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かわねこのブログ一覧

2022年08月20日 イイね!

2022夏・道南旅 -3-

2022夏・道南旅 -3- 疲れもあって、21時過ぎに寝たというのに、6時前まで爆睡。しかし、ルーフを叩く雨音で「うわあ、やっぱりか」と思いつつ、目が覚めました。
 天気予報では、夜半から降る予報ではありましたが、明け方には上がっていると踏んでいたのですが、思った以上の降り方でした。

 オートバイでテント泊だったら、げんなりしてすっかりやる気を失くすところですが、ここはクルマだったのが幸い。もうすぐ上がるはず、と、シュラフの中でぐずぐずしていると、30分ほどで雨音が止み、陽も差し始めました。

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 外へ出てみると、海の上に連なる雲がきれい。雨で空気中に塵が落とされ、対岸の青森の風景も昨日よりはっきり見えています。

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 西の方には、岩木山も姿を見せてくれました。
 そして陽が差すと、セミ達もいっせいに大合唱を始めます。^^;

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 そんな朝食は、昨日のハセガワストアで仕入れたパン。いちおう、ガスコンロも積んではきたのですが、暑いので今回は使わず、ペットボトルのコーヒーで済ませましたが、ロケーションがいいだけで美味しい朝食になります。

 朝食後は撤収、と言っても、歯磨きと洗顔をして椅子をしまうくらいなのですが、それでも急ぐ旅ではなし、慌てたくもなく、このロケーションを楽しみつつのんびりやって8時出発。

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 2006年の時がそうだったように、白神岬を抜けて日本海側へ出ると、本格的に晴れてきたのが嬉しい。
 海がきれいなので、海沿いを走るだけでも楽しいのですが、時間があるのでところどころ国道を外れ、海辺の町並みの中を走ってみました。

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 松前では、前回は寄らなかった弁天島へ行ってみます。と言っても、ごくごくちいさな岬のようなもので、地図で見ると、もともと小島だったところに堤防をつくって、陸伝いに行けるようになったところのようです。

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 漁港が隣接していて、漁から戻って休んでいる、イカ釣り漁船がたくさん停泊していました。そんな中、奥にはこんなものが。
 消波ブロックの製造現場です。ブロックは巨大で重いので、工場で作ると輸送費がかかりすぎてしまうため、敷設する現地近くで作るのが一般的だそうで、茶色いのは、コンクリートを流し込む型ですね。

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 そばには、敷設船も停泊していました。なかなか見ることがないのものなので、興味深い。

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 港内に掲げられていた標語が、超絶ローカルで楽しい。^^

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 その後もちいさな集落へ抜ける脇道を見つけては、入ってみます。
 こういう、海辺の集落の雰囲気って好きなんですよ。特に道南のこのあたりは、昭和感もあるので。
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 北海道らしからぬ道の狭さから、長い歴史を感じます。なにしろ江戸時代から栄えていたのですから、内陸とは歴史が違います。
 中にはおじいちゃんとかおばあちゃんが店番をしているのであろう、ちいさなちいさな商店とかもありました。ぜひ寄ってみたかったのですが、とてもクルマを停めるスペースがなく、断念。

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 東の高台を通る、国道を見上げます。これまで見ていたのと、逆の光景なので、新鮮なかんじがします。

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 上ノ国町にある、日方泊岬灯台と、小砂子という集落。海の町、という雰囲気がすごくいいかんじでした。

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 さらに北上。大成から国道は内陸に入りますが、もちろん海沿いを走りたくて、道道740号に入り、海を堪能します。
 遠くに見えるのは、奥尻島。島に渡ったのは、もう28年も前になりましたが、もういちど行ってみたところのひとつです。
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 なにしろ海がきれいで、これだけで、山住まいのかわねこはテンションがあがります。(笑
 ちなみにこの道道740号は、全面開通したのはわずか9年前。ちょっと前までこの景色は拝めなかったのです。

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 そしてなんどか来たことのある、大田山神社にも寄ってみました。
 ここは本殿ではなく拝殿で、本殿は山を登り、さらに岩をよじ登った先にあるという、エクストリーム参拝が必要な神社で有名。

