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かわねこのブログ一覧

2023年11月25日 イイね!

秋の東北旅 -3-

秋の東北旅 -3- 翌朝は4時に起床し、ターミナルへ向かいます。

 7月もそうでしたが、マニアとしてはこの狭い秋田港に、1万8000トンのフェリーが、転舵一発で入港する職人技を見ずにおれないのです。(笑
 到着すると、ちょうど「らいらっく」が入港し、転回しているところに間に合いました。
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 ここでもトラックの乗下船が多かったのは、時期的なものでしょう。船会社としては書き入れ時なのでしょうね。
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 ターミナルには工場を出荷してきたらしい、大型重機も下船していて、輸送用のトラックを待っているようです。
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 帰路も同じ船ですが、さらにケチって船室は二段ベッドのB寝台。早朝6時半に出港し、当日夕方17時半に着港するダイヤのため、ほぼ半日過ごしますが、だいたい午前中は爆睡して、午後からはサロンなどの公室でゆっくり読書することが多いので、個室ではなくとも、そこそこつくろげるので。
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 7月もそうでしたが、秋田港外に出ると、日本海らしく風が吹きすさんでかなりうねっています。
 これはこのチャンスにと、波打つお風呂を楽しんでから、Tシャツでベッドに横になると、即座に爆睡。

 フェリーはだいたい沖合を航行するので、携帯の電波は圏外なことが多く、しかも2等船室などは船によっては船体中央部にあったりするので、なおさら。今回の2等B寝台は西側の窓付き部屋でしたが、どうせ電話などかかってこないだろうとのんきに寝ていたら、昼前にまさかの着信があり、起こされました。昨今は、海岸沿いにもアンテナが増えたのでしょうかね。

 電話を終えるとちょうど昼で、レストランオープンの船内放送がかかったので、さっそく昼食に向かいました。
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 新日本海フェリーでの昼食は、いつもラーメン。
 7月は醤油ラーメンだったので、今回は塩ラーメンをチョイス。あっさり系で、美味しいラーメンでした。最近はついついミニチャーハンセットにしてしまいます。(笑

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 食後は、船体横の通路に設けられているプロムナードで読書。大きな窓があって、外が見られるのと明るいので、お気に入りのスペースです。
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 ふと目を上げると、大きな山と岬が迫っています。
 いつの間にか津軽海峡に入り、あれは白神岬でしょうか。後部甲板に出ると、東側には竜飛岬と大間崎らしきものも見えます。
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 さらに進むと、恵山岬も見えました。

 この航路が楽しいのがこの景色。意外なほど陸地に近いところを航行しますが、7月の時は、濃霧に覆われてほとんど見えなかったので、今回は景色を堪能できました。

 持ってきた本を読み終えてしまい、と言って、入港までに読み終えられそうにないので、別の本に手を付けるのもなんだかなあ、と、思ったその時、フォワードサロンのことを思い出しました。
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 これ、船の最前にある横長な部屋で、30名は余裕で入れる広さ。特徴は前面に窓が付いていることで、甲板と水平線を見られるので、マニア的にはたまりません。(笑
 3階と4階の2箇所に設けられており、3階のそれは喫煙室になっていました。4階は操舵室の直下なので眺めも良く、意外と知られていないので、いつもほとんど人はいません。今回もわずかに3名ほどしかおらず、静かに過ごせました。

 この部屋は新日本海フェリーならではで、苫小牧~八戸航路のシルバーフェリーとか、苫小牧~大洗航路のさんふらわあにはありません。
 ちなみに苫小牧~仙台~名古屋航路の太平洋フェリーは、特等室を取ると、この部分が個室船室になり、部屋に居ながら前方と甲板が見えるので、ものすごく得した気分になれます。(笑
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 これまでは年末年始に乗船していて、冬期はこの窓に鉄板で覆いがされてしまい、中が暗くて閉塞感があるので、これまであまり利用していませんでした。覆いを付ける理由は、かつて時化の時に大波をかぶったら、窓が割れてしまったことがあったからだそうで、冬の日本海の厳しさがわかるエピソードです。
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 そんなわけで、久しぶりにかわねこ的特等席でくつろぐことができました。船は恵山沖からは、もう陸地は見えませんが、眼の前に広がる水平線を、ただぼーっと見ているだけでも楽しいのです。キャンプの焚き火もそうですが、波も常にかたちが変わることから、見ていても飽きることがない、ぜいたくなひとときを過ごせたのです。
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 結局、着港直前までフォワードサロンを離れずに過ごしましたが、やがて前方に苫小牧の街が見えてきました。
 今回は往きと違って、5分ほど入港が遅れるとのアナウンスでしたが、船好きにはむしろもっと遅れてもいいくらい。(笑
 まだまだ乗っていたかったけれど、やがて船は苫小牧東港に入港。
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 苫小牧東港では、秋田港のように転回せず、オモテ(船首方向)から着岸します。
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 最後に後部デッキに出てみると、7月の着港の際は、タグボートがいて着岸補助をしていましたが、今回は自力着岸です。たぶん、7月の時は強い東風が吹いていたので、自力着岸が難しかったのでしょう。

