
3日目の朝も晴天。今日も5時半に日差しに起こされました。
のんびりするつもりでしたが、あまりに天気が良いので、ひと走りに出かけることに。もちろんテントは張りっぱなしです。
早起きだったので、かなりゆっくりしても8時過ぎには準備ができて出発。
さっそく稚内を目指して北へ向かいます。
と言うか、隣の遠別から稚内まではずっと海沿いの道なので、ここを走らずにおれません。
夏の日差しと海、利尻岳を眺めながら走るなら、やっぱりオートバイに限ります。道北にしては暑く、この時刻なのにジャケットのメッシュ全開なのも嬉しい。
GSFに乗っていた時代は、この道が好きなことと、ほぼ全道を周っていた当時の仕事では唯一、稚内は出張で行くことがなかったので、お休み気分を満喫するために、盆のツーリングはよくルートに選んだものでした。
昨今はクルマで来ていて、それはそれで楽しいものの、やっぱりオートバイで走りたいなあ、と思いだったので、大願成就です。
オトンルイの発電風車群を撮ってしまうのは、お約束。
何年か前に、風車直下に行ってみたところ、かなりの異音がしていて劣化を感じましたが、本来であればもう解体される予定だったのが、3年先延ばしになったとか。
オロロンラインを走るたびに、この北緯45度モニュメント前で、定点観測のようにいつも写真を撮っています。
これ、一時防雪柵が設けられて見づらくなっていたのですが、なぜか防雪柵の方がなくなっていました。
この先は、ライダーあるあるの末端志向性なので、ノシャップ岬に向かいます。
手前の高台にある、レーダー群をつい撮ってしまうのは、マニアならでは。(笑
混んでいる岬ではなく、手前の恵山泊漁港でちょっとだけ撮影。防波堤の向こうには、ちらりと礼文島も見えています。もうずいぶん渡っていませんが、礼文島もいつかまた行きたいところのひとつです。
稚内市内では、せっかくなので北防波堤ドームに寄ってみました。
ちょうど停泊していた、海保の巡視船「りしり」が補給を完了したところで、女性乗組員の声で「積み込み完了!機材片付けよ!」と号令がかかっていました。盆の最中だと言うのに、お仕事ながらご苦労さまです。
この後は市内のスタンドに寄って給油。ヴェルシスの航続距離なら給油せずとも、今日1日余裕で走り回れますが、サイトはゴミの持ち帰りが原則なので、荷物を極力減らしたいオートバイでは、ここで処分したかったこともあり、給油後に聞いてみると、快く引き取ってもらえて助かりました。
これまた末端志向性で、とりあえず宗谷岬へ向かいます。
北方の水平線は雲で覆われて、風もかなり強いので、海上の状況は悪そうです。
で、宗谷岬は案の定激混みなのでスルー。代わりに駐車帯に間宮林蔵の石碑があったので、停まってみました。
いつものことですが、やはり宗谷岬を回ると実にわかりやすく天候が急変。雲で覆われ、風も冷たくなってきましたが、メッシュ全開でも寒いほどではありませんでした。エスクで来たいつぞやは、抜海から急速に気温が下がって寒かったのですが、今日は出発時にかなり暑かったことから、うっかり長袖シャツを積んで来るのを忘れたので、これは幸い。
猿払まで走ると、ちょっとだけ日も差し始めました。オホーツク海側のこのルート、途中に飲食店はおろか、コンビニもろくにないので、昼前だけれど猿払の道の駅でちょっと早めに昼食。
これが正解で、レストランもさほど混んでいませんでした。
海鮮が有名なところですが、そこまでこだわってはいないので、目に付いたかき揚げ丼をオーダー。
すると来たのがこれですよ。(笑
でかいかき揚げが2枚も載っていて、ご飯が見えません。
軽めにしようと思っていたのが、お腹いっぱいになってしまいました。
ライダーのリフューエルも済んだので、さらに南下し、昨今有名になった、猿払村道エサヌカ線を走ります。昔は知る人知る、と言った感じでしたが、今では入口に案内標識が設置されているほど。
この広大な牧草地帯が道北らしいのですが、管理が大変だろうなあなどと、現実的な感想も。
最近、広角レンズを面白がって使っているので、いわゆる「クサい写真」ばかりですが、ド素人なのでお許しを。(笑
浜頓別からは内陸を東進します。このあたりもなんどか走ってはいるのですが、ヴェルシスで走っていると、なぜか新鮮に感じるのです。
それにしても暑い。
内陸では外気温計はずっと29℃近辺を表示したままで、道北でこんなに暑くなるとは思いませんでした。あまりに暑く、ヘルメットのシールドを閉めていると、ぼーっとしてくるので、時々シールドを開けて走ったり。(開けっ放しだと虫がぶつかるのです)
これはトレックジャケットだったら参っていただろうな、メッシュジャケットにして正解だったと思いつつ、山道を愉しんで海側の遠別に戻りました。スーパーに寄って買い出しをして、サイトへ帰還します。
ヴェルシスもシートバッグがないぶん、ふだんの軽さだし、テントをたたむ必要もないので、サイトを基地化してツーリングするのはアリですね。
しかしテントに戻ると、昨日と一転、虫がすごいことになっています。
クローカーは幕体が黒いため集まりやすいのか、日中留守にしていたからなのか、他のテントに比べて明らかに凄まじい数。蚊やアブなどではなく、どうも羽アリのような虫でしたが、あまりに数がすご過ぎて避けきれないのでさすがに殺虫剤を撒きました。
隣には、ライダーのご夫妻がテントを張っています。
このカワサキ1400GTRとニンジャの2台は見覚えがあるなと思ったら、やはり毎年ここへ寄っているリピーターの方でした。
本当は天気予報を睨み、明日は移動するか考えあぐねていたのですが、明後日も晴天が続く予報に、もう1泊連泊延長決定。さっそく申し込みをすると、受付の方に「そんなに気に入っていただけたんですね」と喜ばれましたが、ここで生活されている地元の方は、このロケーションの素晴らしさは日常なのでしょう。まあ、地元あるあるですが。
この日はスーパーのパック寿司で、ゴキゲンに夕食。
海に落ちる夕陽も眺めることができて、日が暮れた後はまたシートを敷いて、星空を愉しんだのでした。
しかしあまりにも天の川がきれいで、三脚とf1.8のレンズを持ってこなかったことを後悔しました。
三脚はシートバッグに入り切らなかったのですが、バッグ上のベルトに固定すれば良かったし、f1.8も50㎜のちいさなレンズなので、トップケース内の隙間に突っ込めば良かった、と思ってももう遅い。(笑
なので、テーブルの上にカメラを置いて、30秒開放でなんちゃって撮影。
そんなことで遊んでいると涼しくなってきたので、今夜も22時には早々と眠りについたのでした。