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 この海沿いの道には、飲食店はおろかコンビニもほとんどありません。大成でコンビニに寄っておけばよかったかな、と思いつつも海沿いを堪能して、せたな町に入った時には、とうに昼を過ぎていました。
 なのでやっと現れたセイコマでおにぎりを買い、せっかくなので、近くにある立象山展望台へ登ってみました。
 この絶景で、道内でもわたしが好きなポイントのひとつです。

 キャンプ場にもなっていて、なんどか泊まったことがあり、気持ちの良いキャンプができますが、さりとてここで泊まるにはまだ時間が早すぎるし、今はテントも10張りほどしかありませんが、もしかすると夕方にはいっぱいになってしまうのかも。

 さてここからどうするか。
 休みはまだあるので、もう一泊してもいいのですが、ちょっと昨夜の寝苦しさで疲れてしまいました。それに明日は、残念なことに雨が降るのは間違いない予報。
 ならば帰投する方向か。ルート的にはせたなから国縫に山道を抜けて、国道を北上するのがまっとうです。(びんぼーなので高速は使わない)
 しかしせっかくの天気なので、もう少し海沿いを走りたい。紙地図でルートを確認し、マップアプリで距離を計算してみると、寿都まで走って、蘭越へ抜けても大幅な回り道にはならなさそう。

 蘭越到着が16時前くらいか…と、考えて気づきました。蘭越を16時出発ということは、例年のラリーカムイからの帰路とほぼ同じではないか。ということは、のんびり走っても、じゅうぶんに日付が変わってしまう前に帰着できるはず。そんな計算で、帰投決定。
 海沿いの景色にも後ろ髪を引かれましたが、たぶん岩内から先、積丹、小樽は渋滞必至、という予想もありました。

 ということで、ここからはひたすらに走る、走る、走るの爆走モードになったので、写真はありません。
 先月のラリーカムイの時には、土砂崩れで通行止めになっていた美笛峠も開通しており、問題なく通過。思えば、こんな馬鹿っ走りをしたかったのが、帰投を決めた要因だったのかも。(笑

 そんなこんなで、雨にも当たらず22時前に、無事帰投完了。
 ひさびさの、目的のない一気走りはやっぱり愉しかったのでした。
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Posted at 2022/08/20 21:30:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2022年08月19日 イイね!

2022夏・道南旅 -2-

2022夏・道南旅 -2- 日も傾き始めた、海沿いの道をのんびりと西へ向かって福島町に入り、今日の宿泊地を目指します。
 実は今回、出発前日にエスクのベッドキットを新たに組んでいました。いや、これまでも2017年に製作した「17式車営台」(笑 があったのですが、5月の連休旅でどうにも使いづらさを感じ、改良版である「22試」を試作したのです。今回は仮組みの状態ですが、これの使い勝手を確かめるのが、道南旅の目的のひとつでした。

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 そんなわけで、宿泊地は宿ではなく、キャンプ場ですらありません。吉岡地区にあるトンネルメモリアルパークという、公園の駐車場で車中泊です。
 ここは、90年代後半と2006年にもGSFでのツーリングで来ていたので、再々訪となります。

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 数台程度の駐車場の他に、あまり清潔とは言い難いながらも、それなりに管理されている水洗トイレがあり、公園内には古ぼけてはいますが水場まであり、ちゃんと水が出ます。

 前回の時に、散歩に来ていた地元の方に尋ねると、青函トンネルを作った際の余剰予算で整備したのでは、とのことでしたが、おそらくは災害時の避難場所としての機能を重視しているのでしょう。

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 公園の山側の方は、宅地ではなくJRの変電所になっているため、地元の方ですら散歩に来る方くらいしか見かけません。
 なぜか福島町のホームページにさえ、ここの紹介がないため、観光客にはほとんど知られておらず、今回もわたしだけで、誰も来ませんでした。

 ※福島町では、ここをキャンプ・車中泊可と認定しているわけではありません。使用する場合は自己責任にて使用し、くれぐれも公園内を汚したりしないよう、お願い致します。

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 公園中心には、青函トンネル建設のモニュメントがあります。
 木が茂っているので、セミの大合唱がうるさいほど。内陸であまり聞かない、ミンミンゼミや、ツクツクホーシなのが、遠くへ来た感じを盛り上げてくれます。

