
近所の車屋さんから、
「6代目ワゴンR(このすぐ下のURLで示すWikipediaの写真のものと同型)のバキュームセンサーと、エアフロを単品チェックしたいが、5Vの電源がないし、電子系部品は苦手なので、助けて欲しい。」
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/06/Suzuki_WAGON_R_HYBRID_FX_%28DAA-MH55S%29_front.jpg/420px-Suzuki_WAGON_R_HYBRID_FX_%28DAA-MH55S%29_front.jpg
と連絡があった。
それで、私は1.5Vから16Vまで可変できる安定化電源ユニットを持参して、話を聞くと、
「エラーコードは何もストアーされていないのに、全く始動できない。点火火花も燃料も来ている。入庫した段階では、何とか自走できていたが、ミスファイヤーがひどかった。夜のことだったので、今朝、車をリフトに載せようと、始動を試みたが、セルの音だけで初爆もない。」
と店長さんから言われた。バキュームセンサーと、エアフロをサービスマニュアルに従って、私は調べたが、何ら問題は無かった。
キャニスターラインのパージソレノイドバルブのインマニ側のホースを外し、パーツクリーナーを吹き付けてみたが、即は始動できずだった。しかし、一旦セルモーターを停め、パーツクリーナーの気化を待ち、再度、始動を試みたところ、普通に始動した。でも、エンジンは不安定だった。燃料ポンプが原因かと燃圧を改めて調べたが、問題無かった。
エンジンは明らかにミスファイヤーしていたが、段々と、回転が安定してきた。しかし、アクセルペダルを踏んでも、エンジン回転は殆ど上がろうとしなかった。
排気の臭いを嗅ぐと、幾分、灯油のような臭いがした。
ユーザーに確認したら、給油後、暫く走ったら、エンジンが不調になったとのことだったが、給油時のレシートを見せてもらったら、何と、灯油、18.24Lというものだった。
ユーザーは四捨五入すると、90歳のご老人男性で、最近、認知機能に支障が出てきたとは、奥様の弁であった。でも、ガソリンスタンドで灯油を車に入れようとすると、スタンドの隅の方にある灯油専用の給油機でしかできないはずである。その認識ができないドライバーが車を走らせているとは。
昨年暮れに逆走の老人に私は驚き、クラクションを鳴らしたが、意味をなさず、関連情報URLのような手しか私は打てていない。
今の日本の高齢化社会には、逆走や給油間違いだけでは済まない、大きな問題が潜んでいるように思う。
Posted at 2022/04/15 14:05:24 | |
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