さて、昨日の続きを・・・
内装ですが、今までの「アルピナ」と同じで(特にB3)普通のE90とあまり変りません・・・ただ、アルピナウッド、メーター、ステアリングの3点セット(笑)でやはり「アルピナ」になってくるから不思議です。
アルピナウッドパネル・・・きっと、またメチャクチャ高いんだろうなぁ・・・
独特の色のアルピナのメーター・・・メーターは310kmまでで、カタログの最高速は285kmです。アルピナの場合、書いてあるということはどのモデルに乗っても「ちゃんと」285kmは出る!ということです。実際、E46のB3Sでも285km(メーター読み)はちゃんと出ます!
アルピナステアリング・・・永い間、守ってきたあの独特の「細く、繊細な」ステアリングの感じはだんだん薄れてきていますが、それでも「M」に比べると「細く、硬い」ステアリングです・・・
本来なら、ドアの部分にもアルピナの美しいステッチが入っているはずですが・・・プロトモデルのため、黒のままでした・・・
「アルピナの証」シリアルナンバープレートもちゃんと付いていました・・・(ピンボケですみません:汗)
たぶん、アルピナというより、E90に付いているのだろうと思いますが・・・
しかし、税込み995万は高いですね!(まあ、M3、RS4と比べて特別高いというわけではないのですが・・・)。カタログを見ると、例によってフルオプションでニコルが入れています(今回からは何とダコタレザーまで標準です!)。アルピナデコラインでさえもオプション(本国ではそうです)の「素」のB3を入れて、せいぜい800万ぐらいにしてくれれば・・・と思うのは私だけではないでしょう!!
また、今回の展示は「アルピン・ホワイト」でしたが、「アルピナブルー」はオプションで約30万だそうです。嬉しいことに、「アルピナグリーン」が復活していました(飛騨ツーリングに参加していただいた、
zensanさんのアルピナグリーンを見てから、頭から離れません)。しかし、何故かアルピナブルーより10万円高いオプションだそうです・・・
今日はまさに「五月晴れ」。こんな気持ちの良い天気の日に、緑の中に揺れる「アルピナブルー」の旗はとても映えていて綺麗でした・・・
さて、駆け足でご紹介した今回のイベントですが、やはり、いくら高いモデルが売れてもこれが売れないと「NICOLE」もまずいわけで、かなり力を入れているのが分かりました。
以下は、お暇なときに読んでくださいね~
今回、最初に謳われていた最高出力ですが、360psから370psに変更されていました!最大トルクは一緒なので、これは日本向けの特別なプログラム変更みたいです。
アルピナにとって、日本市場がとても大事であることと、日本の顧客(メーカーも)が相変わらずカタログの最高出力に拘っているかがわかります・・・やはり、M3より50ps以上も出力が少ないと売りにくいのでしょうか(笑)
また、簡単に10ps上げれてしまうところが、「ターボ」なんだな~と少し淋しい気分でした(NAで10ps上げるのは相当な苦労があるはずです)。「ターボ」は元のエンジンが優秀なら、後は耐久性さえあれば、幾らでもプログラムで味付けや出力を変更できるので・・・(でも、簡単なことなのではなく、弄った人のセンスが出るので余計難しいことかもしれません)
370psでガッカリする方もいるかもしれませんが、しかし、カタログ値の「51kgm」というトルクは尋常ではありません・・・低速でのトルクの出方に驚いた335iで「40.8kgm」、あのM5でさえ「53kgm」に過ぎないのです。ちなみに、比べる方が多いと思われる「V8・M3」は「40.8kgm」に過ぎません。
このスペックだけでM3とB3の走りを想像(想像の世界なので非合法です:汗)すると、「街中」、「ストップ&ゴーの多い首都高」等は速さのみを見たら(普通の人が運転するなら)、B3が圧倒的に楽で速いでしょう。郊外の高速、湾岸等でも、250kmを越えても余裕で加速するB3が速いでしょう・・・M3は急なカーブの多い首都高、峠、一部の路面の悪い高速(アルピナの脚の柔らかさは左右のうねりはM3よりリアのトラクションがかかり、上下のうねりはM3より極端にトラクションが抜ける傾向にあります)ではM3が速いと思います。
このため、リミッターを切ってよっぽどバランスの良い改造をしたM3でないとB3にちぎられる可能性があります。これを読んで、「自分がアルピナに乗っているから、礼賛の文章か!」と思う方が多いかと思いますが(笑)たぶん、これだけトルクが違っていれば、このような事は実際に簡単に起こると思います。(峠やサーキットでは、脚の柔らかさとブレーキの性能から間違いなくM3が速いのでご安心を・・・)
それでは、今、自分で買うとしたらM3よりB3を取るかと言われれば、「?」なのです。先ほど想像したように、日常の80%はB3が快適で速いのは間違いないでしょう!しかし、どちらのエンジンに感動するかといえば、今回は「M」のエンジンかもしれません・・・8400rpmからレッドゾーンに入るその回転に痺れてみたいとも思うのです。
もう一つの冷静な自分。乗っているなかで、「8400rpm回せる機会が乗っているなかで何%ある?」しかも、「トルクが細いのに「85kg」もM3のほうが重いんだよ!」(M3→1655kg、B3→1570kg)・・・所詮、どちらもGTといえる「重さ」と「大きさ」になったのなら、諦めて万能なB3か・・・「M3ならE30をいい状態にして乗りなよ」・・・うーん、実はこういう「妄想」が楽しかったりして。
でも、今、「手組み」のエンジンのクルマ3台(B3S、キミーラ、天使のZ)に乗っている私が言います。間違いなく今回、一瞬のきらめきがあるのは「回した時のM3」。
さてさて、B3に乗る前の「結論」は贅沢に「街乗り」として乗るなら「B3」殆ど全ての場合に対応できるでしょう。メタルトップのカブリオレであれば言うことなしです。「wataさん」のように、エンジンと会話しながら、一人で空いた一般道を走る機会が多いなら「M3」としておきます(笑)
えっ、わたし?私は「E30・M3」をエンジン組みなおして、Motecで制御してフルチューンして乗ります(笑)・・・・
Posted at 2007/05/15 10:05:44 | |
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