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 南側には、こんな石碑が。前回もあったような、なかったような。
 碑文によると、第二次大戦中に福島町沖合で米軍と戦闘し、被弾した駆逐艦「柳」を漁船で曳航したり、戦死者、負傷者を収容した記録だそうです。 

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 公園入口付近に、トンネル内で使用されていた、電気軌道車が展示されているのもそのままです。ただなぜか自転車が置いてあり、最後まで誰も取りに来ませんでした。^^;

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 ちなみに2006年の画像。16年前は軌道車もまだきれいでした。

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 高台なので景色が良く、海の向こうに見えるのは、青森県の竜飛岬。直線距離でわずか20kmとあって、こんな近くに見えます。
 このロケーションだけでも、ここに来る理由になります。
 日が暮れ始めると、あんなに騒がしかったセミたちが、いっせいに静かになったのが笑えます。あとは潮騒と、下の国道を通るクルマの音がたまに聞こえるだけ。

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 さて、本日の夕食は、函館といえばこれ、のひとつ。ハセガワストア「やきとり弁当」。北斗で仕入れてきました。
 有名なやきとり弁当ですが、いわゆる鳥の串焼きではなく、豚の精肉を使っていて、注文すると店内で焼いてくれるのが特徴です。地元の方らしきお客さんが、次々とやきとり弁当を数個も注文していたりと、焼き担当さんは大忙し。整理券をもらって30分近く待ちましたが、待ったかいはあります。
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 昔は大きさとタレ味か塩味かのバリエーションでしたが、いつの間にかつくねや野菜焼きもセットされた「バラエティ」なるメニューもできていて、今回はこれにしました。

 暮れかかる海を眺めながらの、ひとりきりのディナータイムは、至福のひとときでした。^^

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 便利な世の中になって、スマホで検索すると、福島町内の以前行った温泉施設の他に、クルマでわずか3分ほどのところにも温泉施設ができていたのがわかりました。
 行ってみると露天風呂もある、なかなか良い施設なのに、料金が驚きの400円。
 おそらくは町内の銭湯の役割とみえて、石鹸やシャンプーはありません(プラス100円で石鹸とシャンプーのセットは買えます)。しかしこの金額でそんな細かい文句など、あろうはずもありません。
 今日は暑かったので、ゆったり浸かって禁断の2個目のアイスクリームにも手を出してしまいました。そのアイスも100円と、良心的価格。

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 公園に戻り、暗くなった海を眺めていると、福島市街の方向で花火の音が聞こえました。そういえば、来る途中、祭の看板と浴衣姿の子供を見かけましたね。
 若干樹木に遮られ気味なものの、大玉はそれなりに見えたので、花火まで堪能して盆感たっぷり。(笑

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 ところで今回のベッドキット試作内容は、これまでの17式が助手席シートバックを目一杯寝かせ、畳んだ後部シートバックと高さを合わせたものに対し、今回の22試は、助手席を最前へスライドさせてシートバックを前傾させ、後席とトランクルームでベッドスペースを確保するもの。
 17式は全長に余裕があり、製作した当時は、22試の後席とトランクを使うレイアウトは(短いとは言え ^^;)足がつかえるのでは、と、採用しなかったのですが、展開状態でかろうじて運転もできるものの、ベッドがうざったいので移動の際はいちいちたたむ必要があること、助手席を寝かせることから、ベッドの高さがあり、天井が低くて圧迫感と、乗り降りがしづらいという欠点がありました。
 今回の22試は、10cm程度ながらもベッド高さが下がり、圧迫感と乗りやすさが改良されたのと、展開状態のまま移動できるのが特徴で、運転していて目一杯前にスライドさせた助手席が気にならないか、のチェックもしていましたが、これはすぐに慣れて問題ありませんでした。

 肝心の寝心地は、上半身部分の横幅が少し足りず、左腕の置き場に余裕がない感じですが、これは天板を作り直せば改良できそうです。懸念の足のつかえもさほどではなく、若干の改良でじゅうぶん実用になりそう。

