十勝の林道のんびり散歩
投稿日 : 2013年05月22日
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というわけで、(←なにが)テンションだだ下がりでラリー観戦会場を早々に離れてしまいました。
まだ時間も早いし、そのまま帰るのももったいないので、陸別から足寄に抜ける「カネラン峠」をひさびさに走ることに。
20年近く昔はけっこう写真を撮りに来たものですが、昨今は一昨年テラノで来て以来。
残念ながらどんより天気で、山もあまりきれいには見えないので、雰囲気だけを楽しみ、のんびりとエスクードを走らせます。
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カネラン峠を足寄側へ降りたところに、こんな標識が。
今まで気付いてなかった。^^;
こういう名称、歴史を感じて好きですねえ。
駅逓、というのは鉄道の代わりに走っていた馬車のための駅で、馬の世話や郵便物の中継などを行っていたそうです。現在の道の駅よりさらに、地域に密着した施設ですね。
駅逓の名があると言うことは、かつてここにも駅馬車が走っていた名残です。
足寄町のHPをちょっと調べてみたら、上足寄駅逓は、大正3年の開設とか。足寄町の羅湾地区と結ばれていたものと思います。
その後、大正7年には、森林鉄道も開通していたもようです。
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フータツ線は、こんな感じの開けたフラットダートなので、4駆はおろか、ロードバイクでもじゅうぶんに走れます。
この写真は実は帰り路なのですが、これだけ道が整備されているのは、フータツ線の奥2.5㎞に酪農家さんが1軒あるからです。
その奥にもさらに林道は延びていて、ちょっと行ってみたかったのですが、もう1本別の林道に行ってみたくて、今回はやめておきました。
何本かコンクリート橋がかかっており、いずれも昭和40年代初めの竣工でした。
個人的には、こういう景色は、わたしが育った環境にごく近いので、懐かしさと親近感を感じます。
右手に見えるのは、農家だったとおぼしき廃屋。
先ほど書いた酪農家以外は、みな廃屋だったので、誰も住んでいないようです。
しかしこの先の羅湾地区は、かつてかなり賑わっていたそうで、人口も多かったのでしょう。
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続いて行ったのは、羅湾地区からオンネトーへ抜ける道。
と言っても、途中までのほとんどが舗装されているので、林道区間は5㎞くらいしかありません。
この道は冬期閉鎖になるので、雪解けになるのを待っていました。
路肩の雪の様子からすると、除雪して通行止め解除をしたようです。
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考えてみたら、エスクードで林道を走るのは初めてです。
と言っても、この林道もこんなふうに乗用車でも苦もなく走れるフラットダートなんですが。
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林道を抜けると、オンネトーへ出ました。
あいにくの天気ですが、雲が低く、ちょっとだけ幻想的な雰囲気もしています。
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陽が差すともっときれいなんですが、こんなふうにブルーグリーンの水がオンネトーの特徴です。
オンネトーは、真冬にバックカントリースキーで来たことはありますが、そういえばまともに湖の写真を撮るのは初めてかも…。^^;
手前の白いのは融け残っている氷です。
湖の奥の方から「グワァグワァ」とやたら元気な声が聞こえるので「あれ?まだ白鳥いるのか?」と思ってしまいましたが、姿が見えません。で、気付きました。この声はエゾアカガエルの声だと。「ケロケロ」とか「クワァクワァ」なんてカワイイもんじゃなく、合唱だとほんと、白鳥のコロニーもかくや、という賑やかさです。
北海道の一部地域的な春の風景です。(笑
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野中温泉近くの、温泉が流れる川。
野中温泉は、露天がぬるめで、ゆったり長湯ができるので好きですね。先月友人と来たときは3時間くらい入ってました。^^;
ただ、硫黄臭がキツイので、その時に着替えたラリホのTシャツが、洗濯したのに未だに硫黄臭が漂います…。(笑
ここは、大好きなんですが、上記のように先月も来たので、今日は別のところに行きました。
こういう林道をのんびり散歩するのが、わたしは好きです。
また来よう。エスクを相棒に。
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