「こだま」のブログ一覧

「ガソリン」

　庶民的な疑問でガヤルドを見ると、「ガソリンて何Ｌぐらい入るの？」と思う方もいるかもしれません。わたしも、実際乗るときに、まず、考えました・・・

　で、実際は、燃料タンク→80リットル、エンジンオイル→10リットル、冷却水→20リットルと、5000cc・V10・520psとしては、良識の範囲内だと思います。

　次に、もっと気になる燃費ですが（私には大事：笑）、忘れましたぁ・・・確か、キミーラと変らないと思った記憶があります。渋滞で４～５km/L、通常走行で５～６km/L、高速で６～８km/Lだったと思います・・・

　意外と良いと思いませんか？

「オープン」

　さて、このモデルの肝である、オープンの話ですが・・・先に、オープン時のボディ剛性について。このスパイダーに乗って一番驚いて、しかも感動したのが、この点です。開けて走っても、ホントに「ミシリッ」ともいわないのです。極限の運転をしていないので、分かりませんが、剛性不足を感じることは、ほとんど無いといっていいでしょう！アウディ恐るべしです。

　オープンの話に戻りますが、ガヤルド・スパイダーのルーフ開閉システムは、電子制御システムと電子制御油圧アクチュエーターを使って、非常に複雑で凝った仕組みになっています。わざわざリアのカーボン（！）のボンネットを開けて、ルーフをしまうのです。しかし、ボタンを押して、たった２０秒で開閉が可能なので、見ていて飽きません。ただ、故障したら大変そう・・・とは思います。あっ、ソフトトップの色まで、お洒落な濃いブルーになっています！

　屋根を開けた状態で、最高速３００ｋｍ以上を実現するそうですが、乗ってみて、あながちウソではないなというのが感想です。もし私がガヤルドを買うとすれば、飛ばしても、ユックリ走っても気持ちいい（シックで綺麗な色の）スパイダーを絶対選ぶでしょう。

「操作系」

　このガヤルド・スパイダーは、「e-gear」と呼ばれる、いわゆるセミ・オートマが選ばれていました。通常のシフト操作をする場所には走行モードの選択ボタンしかありません。シフト操作は全てステアリング後方のパドルシフトで行います。ちなみに、ニュートラルに戻す時は、左右のパドルを両方引きます・・・

　エンジンは普通にキーを捻ってかけるタイプです。（最近は、キーの存在が希薄になり、エンジンはキーを挿さなくても掛かったり、ボタンを押して掛けたりといろいろありますが、私はいつまでも、キーを捻ってエンジンを掛けたいですね ）ライトとウインドウの操作が、モニターの下にあるのは、少し慣れがいるかもしれませんが、最近のＴＶＲほど、変ってはいません（笑）。ステアリング形状やその他、操作感もとてもよく、ちょい乗りでも違和感無く操作できると思います。

　ただ一つ残念なのが、スイッチやメーター周り等に、アウディっぽいものが、使われていることです。折角の高いクルマなのですから、いくら親会社だからといってそういう夢の無い使い回しは辞めて欲しいものです・・・

　ちなみに、確かカップホルダーは無かった気が・・・・

「内装」

　シートのついでに、内装についても少し書いておきます。写真を見れば、分かるとおり、内装は革をふんだんに使っています。（まあ、２５００万もするのですから・・・）

　ただ、このモデルはランボルギーニ・ジャパン社長のザンボットさんが、自ら選んだ仕様で、外装色に合わせて、とてもお洒落なブルーのカラーが使われています。

　写真のように、ダッシュボードも革で覆われていて、助手席にはプレートまで埋め込まれています。クルマにあまり興味がない女性でも、この助手席に乗れば、かなりマイってしまうのではないかと・・・・しかも、女性が好きなイタリア製の革製品に通じるテイストが、この内装にはあるのですよね。

　ステッチと、シートの淵は薄いベージュでパイピングしてあって凄く感じ良く仕上がっています。クーペなら、よくある黒内装のスパルタンなイメージもあり（私はあまり好きではありませんが）ですが、せっかくのオープンならこのような、シックですが綺麗な内装で乗りたいものですね・・・

「シート」

　ガヤルド･スパイダーのシートですが、実は、出来が凄く良いので関心しました。シートの好みは、人それぞれだと思いますが、私の好みは固めのシートです。普段、自分のアルピナＢ３ＳとレガシィＢ４にレカロを入れていると言えば、何となく分かるかもしれませんが・・・

　シートは、上質な革できているのですが、何と言っても、まず、その剛性感が凄さに驚かせられます。シートが硬いのではなく、その取り付け剛性が凄いのです。「ミシリ」ともいいません。取り付け部分の剛性が高いのが感じられるということは、ボディの剛性も必然的に高いといえるでしょう。ここでも、アウディのアルミスペースフレームの良さが出ているとおもいます。

　シート自体は、硬いわけではないのですが、上記の理由で、自分のレカロより硬めの印象がありますが、決して不快ではありません。むしろ身体にフィットして快適です。が、良くも悪くも路面の状況が良くわかるシートです。挙動が早いミッドシップでは大事なことかもしれません。

　こう書くと、乗り心地がゴツゴツ悪いイメージかもしれません。ところが、乗り心地はいいんですよ！ここでもアルミが影響していると思われますが、高速などの継ぎ目で、「ガタンッ」などと跳ねることはまるでない、しなやかな足なのです・・・