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 しかしひとつだけ誤算がありまして。この日は、蒸し暑い夜でした。
 虫除けに、100均の日除けシートをドアに挟み込んで網戸代わりにし、窓全開にしたもののほとんど風が入ってこず、暑いことこのうえありません。もちろんシュラフにもぐるなんてもってのほかで、シュラフを敷き布団代わりにして寝転び、お腹だけ冷やさないよう、ブランケットをかけましたが、これがまたフリース地なもので暑い。(笑

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 ブランケットは厚いのでやめ、それのケースをお腹にかけ、足先に熱がこもるので、ラゲッジトレイを開けて少しは良くなったものの、なんとも寝苦しい。もっともこれはベッドキットではなく、車中泊の欠点ですね。こんな夜は、テントの方がまだ快適なはず。

 そして朝4時起きで、12時間のドライブ後とあって、暑い暑いと言いながらも持ち込んだ本を数ページ読んだだけで、寝落ちしました。(笑
 しかし深夜には、海風の影響なのか驚くほど気温が下がり、寒さで目が覚めました。これは風邪をひいてしまう、と、窓を閉め、シュラフにもぐりこむと、実に快適に眠れたのでした。
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つづく
Posted at 2022/08/19 21:36:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2022年08月18日 イイね!

2022夏・道南旅 -1-

2022夏・道南旅 -1- この数年、北海道の盆はなぜか雨ばかり。盆中なのに仕事で出動か、どこへも行けずにいた記憶ばかりで、昨年は雨こそなかったものの、盆初日にいきなり体調不調に襲われ、最終日に日帰りツーリングに出たものの、異様に下がった気温にちっとも夏らしくなく、むしろ晩秋なみの寒さで閉口したり。

 そんな今年も、8月前半の雨の影響で仕事の予定が狂いまくり、一部が盆明けになったこともあって、珍しく11日から16日までお休みにしました。しかし最終的に逸れたものの、台風の影響で後半が雨になるのは必至で、ならば前半に出かけなくては後悔するな、とオートバイツーリングも考えましたが、どうにも雨マークが消えてくれません。
 出発時にそこで降っていなければ、行き先で絶対に降る、とわかっていても、構わずに走り出していた若い頃ならさて、今となっては雨中のツーリングも楽しいと思えるほど若くはなくなってしまいました。--;

 そんなこんなでしっかり日和り、エスクの出動が決定。先月はじめのラリーカムイ以降、ひさびさの長距離となります。
 なので、ラリーなみの早朝5時出発。

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 日勝峠も晴れていて、幸先のいいドライブ。盆とあって、大型トラックもおらず、順調に走ります。
 しかしこの時は、盆後半の大雨で土砂崩れが起こって、日勝峠が通行止めになってしまうなんて、思いもよりませんでした。未だ被害状況の全貌もつかめず、開通の目処はまったく立っていないとか。基幹となる道だけに、早い復旧が望まれます。

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 苫小牧に入ると、海霧でどんにょりとなってしまいましたが、たぶんここだけ。南下すれば晴れるだろう、という読み通り、白老からは夏らしい晴天となり、窓を開けて海風を受けながらのドライブ。

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 室蘭では、ちょっと寄り道をして、地球岬へ向かいます。市街地から高台の狭くうねうねした生活道路をあえて上がってみましたが、さすがに速度が落ちると暑さが厳しく、エアコンを入れました。あまり好きではないので、めったに使わないエアコンですが。

 地球岬、わりと有名な観光地ですが、ここへ来るのは学生以来ですから、たぶん30数年ぶり。
 当時は高台にクルマが停められるスペースがあるだけだったと記憶していましたが、行ってみると30台ほど停められる立派な駐車場があり、誘導員までいたのには驚きました。
 ちいさいながらも飲み物などを売るお店があったり、しっかりしたトイレと展望台が設備されていたのには、年月を感じますが、もしかしすると忘れていただけという可能性も否定できません。(笑
 駐車場には10台ほどのクルマがあり、混んでいるほどではないものの、それなりの人出。もっとも時間も9時半と早めでしたが。

