• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

U-TAN(う~たん)のブログ一覧

2019年05月17日 イイね!

「山中徘徊時々エリーゼ」・・・コシアブラ

先週ちょっと早過ぎたコシアブラ、1週間待って待って再び森へ。

お~!開いた!!
青空に映える眩い萌黄色、何と心踊る色だろう♪


低い枝は、手元がカギ状になった山菜杖(我が家の私的な呼称)でちょいと引っ掛けて引き寄せる。


だが、コシアブラの木は、一番低い枝が3m以上の位置にあるのが普通。
おそらく若木の頃、低い位置に出た芽は鹿に食べられてしまう為だと僕は考えている。
だから最初の枝に掴まる為には、こんな工夫も必要になる (^^;


左の状態がペースト用、右は天麩羅に最適だ。


大木2本分で50Lザックに一杯、もう充分、収穫終了。


先週に比べ、随分と緑が華やいできた。
足元の苔にも春の喜びの気配が漂い始めている。


ちょっと回り道して、在庫切れの蕨も補充していく。


そして、山神様が夜なべをしてコシアブラにチーズや松の実を加えたペーストを作ってくれた。
一年分の在庫は冷凍庫で保管、カナッペの具にしたりパスタに使ったりして楽しむ。
さっそくクラッカーにのせてワインで味見~♪
名前の通りの油を感じさせる独特の香りが、そうなることが運命だったかのようにチーズや
松の実の脂肪分と融け合って口中に広がる。

今年もこうやって、無事に二人揃って新しい春を味わうことが出来る幸せに乾杯だ!
Posted at 2019/05/19 02:11:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月10日 イイね!

山中徘徊時々エリーゼ・・・山菜採り

10連休が、終わった。(毎日日曜の僕には関係ないけど)
世間が静かになったところで例年のように山菜採りに出掛けた。

標高1500mでは、まだ桜が見頃だ♪


毎年、沢山の恵みをもたらしてくれるコシアブラの大木。


何ということだろう、まったく芽が膨らんでいない。
昨年の同時期には少々開きすぎていたのに、蕨同様に春先の低温が響いたようだ。


やむなく別のコシアブラを求めて標高を下げる。
と言ってもこの季節、春の息吹を感じながら歩いているだけで心地良いことこの上ない・・・。


少し歩きにくい枯れ沢を辿って別の尾根へ移動。


すると、枝ぶりの良い超優良物件を発見!!
これだけ低い位置から数多く枝分かれしたコシアブラは、そうそう見つかるものではない。


やはり、もうちょっと待ちたい状態なので天婦羅用に大きめの芽だけ必要最低限を頂く。
収穫適期は来週だネ。


続いてコシアブラの天麩羅のお供を捜索。
明るい芽吹きの唐松林、フカフカの落ち葉の上を歩くと足先から体の芯までほぐれてくる。


見つけたお供は、丸々と太ったタラの芽。


あ~、こりゃ一番美味しい時期だわぁ~ (^^♪


コシアブラには早過ぎたけど、期待していなかったタラの芽がたっぷり採れた。
収穫を早めに切り上げ、あとはノンビリ二人で春の陽を浴びて寛いだ。

Posted at 2019/05/15 23:15:00 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月05日 イイね!

「山中徘徊時々エリーゼ」・・・御船祭り

GWの初め、松本に住む孫娘が独りきりで我が家に遊びにやってきた。
小学校2年生が、初めて家族と離れて大丈夫かな?と思ったが、予定通り1週間を爺婆と
無事に過ごすことが出来た。
そして5月4日、彼女を送り届けながら以前から是非一度見たいと思っていた松本入山辺
地区にある須々岐水(すすきがわ)神社の御船祭りを見物することとした。

松本の東側、美ヶ原の裾野の広がる入山辺の里は、この時期リンゴの花が咲き乱れる。


この田園地帯の杜に須々岐水神社はある。


古く867年(貞観9年)には、『日本三代実録』その存在を示す記録が残る。


ここで行われる「須々岐水神社例大祭」(通称:御船祭り)は、里に田植えの始まりを告げ、
秋の豊作を祈願する伝統行事だ。
入山辺地区では、9つの町会(薄町、湯の原、新井、下金井、荒町、西荒町、上金井、藤井、
兎川寺)がそれぞれ1台の山車を所有する。
この山車は、町会により多少の差はあるが、本体の高さ約5m、横幅約2.8m、奥行き約4.4m。
左右に一本の担ぎ棒をつけ幕を張りめぐらして船の形に似せ、車輪は一対だけである。
(薄)

本祭の時は、この船を曳きながら上下左右に揺らし波を越えていく様を演じるので実際
以上に大きく見え、重量感もあるので船体の動きやそれを担ぐ青年の勇ましい姿に注目が
集まるそうだ。

