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2023年07月30日 イイね!

あ~るくんと東北路を往く

あ~るくんと東北路を往く なんだかんだと公私共にやることも多く、週末もエスクでのんびりドライブ…とはなかなか行きません。
 さらには、シェルパくんの緊急入院も重なり、またもあ~るくんネタで、旅の話なぞ綴ってみます。

 先に書いたように、今回、緊急帰省の相棒も、あ~るくんでした。
 無事葬儀を終えたので、北海道への帰途へつくことになりましたが、いつもなら八戸まで移動して、苫小牧行の船に乗るのが常套ルートです。

 しかし、八戸までの行程は、これまで何度も走っていることもあり、せっかくならと帰路の航路は秋田~苫小牧東便に乗ることにしました。
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 秋田航路は、年末年始遠征の締めくくりに、ここ数年、かわねこ的にはデフォルト化しているのですが、今年の年始は帰省しなかったこともあり、少しだけ旅の気分を味わって、ここ数日の気を張っていた状態から、リフレッシュしたかったこともあります。
 この航路は秋田港を早朝6時台に出港するので、前泊も必要になりますが、航送料が八戸便よりも安いため、安宿を見つけられればそれほどの差は出ません。

 この時は7月に入ったこともあり、秋田市内のビジホも高騰していましたが、幸い安い宿を見つけたので、乗船前日は秋田へ向かうだけの、ひさしぶりにのんびりしたドライブとなりました。
 最短ルートであれば、仙岩峠を越えるのですが、このルートもなんども走っているので、今回は少し南下して、横手から日本海側の由利本荘に抜け、北上して秋田へ入るルートを選択。

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 出発してまず向かったのは、福田パン。ここのコッペパンはスーパーでも売られていますが、店舗で注文すると、目の前でコッペパンに好きな具材を挟んでくれ、種類も多く、しかもスーパー販売のものより確実に美味いので、寄らずにおれません。これ一個でじゅうぶんお腹いっぱいになるので、今日の昼と明日の朝ごはんはこれで決まりです。

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 西和賀までの県道1号を走るのは、おそらくは30年ぶりくらい。その昔、東北を長期出張することもあった時代は、横手から新潟まで移動するのになんどか通りましたが、そんな風景は記憶の彼方で、既視感の薄い景色を楽しみました。
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 と、途中ずいぶんと趣のある大きな木の鳥居が見えたので、思わずブレーキング。
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 いったい何年前から使われているのか、鉄製の鳥居がほとんどになった昨今、これは珍しいと思います。
 撮影前にお参りしたのですが、社殿の扉は閉ざされており、賽銭箱もなかったので、二礼二拍手だけして見せてもらいましたが、ずいぶんと昔から地域にあることだけはわかります。
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 あ~るくんを停めた、閉店した商店の古い建物も、いかにも昭和なかんじで、プチタイムスリップ。

 この後の横手までのルートも、山間を抜けるいいかんじのワインディングで、あ~るくんでも楽しかったけど、オートバイだったらもっと気持ちいいだろうなあ、と思ったり。(笑

 天気も薄曇りでしたが、気温も高く、窓全開で走るとちょうど良いくらい。なにせノンターボの軽自動車です。エアコンをかけると、格段にパワーダウンしてしまいますが、窓全開でなら、初夏のドライブも楽しめます。

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 横手の市街地を抜けると、道路脇に広がる田んぼの風景は、いかにも米どころで美しい。これぞ懐かしい日本の夏の原風景ですね。

 その風景を見て、突如ある風景がフラッシュバックしました。それは遠い昔、母とまだ小学生だった兄、かわねこの3人で、転勤した幼馴染一家を、横手の隣の大曲に訪ねたときのものです。
 ずっと記憶の底に忘れていましたが、幼馴染の住居近くに広がる、美しい田んぼの間を子供4人で駆け回って、ものすごく楽しい夏休みだったことを、はっきり思い出しました。

 そんな思い出に浸りつつ、ちょうど昼になったので、田んぼを眺めながら昼食、としゃれこみたいところですが、あぜ道は狭いし、国道沿いにもクルマを停められそうなスペースがありません。
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 と、道沿いに「河川公園」の看板が建っているのが視界に入りました。これは、と、Uターンして向かってみると、かなり広い敷地の公園でしたので、ここの駐車スペースにあ~るくんを停め、ゆっくりコッペパンのお昼ごはん。アウトドアチェアを積んでいなかったので、クルマの中だったのと、欲を言えば川面が見えればもっと良かったけれど、そこまでの贅沢は言いません。