 せっかくなので、室蘭のもうひとつの景勝地、測量山にも行ってみました。ここもたぶん20数年ぶり。
 記憶では函館山のような、けっこう広めの駐車場と展望スペースでしたが、行ってみると駐車場は数台ぶん、展望台もそれほど広いものではありませんでしたが、これは、当時行ったのは夜景を見に夜に行ったから、ということにしておきましょう。(笑

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 展望台からは、室蘭の象徴的景観、製鉄所が一望にできます。工場マニアではありませんが、この独特の景色は好きですね。

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 製鉄所の少し南には、フェリーターミナルが望めます。
 …もっとも、残念なことに今年2月から航路休止になってしまったので、ここに船影はありません。
 
 10年の空白期間を経て、2018年に室蘭~宮古航路が開設されて話題になりましたが、ドル箱であるトラックの乗船が伸びず、2020年に宮古航路が休止し、八戸航路に変更になりましたが、残念ながらこれも休止となってしまいました。

 室蘭~宮古航路開設以前通った時にも、室蘭市内には「フェリーターミナル」の案内看板が撤去されずに残っているのを見かけて、室蘭の方々のフェリーへの思いを感じていただけに、わずか3年半での航路休止は、寂しいものです。せっかく整備したターミナルが、また活躍する日が来ることを願ってやみません。

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 そんなことを思いながら、白鳥大橋を渡りますが、ここも10年ぶりくらいか。見晴らしの良さと迫力で、渡って楽しい橋ですね。

 てなことで、室蘭で少し遊んだ後は、国道を南下します。昼少し前に豊浦を通過しかかり、休憩を兼ねて温泉施設「しおさい」へ寄ってみました。ここ、以前はラリー地区戦のサービスにもなっていたので、ちょっと懐かしかったのです。
 今回は走ることがメインなので、当初昼食はコンビニででもてきとーに、と思っていたのですが、昼時間前でさほど混んでいなかったこともあって、ちょっぴり贅沢してレストランで昼食にしました。
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 特産のホタテを使った、クリームコロッケ定食、ウマウマでした♪

 ここからは爆走モード、と言ってもペースはのんびりですが、ひたすらに走りを楽しむのでした。
 伊達の入り口では、少し渋滞に遭い、やっぱり盆だなあと思いましたが、幸いさほどのものではなく、なにが原因なのかもよくわからなかったので、おそらくは通常より交通量が増えたことから、信号待ちでの渋滞でしょう。
 そんなことで、当初の目論見では森から佐原、南茅部、恵山と内浦湾沿いをぐるっと廻るつもりでしたが、いささか思った以上に時間がかかっていること、恵山を回って西へ進むためには、当然函館市内を通らねばならず、渋滞の懸念があることから、恵山方面はやむなくばっさり切り捨て、森から七飯ヘ向かい、北斗へショートカットするルートを選択。

 幸いこのルートはほとんど混んでおらず、途中の牧場でソフトなうする余裕もありましたが、それにしても暑い。盆なんだから当たり前で、寒いとか雨とかに比べれば、気分的にはずっと良いのですが、こうなるとやっぱりオートバイで来ればよかったかな、と、ちょっぴり思ったのは秘密。(笑
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つづく
Posted at 2022/08/18 22:50:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2022年08月08日 イイね!

7月最後のツーリング

7月最後のツーリング …って、もう8月に入ってますが。はい、わかってます。筆、いや、キーボード打つの、遅いんです。^^;
 てなことで、ラリーカムイの話も未だ書いていないのに、先週末の話なぞ。

 7月に入ってからの十勝は、どうにも毎日毎日どんにょり天気で肌寒い日が続いています。どーんと暑くて夏らしかった昨年の7月が懐かしい。(泣

 やっと先週末は、わずか2日ほどだけですがお日さまが帰ってきて、気温も一気に30℃越えの予報に。この期を逃してはと、ツーリングに出かけることにしました。うかうかすると、メッシュジャケットでいくらも走らないまま、防寒ジャケットを着るハメになるので。

 この日はちょうど、千歳で航空祭、砂川でダートラ地区戦が開催されていたので、そちら方面も一瞬考えたのですが、千歳はもとより入場券がないので、付近の見晴らしのいい場所で…となると、そこも混んでいるのは必至。砂川はまっすぐ行っても片道3時間。時刻はすでに8時過ぎなので、第1ヒートのスタートに間に合わないし、炎天下にライディングパンツとブーツで観戦もキツそうだなあ、と。ええ、日和りました。^^;

 ま、実際のところ、ひさびさに気ままなツーリングがしたい方が勝った、てことなんですが。
 で、どっち方面へ向かうか少しだけ悩みましたが、ふと思いついて釧路へ向かうことに。

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 釧路というところ、昔から仕事で訪れることは多々あったので、道は知っているのですが、遊びで行ったことはほとんどありません。
 出張で宿泊したこともなんどもありますが、釧路駅周辺ばかりで、それ以外のところに行く機会がなく、市街地東部の炭鉱近辺(実際の炭鉱は沖合の海底なんですが)や海沿いは走ったことがなく、画像の矢印あたりの「端っこ」が気になっていたのは、ライダーあるあるの「末端志向症」なんでしょうか。(笑

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 そんなわけで、一路釧路へ…とは行かず、途中やっぱり豊頃だ、厚内だ、で遊んでいたら、釧路到着が12時になってしまいましたが、給油後さっそく中央港へ行ってみます。西港には行ったことがあるのですが、ここは初めてなので。

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 山住まい、船好きとしては、港の風景だけでテンションが上がりますが、こんなすごい船が停泊していました。カツオなどを収穫するまき網漁船で、探索船と呼ばれる小型ボートを積んだ母船です。

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 甲板上にも探索船が2隻搭載されおり、これが網船となります。この向こうに同型の船が停泊しており、そちらが運搬船のようです。

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 少し離れた岸壁には、同じような漁船が停泊していました。こちらの船は茨城県から来ているようです。
 グレーの船体が軍艦みたいでカッコいい。^^
 あとで調べたら、この船は2020年に建造された、最新鋭のようです。

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 探索船の積み方も、このカッコよさ。リアルサンダーバードですね。^^

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 さらに近くを見てみると、なにか後部甲板がずいぶん広い船が停泊しています。二重構造で、シースルーになっているのが、昔の空母みたいで、これもカッコいいな、と思ったら…。船尾に「そうや」の文字が。え?これって、まさか?

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 やっぱり。海保が誇る巡視船「そうや」ではありませんか!調べてみたら、通常釧路港に停泊しているのですね。知りませんでした。
 ちなみにこの「そうや」、1978年進水の海保で一番の古参船にして、唯一の砕氷船で、大改修をして2025年まで運用期間を伸ばしたそうです。
 周りに釣り人がたくさんいたので、邪魔しないよう、そうそうに退散しましたが、もっとよく見てみたかったなあ。

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 船成分(←何)も補給したので、釧路川を渡って南へ移動しましたが、それにしても暑い。
 釧路の夏と言えばその昔のある夏、半袖でエアコン全開で出発したら、白糠から急に寒くなってヒーターを入れ、客先に着いたら、お客さんがトレーナーを着ていて「半袖着てきたの?釧路の夏をなめてんな」と笑われたのを思い出すくらい、涼しい、寒い、のイメージ(失礼)だったのですが、この日は外気温計が30℃越えを指しています。エンジンの熱気で高めに出ているのだろうと思ったら、街頭の気温計も同じ数字でした。^^;

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 入船という地区に来てみると、こんな設備が現れました。
 これ、石炭を積み出す線路(の跡)ですね。

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 すぐ近くの広場は、野積みの貯炭場ですね。産炭地らしい風景です。

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 この反対側、この向こうは岸壁になっていて、こちらも釣り人が大勢楽しんでいました。
 シェルパくんの後ろの山は、砂のようですが、もしかすると粉炭だったのかも知れません。

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 高台に上がってみると、先ほどの石炭積み出し場が一望にできます。かつての繁栄を思い起こさせる風景で、これを見たかったので、来たかいがありました。
 ちなみに炭鉱は、現在でも技術継承や石炭の活用技術開発のため小規模ながら採炭を行っており、東南アジアなどからの研修生も受け入れていると聞きました。

