2013年12月01日
パーツレビューにも書きましたが、レーダー探知機を買い換えました。それも現行機種(最新モデル)でもある高機能型一度は装着したのに、それを捨ててわざわざ低価格モデルへ買い換えたのです。
最近の交通取り締まり状況を知り尽くしているわけではありませんが、昔のように待ち伏せでレーダーによる取り締まりを行っている様子をなかなか見かけなくなった様な気がします。取り締まりカメラもバイパスなどでの新規設置や設置位置をずらしたりしている例は見かけますが、ループコイル式の古いフィルムタイプは動作していないものもあるという話も聞きます。告知もせずいきなり取り締まるやりかたが問題になったのでしょうか、多くのカメラ設置場所では、事前に告知をする警告版が設置されており、ドライバーにその存在を知らせてくれるため、不意打ちを食らうことがなくなったのも効果としては大きいと思います。
昔のように明らかな危険運転をするドライバーが減ってきたのかな。それならば迷惑行為が減るわけだからいいことですよね。
もちろん、パトカーや覆面パトカーに捕まっている車は時々見かけますけど。
以前は待ち伏せ式取り締まりが怖くてレーダー探知機は必需品でした。でも探知機の性能(受信性能)も行き着くところまで行って、さらにGPSによる位置情報でカメラの設置場所まで明らかになってしまうと、レーダー探知機としての差別化ができなくなってしまったのでしょう。しばらくはカーナビもどきの地図を画面に表示させたり、待ち受け画面と称して時刻表示やら速度表示やら、車両の傾斜計とか気圧計とか、さまざまな表示をさせるのがトレンドとなり、今や先を競ってOBDポートから車両情報を取り出して表示させるのがトレンドになっています。
メーカーの気持ちはわかるのですが、これら付加機能は私にとって見れば『ウザい』存在のなにものでもありません。その表示にセンスが良くて存在を余り主張しないものであればまだいいのですが、どのメーカーの表示もまったくセンスが良くありません。どうしてあんなに泥臭い色や画面のデザインをするのでしょう。しかも通常のメーターと異なり明るく表示されるので夜間など運転の邪魔です。

(写真は買い換えたセルスター工業のASSURA VA-570Gの待ち受け画面)
GOLF R納車直後に設置したユピテルのGWR83sdというモデルは、まさしく全部入りモデルだったのですが、肝心の取り締まり情報表示ときたら付加機能の表示優先で、本末転倒です。たとえば時計表示をさせていたときの警告は一番下にテロップで小さく流れるような表示のみ。そのほかのモードでは警告アイコン表示は出るものの、周りの画面はナビもどきの地図でこれまたうるさい。。。
音声と警告音はちゃんとしてくれますが、警告の量が多すぎて、都市郊外に住んでいる私の居住地付近ですらあーだこーだとやたら警告しまくりです。取り締まりレベルxxですなんていわれても、その殆どが全く取り締まりをしていない場所ばかり。イライラが募りちっとも運転が楽しくありません。しかも表示を見ても見にくいテロップ。これでレーダー探知機?