 そんなこんなで無事入港。楽しかった船旅も終わりです。
 今年はイレギュラー的に、船に乗る機会が多かったのですが、今後は帰省する理由もあまりなくなったので、激減するでしょうね。

 さて、次回はいつ船旅ができるでしょうか。
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-おわり-





Posted at 2023/11/25 21:36:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅路 | クルマ
2023年11月24日 イイね!

秋の東北旅 -2-

秋の東北旅 -2- 秋田市内で降っていた雨もやがてやみ、峠を越える頃には晴れ間も見えてきました。

 法事にも無事間に合い、従兄弟たちとにぎやかに話に興じた1日を過ごしまして。

 翌日。帰路のフェリーは、翌々日早朝6時半出港なので、秋田に前泊するため、この日はまた秋田へ戻ります。
 
 てことで、来た道をそのまま戻ってもつまらないので、国道282号線を北上。
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 の前に、これまたここへ来たら寄らずにおれない、福田パンで今日のお昼を確保。
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 このコッペパンはスーパーなどでも売られていますが、直売店ではその場で中身を挟んでくれることもあり、美味しさが違うのと、オーソドックスなジャムやクリームなどの他に、キーマカリーやサラダなど中身のバリエーションが豊富なのは、直売店ならでは。
 しかも組み合わせ自由なので、バナナとメロンクリームのように、ダブルのオーダーも可能。

 無事お昼と翌朝分を仕入れて、当初は八幡平の山岳地帯を抜けようかとも思いましたが、天気が今ひとつなこともあり、めったになく国道を真っ当に走ることにしました。
 八幡平あたりの風景は、それまで東北道を北上する時に眼下に見えていて、あそこをのんびり走ってみるのもいいかなあと思っていたので、並走する東北道を見上げながら走るのも、なかなかに楽しいものでした。
 走るのに集中したので、途中写真を撮るのを完璧に忘れていたので、写真はありません。^^;

 平日でしたが、国道は意外とクルマが多いこともあり、あまり流れが良くありません。そこで、鹿角市内には入らず、八幡平市から県道22号に入り、大館までショートカットすることに。

 県道は趣はあったものの、なにしろ道が狭く、途中で停まれそうな場所がまったくありません。どこかで停まって昼食をのんびり摂ろう、と思っていたのですが、これは想定外でした。

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 結局、国道へ復帰したところで駐車帯を見つけ、ここで遅いお昼となりました。
 道路沿いですが、山に向けてクルマを停め、コッペパンを味わえたので良しとしましょう。(笑

 そんなわけで、途中トイレもないまま走っていると、道の駅の標識を見つけたので、トイレ休憩に寄ることに。
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 標識どおりに左折して敷地に入ってみると。おお、これは大館能代空港ではありませんか。
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 なんと、能代の道の駅は、大館能代空港併設なのです。
 秋田港のセリオンとか、網走のように港に隣接というパターンは識っていますが、空港と道の駅のコラボは全国的にも珍しく、ここと能登の2か所しかないとか。

 なので、駐車場は空港のもの。もちろん無料。
 そしてターミナルビルが、道の駅になっています。そのため、当たり前ですがあまり道の駅っぽくありません。(笑
 とは言え、お土産の売店や、レストランも当然併設されています。

 せっかくなので、トイレを借りたついでに、展望デッキへ上がってみました。
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 と、フューエラーが来たので、これはもしかして…と思ったら。
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 ANAのA320が降りてきました。
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 ちょうど羽田からの便が、到着する時刻だったようです。これはラッキー。

