
先日載せた時計ボールウォッチ(
左)、インデックスのマイクロ・ガスライトを交換と書きました。(
右 リメス ウォッチ)
マイクロ・ガスライトとは暗くなっても時間が認識しやすいようにする為にインデックスを光らせるシステムで小さく細いガラス管の中にトリチュウムガスを閉じ込めた代物です。
(この辺は前回のブログと重複していますw)
昔の夜光はラジウム(放射性物質)に始まり、安全性の面からトリチュウムに代わり、近年は更に安全性が高く半永久的に機能するルミノバが主流に。
※ロレックスではクロマライト開発&使用と言われておりますが、私にはルミノバのブルーカラーバージョンと何がどう違うのか全く分かりませんw(教えてエロイ使徒)
で、結局の話しトリチュウムとルミノバの何処が違うかと言うと 「 自発行 」 か 「 蓄光 」 の違い。
トリチュウム(現マイクロ・ガスライト) = 自発行 ・ 12年程は常時発光しています。
ルミノバ = 蓄光 ・ 光(紫外線領域)を取り込みゆっくり放出(原理とか書けんw)
こんな感じなので、マイクロ・ガスライト(トリチュウム)が搭載されている腕時計は光を浴びることのない真っ暗なボックスの中でも常に光り続けています。
一方ルミノバは光(紫外線領域)に当ててチャージ(違w)しておかないと発光出来ません。
これだけ見るとマイクロ・ガスライト(トリチュウム)の方が便利そうですが、トリチュウムには半減期があり10年超えた辺りから光量(光度)が減少し、12年以降は発光を確認するのが困難になります = 光物としては役立たず、交換必須w
比較対象のルミノバは蓄光なので光(紫外線領域)を当ててエネルギーを充填(イメージ)しておかないと発光出来ない代わりに使用期限等なく半永久的に機能します。
※どの位の光度(カンデラ)でどの程度の光量(時間)をチャージすると何時間発光出来るのかとかテストしたことはありませんし、するつもりもありませんw
と、こんな感じで機能・性能と言った面では一長一短があり甲乙つけ難いですが、ガスライトはガラス管を使う所為でインデックスデザインに制約が掛かる事や半減期での交換が必須な点がネックで一般には浸透しにくいと考えていますw
ま、ガスライトは癖が強い分周囲の人間と被り難くく、天邪鬼な私にボールウォッチはピッタリな時計でしたw
折角交換したので劣化する前に実機でトリチュームとルミノバを比較してみます。
● 夜間の見え具合や発光時間を軽く検証。●
今回は正直かなりルミノバに不利な条件かもしれません。
・時計を左右両腕に装着して半日を過ごす。
・室内作業、休憩時間以外は長袖を捲くり作業。(両手に時計・馬鹿丸出し)
・19時退社、弁当買って21時に帰宅、夕食後に計測開始。
帰宅時、自宅では長袖の為、19時から22時までは長袖だった為どちらの時計もほぼ光に触れず。
ただし、セッティングの間20分くらいはシーリングライト(LED)の光に当たっています。
態とルミノーバに強めの光(ブラックライト等)を当ててから観察することも出来ましたがそれをやると 「 自然 」 ではなくるので今回は 「 日常 ・ 生活環境化 」 での比較の為に見送りました。
因みにスマホでこのブログの画像を見ると真っ暗で本当に光ってる?と感じますが、極力目視で見た感じに近付けていますw
(加工で鮮やかにするのは簡単ですがw)
↓
腕時計夜光比較[フォト×6枚] ↓
フォトギャラリーに飛びます。

開始時
左 ボールウォッチ DM1028C-SAJ-WH
2006年11月購入
マイクロ・ガスライト自発光(
2019年オーボーホール・夜光インデックス交換直後)
右 リメスウォッチ U8787B-LA2.1
2015年7月購入
ルミノバ蓄光
観察一時間後の結果はフォトギャラを見てやって下さいw
※ 追記 ※
以前時計フォーラムで素晴らしい実験検証の投稿を見てブックマークしていたものの~お気に入りって内容確かめずに整理する傾向があって消してしまったり~何処に入れたのか分からなくなってしまってましたが・・・
お気に入り欄をどうしても見返してみたかったので再度ググって探しましたので忘れないように覚え書きとしてこちらににリンクを貼っておきます。
夜光・蓄光・自発光に少しでも興味があったら是非飛んで見て下さいッツ!
●
Mega LUME TEST >>> 34 Divers and 9 Chronos <<<
・
https://www.watchuseek.com/attachments/a_lume14-jpg.1322140/
・
https://www.watchuseek.com/attachments/a_lume15-jpg.1322142/
・
https://www.watchuseek.com/attachments/a_lume16-jpg.1322143/
・
https://www.watchuseek.com/attachments/a_lume17-jpg.1322145/
自分も多少時計好きではあるものの、ここまで出来ないので感動を覚えました!
貴重な情報に感謝したいと思いますッ!!
夜光、蓄光の時間は目視が可能な経過時間は概ね 2時間 ~ 3時間が限界に見えました。
最長でも 6時間程度。
申し訳ないが災害時や閉じ込められた空間ではクソの役にも立ちませんねw(あくまで気休め)
実証画像データ、近年だとカメラ・デジカメな撮影機材も進化してタイムラプスとかも簡単になったのでやる気になったら自分達にも出来ますが~何より検証された時計の数が凄い。
マニア度と熱意に脱帽です。
★ mb-microtecのトリチュウムシステムを搭載した時計 ★
トレーサー トリガライト
ボールウォッチ マイクロガスライト
ルミノックス マイクロガスカプセル
メーカーによって呼び方は違えど中身は同じモノの筈です。
このリンクをここに貼ったにも関わらず~テキストサーチで引っ掛からないと洒落にならないので~関係性の高いテキストワードを載せておくことにしましたw
夜光/蓄光/夜光蓄光/蛍光/Super Luminova/スーパールミノバ/ルミノバ/BALL Watch/ボールウォッチ/Self-powered micro gas lights/自発光/マイクロガスライト/自発光マイクロガスライト/3H/Trigalight/トリガライト/Traser/トレーサー/mb-microtec/Luminox/ルミノックス/LLT/ルミノックスライトテクノロジー/Luminox LIGHT TECHNOLOGY/Tritium/トリチュウム/蓄光塗料/N夜光/根本特殊化学/光
Posted at 2020/02/27 19:10:23 | |
トラックバック(0) |
時計 | 趣味