スバルといえば・・・

スバル＝富士重工といえば、実は飛行機なんですよね。

前身の中島飛行機は、先の大戦中に「隼」「疾風」「九七艦上攻撃機」なんていう、マニアでなくとも名前は知っているという有名な軍機を開発生産していました。

今は一般的には「スバル」の名称で、自動車が有名ですが、実際の会社の主力は航空機の生産なんですね。。。

地元近くの愛知県では、最近話題の三菱重工業の「ＭＲＪ」も作ってますが、同じ愛知県の半田市に富士重工業の航空機部品工場があることは知りませんでした。




愛知といえば「トヨタ」なんで、一般的には自動車産業が有名なんですが、実は航空機産業や宇宙ロケット産業も盛んなのだそうです。

実は今、私が依頼を受けている仕事も、航空機の翼の製造ラインの搬送機械の設計です。
（非常に単純なものですが・・・）

先日、スピード違反で検挙されたときも、実は半田市のお客さんとの打ち合わせでしたが、そこに富士重工業の航空機関連の工場があることは全く知りませんでした。。。（＾＾；

ここではＢ787なんかの主翼の付け根（胴体と主翼の接続部分）を生産しているそうです。





航空機なんで、精度や管理体制なんかも厳しいみたいです。

昔、大手電気メーカー「Ｔ社」に在席していたとき、よく上司が「お前達が自動車を作ったら高速道路で分解バラバラになるわぁ」と、ハッパをかけられましたが・・・航空機ならもっと厳しいってことなんでしょうねぇ。。。

この富士重工業半田工場は、ボーイング社から絶対の信頼を得ているそうです。

ライン仕事ではなく、一つのボルト穴も手で明けたり、更にその一つ一つを誰が何時作業したかの履歴も残されているそうです。

日本の「職人」は形を変えてはいますが、その優秀な技能は残されているのですね。



確かに、スバルや三菱の車って頑丈で壊れないという印象があります。

三菱はここ何年かは管理体制の不備のせいで、評判を落としてしまっていますが・・・。

バイクで言えばカワサキも「川崎重工業」のバイク部門であり、専業メーカーとは違った魅力や性能がファンを魅了します。

中部地方、自動車産業～航空機産業、注目ですね。。。