名の
登山者達は急ぎ足で来た道を戻って行った。


独り逆の西方向へ足を進める。
霧はますます濃くなり気温も低下、いまにも雨か小雪が舞いだしそうな雰囲気だ。
この付近で逆コースで日帰り周回するという若者とすれ違う、あんな強靭な脚があったら
・・・と、つくづく老いた自分の体が恨めしい。


冷たい風は北側から吹き付けるが、南側の寸又峡方面には時折薄日も射す。


大昔は、避難小屋が建っていた三隅池、今では小屋は朽ち果て池も湿地程度となって
しまった。


この辺りから小笹の美しい広い尾根となる。


一瞬、南東側に大無限山から派生する尾根上のピーク「風不入」を見ることが出来た。
この角度から見ると、完全な独立した山に見える。
このマイナーな山域でもより訪れる人の少ない山、あまり老いぼれない内に一度は
訪ねてみたいものだ。


ルートが西向きから北方向へ転ずる地点、2150m「三方峰」ピーク。


非常に美しい笹原の山頂で、予定ではここでテントを張るのを楽しみにしていたのだが
今日は風の当たりが強過ぎる。


幕営適地を求め、一旦ガレ縁を下った先にあるピークへ向かう。


ガレ縁から見る寸又朝日岳方面へ続く尾根、ここも一度は辿ってみたい。


14:30 次のピークの北側に風の当たらない場所を見つけた、小粒の雨が落ちてきた
ので急ぎテントを設営する。
幸い雨は数分で止んだ、時間的にもまだ早いがこの状況では先に進んでも展望は
得られないだろう。
明日の天候に期待することにして、山旅の宿にふさわしいこの場所でまったりと過ごす
こととする。


熱いお茶をすすっていると突然数人の足音と話声が聞こえてきた。
テントから顔を出すと、4-50歳台と思しき4人パーティが重い足取りで歩いてきた。
東京からとのことだが、やはり逆コースで何と昨日の朝に畑薙第二ダムを出発したのだ
と言う。
この先しばらくは風を避ける適当な幕営地がないから、この付近へ泊まったらどうかと
告げたが、明日中に帰れないと困るから少しでも先へ進みたいと霧の中を去っていった。

日帰りの若者がいる一方、2泊もする中年パーティもいるのだから自分の現状にも感謝
せねばならぬのかも・・・。

4人を見送って、しばらくうたた寝をしたらテントの外が明るくなった。
いつしか風は止み霧もはれ、樹幹から夕陽に照らされた大無限山が見えていた。
これなら彼らもどこにでも安心してテントを張れるだろう。


この夜は、ランプを点けずともテントの中がうっすらと見えるほど月が煌々と照る夜となった。

Posted at 2017/11/07 12:06:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2017年11月01日 イイね!

山中徘徊時々エリーゼ・・・シモフリシメジ

いよいよ11月、今年の茸シーズンも間もなく終わり。

シーズン最後を飾る「シモフリシメジ」、地方によっては松茸以上の評価を受ける美味な
茸だが、当地では如何せん発生量が少ない。
さて、今年も巡り合うことが出来るだろうか?

森の入り口の唐松林、まだハナイグチが残っていた。


でも、クリタケは既に終了。
胞子を散らしたヒダが真っ黒になっていた。


アカマツの林を丹念に見て歩く・・・あった!シモフリシメジ!!


だが、なかなかまとまった群れには当たらない。
別名「コノハガクレ」と言い、枯葉の下に半分くらい埋もれていることが多く色目も地味
なのでなかなか見つけにくい。


そしてドングリ林。
半月前、こんなに大きな熊さんの糞があったので


カメラをセットしておいたのだが


相変わらず写るのは、鹿、猪、猿・・・熊はまったくダメ。
特に今年は猪が多く、こんな超おデブも出現 (◎_◎;)


付近には、どデカイ猪の糞ばかりが目につく。


ドングリ林に点在するアカマツを見回るが・・・


シモフリシメジは見つからず、紅葉に見惚れてしまう。


午後になり、暖かな西日に照らされているとこのまま寝入ってしまいそう。
信州の山も良いけれど、やっぱり自分達の森が最高だなぁ (^^♪


さぁ、今日はこれまで。
のんびり帰ろう。


と・・・オー!
最後の最後に、山神様がシモフリ群落を見つけてくれた\(^o^)/


今日も山神様の御利益でそこそこの数が採れた。
さぁ~て、どうやって食べようかなぁ v(^^


Posted at 2017/11/02 17:47:00 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「良く曲がる ^_^ http://cvw.jp/b/1240840/48330458/
何シテル?   03/24 11:23
U-TAN(う~たん)です。 性悪娘エリにドナドナして S660に乗り換え。 高齢者には、軽スポーツで充分です。
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