かわねこ基地で使っている掃除機は、ダイソンのコードレス式。
造りが昭和の建屋なので、仕切り壁が多めなこともありますが、クルマの室内を清掃するのにもコードレスは重宝していて、購入した時には、それまでのコード式に比べて、なんて使いやすいのだろうと感動したものです。
もうずいぶんと長く、10年以上使っている気がしていましたが、意外や2015年3月の購入なので、ちょうど9年を過ぎたところ。毎日掃除機がけをしているわけではないので稼働率はそこそこと言え、一般的に寿命が6~7年と言われる掃除機としては、まあ長いほうかと思います。しかし、さすがにけっこうあちこちガタも出てきました。
吸引力もまだそれなりにありますが、バッテリーがだいたい2年ごとに寿命が来るので、これまでもう数回は交換しています。純正バッテリーはお高めなので、ずっとサードパーティの中華製を購入していますが、幸いこれまでそれほどハズレは引いていません。
しかしモーターヘッドは、何年か使うとブラシが回転しなくなってしまいます。基地内は床面のほぼすべてが、断熱のためにカーペット敷になっているので、そうなると掃除力がかなり下がるのが困りもの。
このヘッド、床に付けるとブラシが回転し、持ち上げると止まるので、ブラシが回らなくなった当初は、内部スイッチの接触不良だろう、くらいに考えてバラしてみたのですが、どこにも物理スイッチが付いていません。1か所、プラスチックのレバーが付いているのですが、そこにもスイッチはなく、ヘッドの首振りを制限しているだけです。たぶん近接スイッチか何かを使っているのだと思いますが、時間をおいてトリガーを引き直すと、ブラシが回ったり回らなかったりするので、モーター不良だと判断しました。念のためモーター単体も探してみましたが、さすがに売られてはいないので、ヘッドごとの買い替えとなってしまうのです。
実は、ヘッドを買い替えてからネットの記事でわかったのですが、これ、もしかするとモーターではなく、配線の断線だったかもしれません。同様の症状で、電気に強い方が丹念に導通を調べたところ、配線の被覆内で断線していたというケースもあり、あの首振り制限はどうやら断線防止のためだったのではないかと思っています。もう遅いけど。(笑
2年ほど前に換えたヘッドは純正品ではなく、安さに惹かれて中華製にしてみましたが、ブラシの材質等が違うので、純正より掃除力は下がってしまいました。
それでもまあ、さして丁寧に掃除をするわけでもないので(ぇ、さほど不便はなかったのですが。
ところが先月の初めに、長いノズルパイプの端にはめ込まれている、本体とのジョイントが外れてきました。パイプはアルミ製で、ジョイントは樹脂。どうせ接着が剥がれたのだろうと、瞬間接着剤で止めたところ、すぐまた外れたので、接着剤をスーパーXに換えてみましたが、それでもやはりダメです。
とうとうジョイントが完全にパイプから外れてしまったので、よく観察すると、このジョイントはただパイプにはめ込まれているのではなく、本来は内側もパイプ状の一体構造材になっており、その内側の樹脂部分が完全に折れたのだとわかりました。
こうなると、内側の部品は外せないし、このジョイントはふだん最も力のかかるところだけに、接着してもまた折れるのが目に見えているので、修復はほぼ不可能。応急処置でスーパーXで固め、テープで巻いて補強しましたが、やはりグラグラします。
ノズルパイプは部品として販売されてもいますが、思ったより高価なことと、さらによく観察すると、本体側のジョイント接続部も樹脂が痩せてしまっており、ここでもガタが発生していることも判明。
そもそも年数的に、本体のモーターもいつまで持ってくれるのかあやしいこともあり、こうなると仕方なく、掃除機ごと買い替えとなってしまいました。
ダイソンを購入した時代は、少し余裕があったこともあり、オプションのアタッチメントをいろいろ付けて、ほぼフルセットにしたので、かなりいい値段がしたのを覚えていますが、昨今そんな余裕はないので、コスパも重要。
ちなみに、前述のようにカーペット敷になっているとか、ドア枠に段差があることから、ロボット掃除機は使えないのです。いや決して床が乱雑すぎるからということはない…と思う。たぶん。きっと。(笑
手持ちのアタッチメントがそのまま使えるので、またダイソンをとも思ったのですが、いろいろ調べた結果、新興勢力のシャークを購入しました。
シャークにしたのは、バッテリーが交換式で、最初から予備バッテリーが付属していることと、アタッチメント類もセットになっているのに、これまでのダイソンフルセットのほぼ半額という圧倒的なコスパです。
上位グレードでウリにしている、ゴミを貯めておけるBOX付スタンドは、高価なこともさることながら、そのBOXの清掃、メンテをする必要があることから不要と判断し、充電スタンドだけのグレードにしました。
実際使用してみると、ネットでの情報通り、ダイソンより少し重い感じがします。これは、ガンのようにグリップを握ってトリガーを引くアクションのダイソンに対し、シャークは筒型のグリップを握って操作する、という違いのような気がします。
使っていて重すぎるほどではないのですが、構造上、本体をスリムなデザインにして、そこにメカニズムを詰め込んであるので、これは仕方のないところか。
ネットでは、吸引力は大した事ないとの評価も見ましたが、使ってみるとこれまでのダイソンと遜色ありません。センサーが付いていて、状況によって吸引力が変化する機能があり、ゴミが少ないと省電力モードになるので、こんな弱くて吸えるのか?と思いましたが、意外とちゃんと吸っているようです。
また、作動にはトリガーを引き続ける必要のあるダイソンに対し、シャークはグリップ上のボタンを押せば、手を離しても回り続けるとか、グリップ下のスイッチを握るだけでパワーモードになり、手を離すとノーマルモードに戻ってくれるのも便利。ダイソンのパワーモードは、いちいち切り替えボタンを押す必要があったのです。そしてバッテリーが交換できるのも、やはり安心材料のひとつ。
ただ、これもウリにしているベッド下などを掃除するために、ノズルパイプが途中で折れ曲がるフレックス機能は、曲げるとヘッドがまっすぐ走らなくなってしまうので、結局曲げずに身体を屈めて掃除するほうがやりやすいようです。
ダストカップの後部にフィルターが入っているのですが、この形状、なんかチューニング系のエアフィルターを連想するのは、かわねこだけでしょうか。(笑
そして、クルマの室内清掃には、本体が長くなったぶん、ダイソンに比べると、ちょっと取り回しの悪さも感じます。
そこで、これまでのダイソンも、本体はとりあえずまだ生きているので、車内清掃用及び充電切れ時用の予備として続投することになりました。
実は、ダイソンの前に使っていた古いコード式掃除機も、当初「ダイソンを掃除するための掃除機」として使っていたので、これまで残していたのですが、昨今はコンプレッサーでエアブローするほうが早く、稼働することもなくなったので、これは近々処分ですね。
…それにしても、年明けからなにかと散財が続いています。これと別に予定外の、ちょっと大きな買い物もしてしまったので、もう基地の財政がかなりヤバいことになっています。破綻する前にこれ以上の散財がないことを、祈るばかりの今日この頃。(笑