 飛行機成分(笑)を補給したので、さらに西へと進みます。

 最初は、男鹿半島あたりにでも立ち寄ろうかと思っていて、それは時間的にも可能ではあったのですが、日暮れが早くなったのであまり楽しめる時間がなさそうなのと、意外と全体にクルマが多く、流れがあまり良くなかったことと、今回はちょっとお疲れ気味なこともあって、珍しくまっすぐ秋田市内へ向かいました。

 このあたりを走るのは、数年以上ぶり。国道をそのまま進むつもりでしたが、秋田自動車道が並走していたので、これを使うことにしました。
 てなわけで、このあとはひたすら走ったので、写真はありません。

 今日の宿は、7月にも泊まったスーパー銭湯内に併設のカプセルホテル。
 前回は安けりゃなんでいい、で、利用したのですが、駅前のホテルよりフェリーターミナルに近い、宿泊者用の広い休憩スペースにマンガがたくさん置いてあってくつろげる、居酒屋風の飲食コーナーの料理が意外なほど美味しい、もちろん温泉も好きなだけ入れる、とあって気に入ったので、今回も利用することにしました。どうせ翌朝4時には起きなくてはならず、船でゆっくり眠れるのでカプセルでの仮眠程度で良いのです。
 施設内の仮眠スペースだとさらに安いのですが、カプセルスペースだとテレビもあり、何と言っても静かなので、ひとり旅ならコスパは良いと思います。
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 ゆっくり温泉に浸かって、夕食は唐揚げ定食をオーダーしてから、そう言えば昨日の夕メシも唐揚げだったと気づいたり。(笑
 おなかを満たしたあとは、22時の消灯時刻まで、休憩スペースでのんびりマンガを読んで、久しぶりにゆっくり過ごせた夜だったのでした。


-つづく- 





Posted at 2023/11/24 21:48:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅路 | クルマ
2023年11月23日 イイね!

秋の東北旅 -1-

秋の東北旅 -1- すでにふた月近く前の話ですが、10月初旬に法事で実家へ帰ることになりました。
 当初は弾丸帰省のつもりで、苫小牧~八戸のフェリーと、八戸でのレンタカーも予約していたのですが。

 たまたまスケジュールに少し余裕があり、これなら1日休みを増やせば、苫小牧東~秋田のフェリーに乗るのもアリかなあなどと、当初は漠然と考えていました。
 試しに費用をキッチリ試算してみると、秋田航路を使うと、八戸航路に比べて航送料がかなり安くなること、高速に乗らずに済むこと、帰りの秋田出港は早朝なので、前泊が必要になりますが、ちょうどポイントが貯まっていたので、安宿なら手出し無しで泊まれそうなことから、軽自動車のあ~るくんで行けば、差額はわずが3000円ほどで済むことが判明しました。
 さらにこの時期、いつも親戚には北海道の農産物を送っていますが、送料が高騰した昨今、これも積んで行ってしまえば、送料が浮くぶん、むしろ安くつくかも、と気づいたのです。

 問題は例の補修失敗で、あ~るくんの外装がかなり酷い状態のままだったことですが、やはりクルマごとフェリーに乗船できる利便性には代えられず、ここはガマンして当初の予定を変更し、あ~るくんでの帰省となりました。

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 出発が土曜日だったため、少し早めの午前中から基地を出発。
 せっかくなので、ひさしぶりに十勝港にも寄ってみました。
 ちょうど漁船が水揚げをしていたこともあり、なんだかヒッチコック映画ばりの様相。クルマに爆弾を落とされないか、ちょっと心配なほどでした。
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 そしてこちら方面へ来たならば、寄らずにおれない、ねこや食堂。
 時刻が15時台とあって、さすがにうどんのオーダーはしませんでしたが、コーヒーと焼きプリンを堪能。
 ここ、コーヒーが美味しいうえに、ポットで出て来るので、たっぷり2杯分楽しめるのです。
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 海沿いの景色を堪能しつつも、日が落ちるのが早く、暗くなってくると途中で遊ぶ気もなくなって来るので、のんびり走っても、苫小牧東港新日本海フェリーターミナルに到着したのは、出港の2時間以上前の17時半。

 さすがにお腹も空いてきましたが、いつも通りなら、出港1時間前の18時20分には乗船できるはず。乗船してしまえば、船内のレストランもオープンしているので、出港前に夕ご飯が食べられそう。
 と目論んで、コンビニに買い出しにも出かけず。この港、近くにコンビニもないので買い物をするには、10㎞ほど離れたむかわ町内まで戻らねばならないのです。
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 しかし。
 ちょうど農産物の出荷時期なこともあってか、大型トレーラーがひっきりなしに乗船していきます。
 ふだんならトレーラーを含む、大型トラックは1階甲板に積まれ、スロープを上がる、2階甲板は乗用車と、せいぜい2t車くらいの乗船なのですが、この日は大型トレーラーもさかんに2階甲板へ登って行き、やっと乗船開始になったのは、なんと出港の15分前。この15分で、待機していた乗用車30台ほどすべてを乗船させたのは、さすがですが。

 到着が早かったかわねこは、比較的早めに乗船できましたが、ふだんなら船室に荷物を置いてひと息ついてから、ゆっくり甲板へ出て出港風景を眺めるのですが、この時はベッドに荷物を置いて甲板へ出るとゲートが閉まり、まさに出港が始まったところでした。
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 主機の振動が伝わり、街明かりが遠のいていくこの瞬間が、旅を実感させるので、かわねこはもっとも好きなひとときです。

 さすがに腹ペコなので、あまりのんびりはせず、さっそくレストランへ。
 長い時間航海するフェリーの食事は、煮込み料理が美味しいのが定番です。その昔は、揚げ物とかサラダ類はあまり美味しくなかったのですが、近年は冷蔵設備やフライヤーの性能向上もあって、ほとんど外れはなくなったのは、ありがたいところ。
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 今宵は美味しそうな香りに惹かれて、カレーをチョイス。今回ばかりはオーダーを大盛りにしてしまいました。(笑
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 船室はここ最近定番の2等A寝台。その昔、余裕があった時代は個室の1等を取っていましたが、日中を過ごすのならさて、この航路は夜に出港して朝に着くので、ケチって寝台です。

 新日本海フェリーの寝台席、現在の呼称は「ツーリスト」なのですが、未だに呼びつけないので、ここでは寝台と呼びますが、昔ながらの二段ベッド式のB寝台と、近年の改修で取り入れられた、カプセルホテル的なA寝台、さらに天井が高い、一段ベッドのS寝台があります。

 S寝台は、昔は新潟航路などで個室より安いことから使っていました。天井が高く、開放感はありますが、近年はケチって使わなくなりました。

 そして今回は、ひと晩過ごすので、少しだけグレードの高いA寝台にしました。
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 二段ベッドのB寝台でも、最繁忙期の盆休み時期でもない限り、同じベッドの他の段に人が入ることはほとんどありませんが、A寝台のメリットは、導風口が付いていること。船の空調って、個室以外では個別の調整はできず、全体に暑いことがデフォルトです。おそらくは、寒いと体調を崩す乗客もいる可能性があるため、薄着にすれば済む、暑め寄りに設定しているのではと思います。

 そのため、昔ながらの大部屋2等も、新日本海航路にはわずかに残されていますが、夜間は消灯されてしまうことと、消灯しても防犯灯が点いているので、真っ暗じゃないと寝付けないこと、二段ベッドのB寝台は、Tシャツでも暑くて寝苦しいことが多いことから、船内で一泊する場合は、数百円ほどの差額なので、最低でも少し快適なA寝台を取るようにしています。

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 ちなみに夜出港の翌日夕方到着、と言った長時間航路ならば、数千円の差額を払っても、個室(新日本海フェリーでの呼称は、1等が「ステート」特等が「デラックス」を取るのがオススメ。ビジホに一泊したと思えば、個室でゆっくりできるメリットは大きいと思います。写真は以前利用した1等和室のもの。
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 大風呂も、昔は窓のない船体中央に、味気ないステンレスの浴槽が置いてあり、3人も入ればいっぱい、なかんじでしたが、現在ではどの航路でも風呂のスペースは大きく取ってあり、大きな窓が付いていて、日中なら海を見ながら入浴できるのが、特長です。
 お風呂も大概は、出港前から開放されていますが、どうせ入るなら外洋に出て、波打つ湯船に浸かりたいのが船マニア。(笑

 ちなみに画像は、さすがに浴室の撮影はできないので、公式のもの。

 唯一、出港後のお風呂だと、売店が営業終了しているので、お風呂上がりのアイスクリームが自販機ものになるのが惜しい。でも、自販機があるだけマシですが。
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 ちなみに夜行航路の場合、ほとんどのフェリーは22時で消灯になります。
 ロビーなどの公室や通路は明るいままですが、大部屋やベッド室も部屋全体が消灯になります。もっとも、ベッドには明るい読書灯が備えられていて、どうせ寝転がって読書することが多いので、消灯になってもなんら問題はありませんが。もちろん、個室だと消灯は自由です。

 いつも本を読んでいるうちに、心地よい揺れで寝落ちするパターンで、今回も23時前に寝落ちし、翌朝は6時に起床。
 天気が良いと、水平線上から昇ってくる朝日を拝めるのですが、この日は残念ながらどんにょり天気で陸地も見えず。
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 秋田港入港時も小雨の中だったのが残念ですが、こればかりは仕方ありません。

 海上のうねりなどの関係でしょう。今回は予定より5分ほど早着、とのアナウンスがありました。フェリーではたまにあることで、マニア的にはふだんならちょっと損な気がしますが、今日は法事の予定があり、遅れるわけにはいかなかったので、ありがたいところ。

 無事下船して、お遊び無しでまっすぐ目的地へ向かいます。

 
-つづく-





Posted at 2023/11/23 21:28:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅路 | クルマ
2023年11月14日 イイね!

冬が迫る

冬が迫る つい先日まで、麦茶を飲みながら暑いと言っていたよーな気がするのですが、気づいたら、温かい玄米茶がデフォルトになっている昨今。
 などと、来なくていいとあがいても、来るべきものはやってくる、というわけで、いよいよスタッドレスタイヤの時期になってしまいました。

 エスクは先日既に交換したものの、街乗り中心のあ~るくんは、まだいいか、と先延ばししていたのですが、さしもの十勝も最低気温の数字の前に、横棒が入るようになってしまったので、腰を上げました。

 この日は朝から強風でしたが、見ると窓の外には、時折なにか白いモノが舞っています。
 先日、道都など道内の西側で、雪虫が大発生したのもニュースになりましたが。
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 これは先日の定期出張時に撮影したもの。煙っているように見えるのは、実はぜんぶ虫です。(汗
 これが脳裏に浮かんで、ついに山脈を越えてきたか、と思ってよく見ると「虫」が付かない、融ける方でした。これはこれでイヤだけど。(笑

 そんなわけで、北風ピープー吹く中、作業開始。
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 最近、ジャッキスロープに使っているのがこれ。雪道のスタック時に使用する、ゴム製のヘルパーですが、スロープ代わりになります。
 あ~るくんだけでなく、エスクもガレージジャッキのマウント位置が意外と奥まっていて、フロントスカート部にジャッキハンドルが当たって上げにくいので、重宝しています。

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 タイヤは納車時に、先輩が新品4本を付けてくれました。
 オートバックスのPBですが、ダンロップでおなじみ、住友ゴムのOEMとか。
 雪道でのフィーリングが、ちょっと楽しみ。

 ホイールは中古のアルミをオクで仕入れてきたものを、先輩が組んでくれました。

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 このタイヤは方向性があると聞きましたが、サイドの矢印マークがありません。実は回転方向ではなく、ホイールの内外でパターンが異なっていたのです。
 ブロックが細かいほうが、内側。なので、タイヤを組む時に間違えなければ、回転方向は気にしなくても大丈夫そう。

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 夏タイヤは中古で購入したので、8,000㎞ほど走行して、3部山というところ。来年は入れ替えが必要かも知れません。

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 先日の下回り塗装の際に、リアのバンプラバーがヘタっていることに気づいていたので、部品を取り寄せて、これも交換しました。
 これ、スズキ純正ですがワゴンR用ではなく、KeiとかHT系スイフト用らしい。81スイスポも適合なので、なにか縁を感じたり。(違
 ネットで取付実績のレポートがあったのと、こちらの方がかなり安かったので、これにしました。

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 タイヤが新品なので、慣らしを兼ねて試走という名のドライブ。
 あ~るくん、夏タイヤは14インチ化していますが、このスタッドレスは標準サイズの13インチ。扁平率も65から80になったので乗り心地が変わって、またぶわんぶわんとボディが揺すられるかな、と覚悟していましたが、意外やサイドウォールの剛性が高めで、乗った印象は14インチとさほど変わらなかったのは嬉しい。

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 交換したバンプラバーも、他車種流用で全長が20㎜長いため、わざとこういう段差を減速せずに通過してみたりしたものの、底付きはありません。
 もっとも、資機材を積んだりすると、また変わるかも知れませんが。でも問題があればウレタンなのでカットすればいいので、 当面はこのままです。

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 しかしなんでしょうね。ホイールが黒くなっただけで、あ~るくん、ずいぶんと印象が変わり、ポンコツ車もカッコよく見えるのは、なぜでしょう。(←自画自賛

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 ちょこっと足を伸ばして、峠のふもとまで来てみると。
 前日にでも降ったのでしょう。路肩には白いモノが残っています。
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 山腹に見えているのは、国道38号線の狩勝峠。山肌も白くなりつつあります。

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 走っていると、道端に古いフォードのトラクターが停まっているのを見かけました。
 1980年代後半から90年代にかけて販売されていたモデルで、昔はよく見かけた覚えがあります。

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 懐かしくて、クルマを停めてよく見てみると。
 後ろに井戸から水を引くパイプがあるな、と思っていたら、なんとこのトラクターは、井戸ポンプとして使われていたのです。
 シンプルな構造だけに、長い年月使われて、トラクターとしての役目を終えても、まだこんな使い方があるのだなあ。

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 11月ももう半ばになり、ほとんどの畑の収穫作業も終わっていましたが、最後の追い込みに、まだ大型コンバインが動いていました。

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 その畑を横切るキタキツネ。動物たちも冬支度で忙しいのでしょう。

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 陽が山の向こうに落ちてしまうと、気温も一挙に急降下。撮影しに、車外へ出ても風が冷たい。

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 日高山脈には厚い雲がかかっています。山ではもう既に雪が降っていますね。

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 この時期、日暮れがほんとうに早いので、17時前でももう暗くなってしまいます。こうなると、なにか早く家に帰らなくては、という気分になるから不思議。
 さて、基地に帰りましょうか。

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Posted at 2023/11/14 22:18:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2023年11月12日 イイね!

アバタはエクボにならず -3-

アバタはエクボにならず -3- 今回の、本塗りのトラブルのほかにも、素人作業としての、反省点がいくつもあります。

 ・ボディパテの盛り方、研磨が悪く、傷が消えきれていなくて、くぼみになっている。

 ・リアゲートのねんどパテも硬かったため、削りすぎてラインが歪んでいる。鉄板との境目も仕上げが雑で、ピンホールもできているので、ねんどパテの上にうす付パテを盛って、修正すべきだった。

 ・スプレーがまともではなかったことから、しっかり上塗りができておらず、色ムラになってしまっている。スプレーがまともだったら、もう少し均等に塗れたと思うのです。
 そしてそれ以前に、よく言われることですが、部分塗装と言っても、やはり一部だけを塗装しても却って目立ってしまうのでダメで、やるなら例えばドア1枚、フェンダー1枚を塗る覚悟でやらないと、かなり差異が出てしまいます。

 ・資材の必要数を、もっとしっかり見込むべきだった。クリアスプレーの確認はもとより、養生シート然り、耐水ペーパーもマスキングテープも残りギリギリだった。

 ・早朝だと朝露がつく問題があったと言え、作業全体を前倒しして早め、塗装はやはり、太陽が頭上にある時間帯に行うべきだった。時間に押されて、陽が傾いてしまい、陽が当たっていない側は、少し陰になっただけでも、見え方が違って全体に塗りが薄くなってしまった。

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 大まかなものを列記しただけでもこれです。鈑金塗装ってやはり高度な技術が必要なのだと、身に沁みて実感しました。パーツ類を塗装するのとは、レベルがまったく違います。

 などと猿でもできる反省をしたところで、なによりショックで、しばらく立ち直れそうにないくらい、豆腐メンタルなかわねこは、精神的ダメージを受けてしまいました。
 
 いずれにせよ、しっかり色を乗せられない状況だったことから、塗装した面にまったく艶がなく、特に右側は、補修していない後部ドアと塗装に失敗している運転席ドア、フロントフェンダーの違和感がありまくりで、これまでの傷より明らかに目立ってしまいました。しかし、またペーパーがけからやり直して…というには、時間的、体力的、精神的にももう無理です。

 どちらにせよ、今シーズンのものにはならないので、この状態で当面ガマンするしかないため、少しでもごまかせればと、艶出しをするためにクリアを吹いてみたのですが、これも見事に裏目に出ました。

 なんと、クリアも同じようにダマが飛び散ったのです。ペイントの方は、通販業者に不良品ではないのか、と、返送したのですが「気温が高すぎるのが原因」とけんもほろろな残念回答。しかし、これまでパーツの塗装でも、ガス圧を上げるために缶をお湯に浸けることは普通にやっていて、問題はありませんでした。
 さらにクリアの時は気温も25℃程度しかなく、業者にスプレーを温めたのが原因だと言われたので、常温で吹いたのですが、まったく同じ状況でした。これまでこんな酷いダマは経験したことがなかったので、これはもう、ホルツのスプレーそのものが問題としか思えません。


 ちなみにショックが強すぎて、詳細な写真は撮っていません。これで八方塞がりの状態になってしまい、ちょっと、いやかなり精神的にヤバい状態になってきました。
 なにしろ、仕事で毎日乗る際に、運転席ドアとあって惨状が嫌でも目に入り、さらにドアミラーに映り込む、前後ドアの異常な境目がそれに拍車をかけるので始終精神に突き刺さり、ついには体調不良を引き起こしてしまいました。

 これは来春まで放っておくと、精神的に危険だと判断し、やむなく主治医に相談しました。主治医の工場は整備の他に鈑金部門もあるので、金額的に全塗装は無理としても、あわよくば、ボディサイド面だけ再塗装で補修できないかと考えたのです。

 その結果、再塗装するには、塗った市販のペイントとパテを全部剥がす必要があり、通常の鈑金塗装よりかなりの工数が必要で高額になってしまうため、一番安く上げる方法は、中古ドアとフェンダーに交換、とのこと。
 しかしこのブリーズブルーって、中古部品あるんだろうか。いちばん最初に自力でバンパーを探してネットや十勝の解体部品屋さんを探した際には、ほぼ皆無で、あっても本州からの送料が高すぎて、諦めた経緯があったのです。
 しかし、そこはさすがプロ。鈑金業者間での情報網があるそうで、探してもらったところ、なんと2日でドアとフェンダーが見つかりました。

 そこでこの際、バンパーと左フェンダーはもう予算的に諦め、運転席側だけでも「それらしくなれば良い」と、お願いしました。

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 そして戻ってきた、あ~るくん。ドアと右フロントフェンダーがきれいになっていて、かなり違和感は軽減されました。
 ドアバイザーも移設しようとあらかじめ外しておいたのですが、中古ドアにバイザーも付いていたので、移設しなくて済みました。ただ、色はぜんぜん違ってしまいましたが、そのくらいはかわいいものです。

 よーく観察すると、交換したドアとフェンダーは、微妙に色合いが違っていたり、バンパーはそのままなので、相変わらず艶がないし、フェンダーの一部の塗装も違和感ありのままとは言うものの、補修前の、遠目からでも目立っていたバンパーの大傷や、リアゲートの凹みも以前ほどには目立たなくなり、当初の目標であった「『ぱっと見』普通に見える」が達成されたので、これで完了です。

 最初からこうしておけば良かったのに、と言うのは結果論。この修復で、かなり無駄なお金をかけてしまったことは悔やまれますが、あのまま乗ることはもっと耐えられませんでした。
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 助手席ドア側、ハンドル上にもなかなかな大きさの引っかき傷があり(そもそもなんでそこが傷つくのか謎ですが)、修復をかけていましたが、ダマが怖くてあまり色を乗せられず、下地のプラサフが透けて見えてしまっていたのも諦めるしかないなあ、と思っていたのですが、そこもなぜかずいぶんときれいになっていました。
 修理明細には載っていませんでしたが、おそらく鈑金職人が気の毒に思ったか、あるいは職人として見過ごせなかったのか、たぶん、さっと色を吹いてくれたのだと思いますが、運転席に次いで目立っていた場所だったので、これはありがたかった。
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 そんなわけで、もともとポンコツだったあ~るくんが、さらにまごうかたなきポンコツになってしまいましたが、オーナー自身がもっとポンコツなので、これも仕方ないでしょう。

 神様、いい子にしてますからこんなネタ、本当に要りませんよ。(泣


-おわり-




Posted at 2023/11/12 20:15:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ

プロフィール

「とある事情で、出先で空気入れが必要になり、そー言えばあ~るくんは、スペアタイヤがないのでコンプレッサー積んでいるな、と、初めて使ってみたけど、けっこう優秀だった。」
何シテル?   04/26 12:17
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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