あまりにイライラが募るので買い換えようと他のメーカーや機種を探したのですが、付加機能のために液晶サイズはどんどん大きくなり(視界の邪魔)、相変わらずセンスのない画面表示ばかりでげんなりするモデルばかりです。
結局敢えてディスカウントモデル(セルスター)を買い、らくらくモードという取り締まり警告だけの動作にして、待ち受け画面をブラックアウトに設定することでやっと車内が静かになり、視界も妨げず運転の邪魔にもならずに必要なときだけ表示と警告がなされるようになりました。

(写真はASSURA VA-570Gのらくらくモード警告画面表示)
カーナビが普及し、パイオニアなどではナビに取り締まりカメラ情報をオプションでインストールできる世の中になり、またナビがインフォテイメント機器化することで車両情報も表示できるようになりつつある昨今、レーダー探知機の将来はよほど考えないとユーザーはますます離れていくことになりかねません。無駄な付加機能は省いて、極小ボディに小型の液晶を積み、レーダー探知機としての交通取り締まりからの回避と安全運転への警告という本来の目的をよりいっそう突き進めたモデルを開発して欲しいものです。
考え方によってはOBDポートから得られる情報をうまく利用すれば、現状の走行状況や運転状況、加減速やステアリングの切り込み状況などから取り締まり情報場所に対する警告をスマートに表示できるはずです。そして、あの泥臭い画面デザインを一刻も早くセンスの良いものに変えていただきたいと思います。そうすれば再び待ち受け表示を出したくなるようになるでしょう。
Posted at 2013/12/01 20:49:38 | |
トラックバック(0) |
VWゴルフR | クルマ
2013年06月13日
ゴルフRはファクトリーチューンドのスポーツ4WD車です。そういうクルマを購入して燃費を云々するのはヤボな話ですし、無理をしてエコランをするつもりもありませんが、そりゃ誰だって燃費はいいに越したことはありませんよね。納車後4,000km余り乗ってぼちぼちクルマにも馴染んできたところなので、ちょっと燃費を知りたくなりました。まあ全く期待はしていませんけど(笑)。

ゴルフというかVW車にはメータークラスターに平均燃費を表示させる機能があります。これまで乗っていたBMW E46にも平均燃費表示の機能はあったのですが、VWの場合、エンジンを切って暫くすると平均燃費をリセットする方式になっています。途中コンビニやサービスエリアに寄って休憩したりしてもリセットされることはありませんが、目的地に着いて暫くエンジンを切っていると(2時間)リセットされるので、ある程度まとまった距離(行程)の燃費を知ることが出来るというものです。もちろんすぐリセットしたければステアリングリモコンのボタン一発でできます。
BMW E46のときは自動リセット機能はなく、手動でリセットするまで延々と平均燃費を計測し続けるというものでした。また手動でリセットするときもボタン操作を複数行う必要があったため、結局面倒になり普段は見ることもありませんでした。なのでVWの平均燃費計はなかなか便利な仕組みになっていると思いました。
さらにこの平均燃費計は二種類用意されていて、ひとつは前述の自動リセット方式、もう一つはずっと平均燃費を取り続けるという仕組みになっていて、切り替えて表示することができます。みんカラの燃費記録は満タン計測を基本としていて燃費計での結果をそのまま入力する方式ではないためこのタグは全く使っていません。
さて、このみんカラの愛車紹介で紹介している過去の愛車たちについても大雑把な燃費はおおよそ覚えています。振り返ってみましょう。
最初のスカイラインジャパン2000GTターボの時は、5速MTレギュラーガソリン仕様でおよそ7km/Lでした。このときは比較的交通量の少ない郊外のバイパス道路を片道10km通勤として毎日乗っていました。年間で約2万㌔は乗ったと思います。大都市近郊のマイカー通勤でしたので短距離とは言えない乗り方でした。当初日産は2000GTターボはターボなしの2000GTよりも燃費が良いなんて宣伝していましたけど、全く嘘でしたねこれ(苦笑)。クルマ好きの間では、ターボで圧縮するとインテーク側の温度が高くなるので、燃料のインジェクションによる気化熱で冷却するから燃料を増量するんだ(=燃費がよくないんだ)なんてむちゃくちゃな説明がまことしやかに語られていたものです。