 のんびりお昼の後は、さらに西へ向かうと、由利本荘市に入って道は海に面し、ここからは北上ですが、トイレに行きたかったのと、Wi-Fiを使いたかったので、少しだけ南下して、道の駅にしめへ。
 何と言ってもいちおう平日なので、何件か仕事メールのやりとりをしたりして、小休止してから北上。
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 と、走っていると駐車帯に、なんか巨大なモノを積んだトレーラーがいます。まるで航空機の主翼のようですが、これ、風力発電用風車の羽根ですね。新規に建てるのか、あるいは羽根だけを交換するための部品なのか。あ~るくんと比較すると、その巨大さがわかりやすい。(笑
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 海沿いの集落の佇まいは、道南の日本海側のそれに少しだけ似ていますが、瓦葺きの屋根が、いかにも本州らしいところです。
 道の駅岩城では、暑かったことだしせっかくなので、海を眺めながらソフトなう。
 仕事の電話をする必要があったりで、あまりゆっくり、とは言えませんでしたが、まあ世間一般的には平日なので仕方ありません。

 そんなこんなで、夕方秋田市内へ到着。
 今日の宿は、健康ランドに併設された、カプセルホテル。健康ランドだと、通常は休憩室での仮眠が多いのですが、ここはカプセルも併設されているので、少しだけプライベート感が増します。

 初めて利用するので、チェックイン後、夕食を食べに出るのは面倒だなあ、と思っていましたが、健康ランドだけに、ちゃんと居酒屋風の食事施設があり、焼き魚定食をオーダーしてみたら、意外なほど美味しかったのは幸いでした。
 もちろん風呂も広く、マンガを読めるコーナーもあったりで、思った以上に快適。

 そして翌朝4時過ぎに、フェリーターミナルへ向かいます。乗船にはここまで早くなくてもいいのですが、秋田港へのフェリー入港風景を見たいのです。(←マニア
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 秋田港ってかなり狭いのですが、その港内で、国内最大級の2万トンクラスのフェリーが、転舵一発180°ターンを決める操船ってすごいなと、いつも感心します。
 これまでの年始の乗船だと、季節的にまだ日が昇らず薄暗いのですが、この日は曇ってはいましたが明るく、いつもと違った雰囲気です。

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 乗船して、出港風景を見ようと後部甲板へ出てみると、なんかやたらとサイレンが鳴り響き、パトカー2台に消防車数台、救急車とずいぶん物々しい雰囲気。
 どうも港内に浮いていてはイケナイものがあったようですが、船は無事定時出港。

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 しかし港外に出ると、なかなかのうねり。この揺れ具合ならよく眠れそう。と、さっそく朝寝を決め込みました。(笑

 この船でのお昼は、いつもラーメン。しかし、料理長が交代するのか、飽きないようにするためか、時々味が変わります。
 その昔は背脂たっぷりのごっつ系で、いつの頃からか、わりとスタンダードな醤油ラーメンに変わり、今回は生姜風味に変わっていました。生姜風味の強いラーメンって、かわねこはあまり好きではないのですが、ものは試しとオーダーしてみたら、。なかなかに美味しいかった。早朝から動いていたのでお腹が空いて、思わずミニチャーハンのセットにしてしまいましたが。
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 午後からは津軽海峡を越えるので、本来ならば北海道本島を間近に眺めることができて、それがこの航路の楽しみのひとつでもあったのですが、残念ながらこの日はずいぶんと霞んでいて見えず。

 なので、ラウンジの椅子でゆっくり読書を楽しみ、のんびりお風呂に入って、夕方までのゆったり船旅を満喫したのでした。

 苫小牧東港から基地までの道のりも、帰投するだけなのでもう急ぐ必要はまったくなく、のんびりと夕暮れのドライブを楽しめました。
 結果的に、これがはじめてあ~るくんで、仕事以外でのロングドライブとなりましたが、やっぱり高速道路より、一般道をのんびり走るのが、あ~るくんには似合っています。^^


Posted at 2023/07/30 21:02:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2023年07月27日 イイね!