5月4日は、宵祭り。この日は、町会地域ごとに各地区の船を曳いて回る。
従って、すべて見物するには祭りの始まる2時半から夕方までに9地区を回る必要があるが、
狭い生活道路に交通規制も加わることから車では不可能。
かと言って歩きでは間に合わないので、いつものように走り回ることに。
「とは言っても広いわ~!こりゃ」


目印は、各地区ごとにある神社の幟旗。


まずは、藤井地区の船倉へ(山車の保管庫は船倉と呼ばれている)


続いて、隣の上金井地区。
(9町会の内、山の手にある藤井、上金井の2地区は坂がきついことと後継者難で宵祭りの引き回しは行わない。)


夕方まで一生懸命走り回ること11km、何とか全地区の曳き回しを見ることができた。(新井)


掛け声も勇ましく船首を上げて。(湯の原)


こんな狭い道も植木をかすめながら通り抜けていく。(下金井)


翌5日の本祭り。
早朝から各町会から会場である「須々岐水神社」まで御船が曳かれていく。
この日は、すべてを見ることは出来ないので最も遠い藤井の御船について行く。
狭い坂道を船尾を引っ張ってブレーキを掛けながら出発。


幟旗をくぐると掛け声が一段と大きくなる。


常念岳から燕岳辺りの白い北アルプスを背景に緑の海原を進む御船は、まるで御伽話の
情景のようだ。


その昔、高句麗から渡来した信濃国人に「須々岐」の姓が与えられ、この姓が須々岐水
神社の名で残り、この「須々岐水」は近くを流れる「薄川」が由来と言われる。
そして、水を張られた田に浮かんだ御船には、海を渡ってきた高句麗からの渡来人の
思いが映されているとか・・・?


屋台の4本の柱につかまって掛け声を上げる「4本柱」の大役は、かっては誉であった
ようだが、今では若い成り手が少ないようだ。
彼らが、何故ネクタイをしているのか奇妙に思って地元の人に聞いてみたが、理由は不明。
ただ4-50年前には、既にこのスタイルだったらしい。


須々岐水神社の参道に9隻の御船が、集結。


全乗組員が集まって御祈祷。


そしてメインイベントの鳥居くぐり。
船の大きさが、鳥居いっぱいいっぱいに見えてとてもスリリング!(上金井)


『せ~の、来い』の掛け声とともに息を合せてお船を操り、フルスピードで鳥居をくぐり
抜けて、即座に右コーナーへ突っ込んでいく。(上金井)


4本柱は、この時とばかりに身を乗り出して気勢を上げる。(湯の原)


まるでF1並み?のコーナーリング!
各町会の応援団から「もっと早く!」っと声が掛かり、観客も最高に盛り上がる。(湯の原)


9隻全てが境内に入り、神事を待つ。


その間が、各御船に施された彫刻の鑑賞時間。(藤井)


御船は、多くが江戸後期に諏訪の名匠立川一門によって造られた。(薄)


特にその彫り物は文化的な価値も高く、9隻全てが長野県の県宝に指定されている。(湯の原)


多くの御船が作られてから100年以上たち、彫刻がひび割れたりしているほか、お船の損傷が
全体的に激しくなっている。しかし、修理には多額の費用がかかり、各々の町会でその費用
を工面することが出来ないため修理が難しい状況にあるそうだ。(新井)


やがて巫女の装束に身を包んだ少女たちが本殿に上がり


艶やかな舞が、奉納される。


そして、最後に各町会の五穀豊穣・家内安全を祈り、お払いを受けた御船が各町会に向け
曳かれて行く。これは、神様からいただいた祈りをお船に載せて町会まで持ち帰るという
意味があるらしい。また、遠い昔、薄川の水利権を巡って起きた争いを治める為に始まった
との説もあるようだ。
農業従事者の減少による後継者難、御船の維持費用など困難な課題があるとのことだが、
永く続いて欲しいと願わざるを得ない価値あるお祭りだった。





Posted at 2019/05/14 18:53:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「良く曲がる ^_^ http://cvw.jp/b/1240840/48330458/
何シテル?   03/24 11:23
U-TAN(う~たん)です。 性悪娘エリにドナドナして S660に乗り換え。 高齢者には、軽スポーツで充分です。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2019/5 >>

   1234
56789 1011
1213141516 1718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

リザルトジャパン カーボンハードトップタイプ2 取付その2 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/10/16 17:03:10
お散歩 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/27 15:15:22
カーボンサイドシルカバー取付け 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/10/24 00:30:33

愛車一覧

スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
15年乗ったパジェロミニの後継機。 これが、人生最後の車か・・・・?
ホンダ S660 チョロQ (ホンダ S660)
エリーゼから乗り換え。 期待は、裏切らなかった。
ホンダ N-ONE RS (ホンダ N-ONE)
妻のお買い物車。
三菱 パジェロミニ 孝行息子 (三菱 パジェロミニ)
山岳悪路、雪道、ジャストサイズでどこでも行けるスーパー4WD。              ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation