Ｕ-ＴＡＮ（う～たん）のブログ一覧

「一日だけ長男を自由にこき使って良い券」という父の日プレゼント。
天候と休みが嚙み合わずになかなか受け取れなかったが、僅かな梅雨の晴れ間を
縫ってようやく権利を行使することがができた。

父の希望は、標高1600ｍ超えの高所にある地元の岩場（５月にゴローと一緒に
下見）で父子二人だけのクライミングを楽しむこと。
不便な場所だけあって訪れるクライマーも限定的、僕達親子にとっても初めての
岩場だ。
雨こそ降らないが、時折、霧がかかって辺りが霞むような天気。
僕らの他には誰もいない。


支度が済んで、息子は「最近、岩登りはしてないからどうかなぁ・・・？」と言う
がその前腕は相変わらず逞しい！


ウォーミングアップ用の優しいルートは、前日までの雨の染み出しがあって登れ
ないので、のっけからそこそこ厳しいルートに取り付く。
ここ最近、訪れた人もなかったようでホールドには土や苔が詰まっていたが、長男はブラシを持って登りながらクリーニングをしてくれる。


ホールド掃除、ロープセットと至れり尽くせりの「父の日クライミング」♪


息子が登っているのを見て、もう少し楽なルートかと思ったが、核心部を簡単には
こなせず、あえなくテンション。


午後は、この岩場を代表する３段のオーバーハングを越えていくルート。
息子は一度目はクリーンナップ、二度目で簡単？に完登。


身体能力の衰えた父は、ハング越えの恐怖に悲鳴を上げながら息も絶え絶え、
鋭い岩角の擦り傷で血だらけになりながら何とかトップアウト。
叱咤激励されながらも息子がロープを確保してくれているというのは、何物にも
代えがたい安心感。


望みの叶った父は、もうくたびれ果ててフラフラ。
息子に抱きかかえられるようにして記念撮影。
今日一日だけは、最後まで優しい。

さて、来年もこんな父の日プレゼントを受け取ることが出来るだろうか？

日増しに暑さが本格的になってくる、快適な春はあっと言う間に過ぎさり、高齢者に
は嫌な季節がやってきた。
もうオープン適期は終わりで、エアコンをスイッチオンしても暑さを凌げなくなる。

で、今年前半のエリ乗り納めにやって来たのは山神様ご希望の信州伊那の寒天パパ
ガーデン。


思っていたより広大な敷地。
案内板を見ると山野草園に加えてレストランや美術館、物販施設もなかなか多い。


山神様の第一のお目当ては、ここに咲くという笹百合。
自然の中ではなかなか見かけることが少なくなったが、その可憐さは山野草の中
でも特筆すべき存在だと思う。
まずは、山野草園へ。


ちょうど、紫陽花が見頃。
ほとんどがヤマアジサイらしい。


いろいろな色の花が咲いていたが園芸種なんだろうか？


シモツケソウ


ホタルブクロ


初めて見る黄色い九輪草、赤紫色だけだと思っていたが驚いた。


そしてお目当ての笹百合・・・なんとまだ蕾。


ちょっとがっかりした山神様、本日第二の目標の低カロリーランチを食べるべく
寒天レストランへ。


僕は、一押しの「寒天麵」梅鰹味。
もちろんあっさりだが、お味はなかなか。
ボリュームは、かなりあるので取り敢えず腹は膨れる。


山神様は、「寒天パスタ」、トマト味とクリーム仕立てのセット。
食感はパスタとはまったく違うが、こういう食べ物なんだと思えばそれなりに
美味しい。


日向は少々暑いけれど、木陰のオープンデッキは涼しい風が吹き抜けて快適♫
ご機嫌で低カロリーランチを召しあがるが、一食だけじゃね・・・？


食後は、園内散策。
苔の管理もなかなか素晴らしい。


・・・と、一輪だけ満開の笹百合発見！
これで伊那まで来た甲斐があったというもの　(^▽^)/
笹百合にはいろいろな亜種があるらしいが、これは花が大きい。
信州産だろうか？


最後は、伊那食品の会長が惚れこんで常設美術館まで建ててしまったという植物
細密画家「野村陽子氏」の２５周年企画展をゆっくりと堪能。
朝ドラでは、「牧野富太郎」の細密画が話題だが、野村氏の作品にも感動。
当然乍ら、館内は撮影禁止。


本当に久しぶりのエリでのドライブ。
これでまたしばらく夏休みだな・・・さ、帰ろ。

先週の大雨以来、毎日鬱陶しい天気が続く。
そんな中、梅雨の中休み的な貴重な晴天。
以前から一度登ってみたかった蓮華ツツジの山「横尾山」へ。