ひとつ飛ばして3代目のBFMRファミリア4WD GTXは1.6L DOHCターボでしたが、これも5速MTレギュラーガソリン仕様でおよそ8km/Lでした。スカイラインの時と同じ使い方で、年間走行距離もだいたい同じくらいでした。高速では9km/L以上走ってはくれましたがそれでも10km/Lまで届くことはなかったと記憶しています。ですから長距離旅行に使用したときもガソリン補給は8km/Lを目安に考えていました。山岳・雪道走行も頻繁に行いましたので、長距離ドライブでは携行型の補助ガソリンタンクをトランクルームに置いていたのが懐かしい思い出です。
その後住宅の購入をしたため住む場所が変わり、小さな市へと引っ越しました。ちょうどそのころから続けて3台BMWに乗りました(期間にして20年余りにななります)。モデルはBMW E36 320i、E36 328i、そしてE46 330iです。それぞれ排気量こそ異なりますが、NA6気筒DOHC・5速ATでハイオク仕様でした。燃費的には3台どれも似たようなもので街乗り短距離(4-5km)だと5km/L台と散々な燃費でした。街の郊外で10km程度乗ると7.5km/L程度で、実はこの値が最も平均的な燃費であったと記憶しています。高速ではE46 330iの場合確実に9キロ台には乗り、時には11km/Lまで伸びることもありましたが、10キロを超える燃費はめったに記録しませんでした。この3台はいずれもATですがほとんどDレンジで運転しての話です。
では今回のゴルフ Rではどうでしょう。もちろん前述のように特にエコランをしたわけではありません。
結論としては確実にBMWよりも燃費は良好です。いや、0-100kmを5.5秒(欧州仕様車だと5.2秒)、SS1/4マイル(0-400m)を13秒50で走り切るハイパフォーマンス車としては上出来の部類に入る燃費かも知れません。
具体的には、街乗り短距離(走行4-5km程度、Dレンジ)ではやはり燃費は悪いのですがだいたい6-7km/Lあたりのようです。エンジンスタート直後100m走ると平均燃費の表示が始まりますが、その時点では2.3-3.7km/Lと驚く低さ(苦笑)。走るうちに例え多少の渋滞だろうが信号待ちがあろうがどんどん燃費計の値は上昇していきますが、燃費が上がりきらないうちに短距離区間を走りきってしまい、結局6-7km/Lまでしか伸びません。
今度は一般道をおよそ10km程度Dレンジのまま走ると、交通の流れがスムーズであればほぼ9.5km/L前後を毎回出せるようになりました。このところ平日では毎日この程度の燃費を記録します。この距離でもまだ燃費計の値は上昇途中にあると思われ、もう少し長い距離であればさらに平均燃費は良くなる可能性もあります。
行程中、信号のタイミングや交通状況が良かったときには10.5km/Lまで走ってくれました。
同じ路をその半分程度Sレンジやパドルシフトや一時マニュアルモードにして胸の空く加速を堪能しますとさすがに燃費は落ちますが、それでも8.5km/L程度は常に乗るかなと言う感じです。全てをSモードやマニュアルモードにしたことはないので、これらのモードについての燃費は計測していません。
その後、MMIに燃費表示を一切出さず赴くままの運転(一部を除き基本はDレンジ)をして、10km経過後表示させてみるとやはり9.5km/Lでしたから、最近ではこのあたりの燃費でこのクルマを走らせているんだと言うことがわかりました。ただこれはあくまで私の生活環境という条件での実測値です。新車を下ろしてからちょうど4,000㌔というところですが、明らかに燃費的には向上している感じです。
今度は高速道路での燃費ですが、Dレンジのままクルーズコントロールを使い100km/hプラスα程度の速度で走っていれば、現在のところ13km/Lオーバーを記録しています。速度域は変わりませんが、クルーズコントロールは解除して時折追い抜きをするなどでパワーバンドに乗せて走ったときでも10-11km/L程度の燃費は出せるようです。高速道路の走行距離はおよそ50-70km程度でのことです。
現在平均燃費計2(総平均燃費)の方は前回のリセット後およそ2000km程度の走行になっており、その平均燃費は8.5km/Lと少し低めな表示が出ています。これは私の乗り方として短距離の方が多く、ときどき加速感を味わっちゃったりしていることを示しているのだと思います。まあ、楽しまなきゃ何のためにこのクルマを買ったのか、意味がありませんから!
