1年で問題再発
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
中級
作業時間
12時間以上
1
関連情報URLにあるように、1年程前、半田クラックと思われる導通問題を起こしたAPPS(Acceleralator Pedal Position Sensor)通称アクセルセンサーを銅箔テープと半田ごてで直して、その後ずっと最近まで調子良く車は走っていた。しかし、また、Limp Home Modeとなり、調べたら、P1120と出た。エラー消去したら、その後、約1ヶ月間は大丈夫だった。露出部から2cm程度は離れていて、見えないところの半田クラックをコネクターピンから伝える熱で何とかしようと頑張った結果は1年弱で無駄になった。
2
昨秋、半田付けが成功したと判断し、東京へ行き、都内の渋滞路を何時間も走って、東名・名神高速を乗り継いで帰ってきても全く問題なく、浮いた部品代でしこたまワインを買い込み、がぶ飲みしていたばちが1年後に当たったようだ。それでまたAPPSを冷やした後に、ヒートガンで暖めて、プラスチックハンマー叩いてみたら、やはり3-4ピン間の抵抗値が不安定になった。それで今回は60秒ではなく、100秒間に渡って鏝で暖めてみた。
3
その結果、抵抗値が安定したので、試運転に出掛けたが、もう問題なく、+40秒が効いたと判断した。しかし、1週間してまた駄目になり、やはり、P1120だった。もう一度半田付けをトライしたが、その時、コネクターピンの根本のプラスチックが溶けて、グラッと傾き、ピンを曲がらかしてしまった。それを修正しようとしたら、このように付け根から2ピンが折れてしまった。
4
折れてしまっては、もう交換するしかなく、部品を注文した。しかし、もう、本来の末尾10はディスコンとなり、末尾11しか出ないとのこと。でも、問題なく使えるとはディーラーの部品担当者の弁だった。
5
部品は一時は、消費税込みで6万円以上したが、現在は約半額になっていて、助かった。
早速届いた部品を愛車に取付け、エンジンを始動したら、いきなりポーンと音がして、警告灯が点灯し、VSC OFFとなった。エンジンは2000rpmで回り、Limp Home Mode となった。エラーコードを読んでみたら、またP1120だった。
6
新品部品が悪いとは思いにくいが、前と違って、取り付けてエンジン始動と同時にエラーになるとは変である。ディーラーに相談しても、のらりくらりとしており、問題は解決しそうもない状況に陥ってしまった。もしかすると、あれと同じかと、以前に紹介した、新品部品をディーラーで購入して取り付けたが、直らず、2つ目で直ったというアメリカでのこの事例を思い出してしまった。
https://diag.net/msg/m4qzi4t7lwqg38wbx2mrt25tbq
(抄訳)ディーラーで買った1つ目を使ったら、即エラーで使い物にならず、2つ目を使ったら、大丈夫だった。)
2ピンは折れてしまったが、テスターリードが何とか当てられたので、まずは。新旧の抵抗値をスロットル Min と Max の両方で比較してみた。
7
2つの抵抗体の左右がスロットルのMinとMax、青字が新品、赤字がオリジナル部品の抵抗値である。
スロットルがMinの状態で、抵抗値が5%以上違う箇所は(緑字)でその%を記入した。
この結果、ある対策案が私には浮かんだが、その方法と検証は別途書くとしたい。トヨタさんを悪く言うつもりはないが、アメリカでの事例と言い、今回のこの事例と言い、トヨタさんの部品管理の甘さが露呈することになりそうなのである。
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