榛名颪のブログ一覧

陸前高田市の震災遺構　下宿定住促進住宅です。
当時は海に近い5階建の建物が2棟建っていて、うち海側の1棟が遺されました。
津波は海抜14.5mの5階床上に達し、4階以下は壊滅状態だったようです。
地上から見ると、14.5mは見上げるような高さ。
住民の皆さんは怖かったですよね…










ここから国道45号を仙台方向にちょっと行くと、「奇跡の1本松」で有名になった場所があります。現在は道の駅兼震災伝承館になっています。
下の写真は震災伝承館ロビーから海の方向を眺めたところです。
防潮堤が高くて海が見えない。
奇跡の1本松は、この防潮堤の右手奥になります。

13年前の津波は、大槌町にも大きな被害と犠牲を与え、観光船が民宿の屋根に乗り上げるという事態まで発生しました。
「すずめの戸締まり」でも幼い頃のすずめの回想で、「母を探し回るすずめが民家の屋根に乗り上げた漁船を見てギョッとする」シーンはこれがモデルだったのではないかと思われます。
現在は観光船も民宿も取り壊されて更地になっています。

さて、国道45号を南下して、「すずめの戸締まり」の終盤にすずめと草太が別れた駅のモデルとなった駅に来ました。





駅舎内は地元の高校生が列車待ちしてたので、撮影しませんでした。

3月11日、「あの日」から13年目です。
今、岩手県宮古市に着きました。







ということで、今日は「すずめの戸締まり」のヒロイン岩戸鈴芽のお母さん（岩戸椿芽）の命日（13回忌）でもあります。