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 この後は、海沿いを東進。これまで、根室方面へ向かうには、真っ当に国道44号しか走ったことがなく、海沿いの道道ですらない、市道らしき道をとことこのんびり走るのは、愉しいひとときでしたが停まらずに走り続けたので、写真はありません。

 が、前半遊びすぎたツケで、ここで既に13時を回ってしまい、後ろ髪を引かれつつ、帰途に就くことにしました。と言うのもこの翌日、5時起きでの仕事だったもので、早めに帰投する必要があったのです。
 もっと早く出発していれば、もう少し厚岸方面へ走ったり、浜中くらいまで走れたかも、と後悔してももう遅い。(笑

 出発前にブランチを多めに食べていたせいもあって、あまりお腹も空かず、昼食抜き。でもってライディングハイになりやすいかわねこ。燃料が切れるか、トイレでもない限り、面倒で停まらなくなるのがデフォルトですが、でもさすがにこの暑さで、さらに風を切るので熱中症対策を意識して、時々オートバイを停めて、ボトルに入れた麦茶を飲むようにしていました。

 ちなみにジャケットを着用せず、Tシャツでツーリングするライダーをたまに見ますが、安全性はもちろんのこと、それ以上にかわねこは、若い頃にこれで脱水症状を経験して以来、絶対にしないようにしています。

 そんなわけで、帰りは寄り道せず真っ当に帰ることに。ふだんなら面白くないので、高速は使わないのですが、本別までの無料区間は道東道を走ることにしました。
 考えてみると、シェルパくんで高速を走るのって、ほぼ初めて。今回良かったのは楽だった、という以上に、阿寒~本別区間は、山中なのでトンネルばかり。おかげでトンネル内が涼しくて快適そのもの。(笑

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 本別からは、真っ当に国道…ではつまらないので、またちょこちょこ道道を乗り継ぎ、山越え。と、ちょっと小洒落たお店に掲げられた幟に引かれて、ひと休み。
 やっぱりツーリングの〆はソフトなう。に限ります。^^;

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 スタートが遅く、帰投も早めにしたため、この日の走行距離は384kmと、400kmを割り込みましたが、新しい発見もあり、海沿いも走れて夏らしさも堪能したので満足。
 この続きはまたこんど。早く、走りたくなるような、晴天が戻って来ないかなあ。






Posted at 2022/08/08 22:18:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | シェルパくん | クルマ
2022年08月04日 イイね!

就航十周年

就航十周年 本日で、わがエスクとの航海が10年になりました。
 10年ひと昔、とはよく言ったもので、もう10年か、という思いです。自分的には、未だ3~4年くらいのイメージなので。これ、毎年書いてる気もしますが。(笑

 オドメーターは、先日ラリーカムイの帰路に14万kmを突破。2021年度の走行距離は、前年より1,800kmほど減ったものの10,868kmと、どうにか年1万kmを超えることができましたが、この距離は2019年に続いての、歴代のワースト2です。
 年末年始の遠征が復活したわりに、距離が伸びなかったのは、コロナ禍と、たぶん夏場で雨が降っていなければ、実用車がシェルパくん中心になっているからでしょうね。

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 10年前。航海を始めたばかりの頃。こうやって見るとやっぱり懐かしいなあ。(←ヲッサン
 この間に、かわねこ自身にもいろいろと変化があった10年でした。

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 基本は素直なエスクですが、ごくたまにスネる、というか、不調になったりもありましたが、故障は少ない方ではなかったかと。
 この春には、ペラシャジョイントの破損などという、初めての大きな故障も乗り越え、航海を続けています。

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 今後の展望などというものはありませんが、なにせ今や貴重どころか、皆無になってしまった、FRベースのフルタイム4WD+MTのパッケージ。代わりなどなく、もちろん、まだ当面は降りる気もありません。

 その積載力で、キャンプにも活躍していますし、何より走らせて愉しいのが、この10年変わっていません。
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 これからも、よろしく。
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Posted at 2022/08/04 21:34:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

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「とある事情で、出先で空気入れが必要になり、そー言えばあ~るくんは、スペアタイヤがないのでコンプレッサー積んでいるな、と、初めて使ってみたけど、けっこう優秀だった。」
何シテル?   04/26 12:17
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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