
しばらく更新しなかったのでタイトルから「初夢企画~」は消しましたぁ(笑)・・・
さて、今日は山坂道を走った時の印象を書いてみます。(実際に走った日にちは、去年の秋です)ドライブ日記というより、クルマに対しての印象だけピックアップします。
「本気」で走ったコースは、
会津坂下から、国道252号を使い、
田子倉湖を通って、
新潟県の小出に抜ける、豪快なルートです。(写真は
田子倉湖にて・・・)
この辺は、
秘境ともいえる、冬の自然の厳しいところで、以前、
奥只見湖まで行ったときは、
とんでもない道だったので、道がちゃんと舗装されているか?道幅はどうなのか?が、心配でしたが案外よい道でした。
さてさて、
只見線の只見駅を過ぎてからは誰もいなくなったので(ホントに)、遠慮しないで飛ばします(もちろんオープンで!)。背中からは、気持ちの良いEX音が響き、これだけで幸せな気分になります(←変態?)。最初は、飛ばしても気持ちよいだけでしたが、田子倉ダムを過ぎたあたりから真剣になってきます。
登りはまだいいのですが、
六十里越トンネルを過ぎて下りに差し掛かると(この辺りは、ホントに自然が雄大な上に、走りがいがあります!!)、一気に余裕がなくなります。ミッドシップはFRほどリアの挙動が穏やかではないので、シートから伝わるセンサーを最大限に働かせて(このセンサーが私と巧い人では大違いなんですよねぇ・・・)、慎重にブレーキとアクセル操作をします。が、踏まないとクルマの本質が見えないので、踏みます・・・
こうなると、カーブの半径にもよりますが、自分のクルマではないのでパドル操作が間に合わなくなります。(こういう時に、MT派の人を尊敬します。私は、ATのパドル操作さえ間に合わないのに、適切なギアと回転数とブレーキとクラッチ操作を瞬時に選択・操作するのですから・・・)ハッキリ言って、リアが滑らないギリギリでブレーキを踏むので精一杯なのです。苦肉の策として、都内の走行では、あまり使えなかったAモード(自動変速モード)のボタンを押してステアリング操作とブレーキ&アクセル操作に専念します。
するとどうでしょう・・・予想もしなかった結果が起こったのです。あれだけ使えなかったAモードが、私の意志とほとんど違わずに変速し始めたのです!やはり、クルマ好きなイタリア人が考えただけあります。ここで
本領発揮なのです。しかも、パドル操作に気をとられなくなった私は前よりも速くスムースなペースで走ることが出来るようになりました。
そうなると、今度はブレーキ踏むとシフトダウンまで勝手にしてきます!!パドルの自分じゃ落とすかそのままか、迷う処でです!「へー、そうなんだぁ!」と独り言がでながら、更にペースアップできます。しかも、車速やステアリング角度、ブレーキの強さに合わせて、1段落としたり2段落としたりします(しかも、一瞬で)。 まさに
至福の時でした(←変態?)。「e-gear」侮れません。それに「A」モードも・・・渋滞の時にクラッチ繋ぐのが面倒でAモードが造られた訳ではないのです。私のような、MT下手でも(これでもキミーラでかなり巧くなったのですが:涙)、思い切り安心して飛ばせるように造られたモードなのです。
もし、これがMTモデルなら、私の場合、せいぜい、ブレーーーーキ、ヒール&トゥ(遅い)、ギアダウン、ステア操作、(すでにスピードが落ちているので)カーブの途中から豪快な加速(エンジン音とパワーとMTのダイレクト感を楽しむ)という程度で、ブレーキを残してカーブに入ることや、カーブで逃げ気味のフロントを左足の「ちょん」ブレーキで荷重掛けたりする楽しみは出来なかっただろうなと思いました。
やはり、クルマの本質はある程度、走ってみないと見えないものですね・・・クルマ好きの方は、MT至上主義の方も多いですが、
こと速く安全に走ることに関してはATもありかなと思いました(今やF1もATですし)・・・そういえば、T師匠がドイツのニュルでM3(全てSMG)のドラトレに出たときに、ドイツ人の先生に「SMGにしてから、ドラトレ中の事故が大幅に減ったから、全てSMGにした」と言われたそうです。しかし、逆にMTをもっと巧く操作したいと思ったのも事実です←だって、
カッコイイんだもん
Posted at 2007/01/24 18:43:12 | |
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