いずれにしても、私のいままでのクルマ歴と燃費の記憶から考えれば、所有歴の中で最もハイパフォーマンスなクルマが最も平均燃費が良いという結果が出たわけで、これはたいへんよろしい(笑)。今どきのクルマで燃費ヒトケタは論外でしょ、と言われそうですが、これだけの動力性能とシャシーを持ったクルマがここまで燃費を出せると言うことは結構すごいことなんです。そう言えばガソリン給油時にいれる量も以前(BMW)より少ない気がします。やはりこのクラスでもダウンサイジングの効果はきっちり出せているというべきなのでしょう。
先日試しに我が家のクロスポロくんでメーター平均燃費を測って見ました。クロスポロ(6R)は現行のモデルで、オーソドックスな1.2L TSIエンジンです。測った区間が異なるので条件は違いますが、我が家の駐車場から走り始めて平均燃費計に表示が出始めた段階(100m走行)でいきなり7km/Lを超えてます。ゴルフRじゃ全く歯が立ちません(苦笑)。 さらに走るうちにぐんぐん燃費が上がり、およそ10km程度走った頃には燃費は13.5km/Lに達しました。もっと続けて走ればより一層燃費は上がりそうでした。なんてこった、1.2TSIってやっぱり燃費はすごいんだな~と今更ながら感心しきり。もちろんこれはエコランではなく普通にDレンジと一部Sレンジとの組み合わせです。ちゃんとターボを効かせた加速もしてこれです。最近の原動機の技術進化をつくづく感じました。
ところで、ゴルフの取扱説明書にはきちんと燃費(燃料消費量)について記述されています。それも日本以外の仕様車やエンジン仕様、ミッションの仕様を含め一覧表になっています。この表では欧州の規格による燃費計算がなされたもので、市街地、郊外、複合の3種類が掲示されています。
ゴルフR(ABA-CDLF DSG仕様)の場合、市街地燃費は11.2L/100km = 8.93km/L、郊外燃費は6.8L/100km = 14.7km/L、複合では8.4L/100km = 11.9km/Lと記載されています。
これらの運転モード(規定:EU715/2007、EEC80/1268)についての定義は細かくあるのでしょうが、要は市街地の場合エンジンをスタートさせ発進して0-50km/hでの走行。郊外はすべてのギアを使いながら0-120km/hでの走行、複合は市街地モード37%、郊外モード64%の計算だと書かれています。これら欧州地域での公称燃費データは、日本国内の10/15モードに比べてより一層実際の運転に近い値が出ると言われています。日本国内での走行を考えると、市街地・郊外ともに車速が高すぎるような気がしますが、私の居住地あたりを考えた場合、EU規格である市街地データをこちらの"市街地/郊外複合"、郊外地データはこちらの高速道路、複合データは一般道+高速道路の複合であるというふうに置き換えて見てみると、ほとんど実測値も公称値に近いデータとして得られることがわかり興味深いです。
もちろんこの公称値も(恐らくは)決してアクセルをベタ踏みしていることはないと思うので、Dレンジのシフトで燃費優先のデータ取りをしているとは思います(笑)。ですからまあゴルフRとしての燃費はこのあたりかなと納得しました。
でもVWってちゃんとしてますね。覚えてないけどBMW E46のときには取扱説明書に書いてなかったような気もしますけど、あのときはまともに読んでなかったからな~取説(苦笑)。欧州では公称値を取説にきちんと載せるように指導しているのでしょうか。なぜならそこには燃費だけでなくCO2排出量とかも掲載されていますから。
納車後既に4,000㌔走ったゴルフRですが、その距離を乗り換える前のBMW E46 330iで走ったと比べて考えると、最近の燃費をベースにすれば燃費の差はリッター2kmもあるので、ゴルフRに乗り換えたことでガソリン消費量はこれまでで112㍑程度少なくて済んだという計算になります。ガソリン代に換算すると150円/Lとして納車後3ヶ月間で16,800円もおトクだったということです。年に直せばなんと67,200円にもなるんですね! それでいてE46 330iよりも明らかに性能は高いですし安全性も高いです(設計が新しいんだから当然ですが)。繰り返しますが現行車種の中でもゴルフRは比較的高性能車に属していると思います。いままで意識していなかったのですが、このバランスって結構凄いことなのかも知れません。
あまり燃費のことばかり気にしてると折角の性能をスポイルしたような使い方になりそうなので、この話はこのあたりで終わりにしようと思います。
Posted at 2013/06/13 16:03:35 | |
トラックバック(0) |
VWゴルフR | クルマ