あ~るくん高速道路を走る

あ~るくん高速道路を走る 先月末の弾丸帰省と、その一週間後の緊急帰省。相棒に指名したのは、あ~るくんでした。

 仕事ではないけれど、弾丸の時は、十勝から苫小牧往復程度の走行距離なら、難なくこなせるのと、ターミナル駐車場に置いてフェリーに乗り込んでも、エスクよりは気にならないこと、やっぱり燃費がいいことなどがその理由でした。

 お休みのためのお休みで、ゆっくりドライブそのものを楽しむなら断然エスクですが、今回のような足としての使い方には、あ~るくんは重宝します。

 その後の緊急帰省の際も、連絡を受けたのが昼過ぎだったため、準備をして新千歳空港に向かい、花巻空港行の飛行機に乗るには、もう間に合いません。仙台空港行に乗っても、新幹線での移動が必要で、到着は深夜になってしまいます。
 それならばいっそのこと、八戸行の夜航フェリーに乗り、翌早朝移動すれば朝いちには到着でき、いずれにせよ一週間は滞在が必要なので、その間の着替えやら、必要な物を持って行くにも、クルマの方が便利なのは明白。
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 しかし、八戸行フェリーの夜便は、21時発と0時発がありますが、折悪しく0時発便の船が定期検査でこの日は休航。そのため、21時発便に乗船が集中して、満車となってしまいました。後はキャンセル待ちに賭けるしかなく、しかも電話では受け付けてくれないので、直接フェリーターミナルまで急ぐ必要がありました。
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 ということで、結果的には最後の1台として、車両甲板の最後尾、トラックの隙間に乗船したとたん、車両ゲートが閉まる、という、まさに滑り込みだったのですが、出発直前まであ~るくんで行くか、エスクで行くか悩んだ末に、あ~るくんに決めたのは、それなりに走ってくれるはず、という期待と、軽自動車1台ぶんのスペースなら、なんとか甲板の隅に潜り込めるのではないか、という根拠のない自信でした。

 これ、もしダメだった場合は、苫小牧から高速を3時間半走って函館まで移動し、青森行きのフェリーに飛び乗って、青森からさらに3時間半高速を走る行程になるので、そうなっていたら、エスクを選ばなかったことを後悔する羽目になっていたでしょう。(笑

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 深夜出港のフェリーなので、向かっている最中に日が落ちて夜間走行となり、本来なら夜のロングドライブを楽しむべく、テンションも上がり気味…なはずですが、さすがにこの時は状況が状況だけに、夕食を摂る余裕すらなく、フェリーターミナルへひた走り、でした。

 十勝から苫小牧までの行程だと、日高富川ICから沼ノ端東ICまで、高規格道路の日高自動車道を走るのが一般的で、今回も時間短縮に利用させてもらいました。
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 高規格道路を走ったことはあるあ~るくんですが、これまでの道が70㎞/h制限だったのに対し、日高自動車道は厚真IC以降の区間が、高速道路と同じ100㎞/h制限なのです。

 片側2車線で、制限速度が100㎞/hの日高自動車道は、一部有料区間もあるものの、ほとんどが無料なのに、全線片側1車線で、速度制限が70㎞/hなのに有料の道東道ってなんなんだ…と、ブツブツ言い出すと長くなるので割愛。(笑

 思えばその昔乗っていた、NP80スターレットは、1.5Lノンターボディーゼルでみごとに走らず、アクセル全開でもトップスピードが3ケタに届かなかったため、おまえは原付か、という「高速に乗れないクルマ」でした。その反動が後にHT81Sスイスポになったわけですが。(笑
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 それからすると、あ~るくんのK6Aはノンターボでもそれなりにパワフルで、3ケタ速度も思ったより余裕でこなします。100㎞/h巡航時のアクセル開度からすると、スピードだけなら、東北道の120㎞/h制限区間でも巡航できるかも。やらないけど。

 というのは、やはり足回りが追いつかず、特に日高道は2018年の大地震以降、ところどころうねりが生じてしまっているので、その段差を余裕でいなす、というわけにはいかないのです。大きめの段差だと、それなりにボディが揺れるので、3ケタ速度での巡航は若干怖い印象。今回はほとんど風もなかったのですが、横風の影響などを受けると、さらに走りにくいかもしれません。
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 この感覚、どこかで経験したような…と思ったら、その昔シェルパくんの前に乗っていた、GPX250RⅡ。アレはエンジンパワーは規制前の45psフルパワーで、速いことは速いのですが、フレームが1980年代の設計で剛性が低く、ヨーイングが起こりやすいので、飛ばせるけどライダーのビビリミッターが効いてアクセルを開けられない、という感覚が似ていたのを思い出しました。(笑

 その点では、弾丸帰省の時に八戸で借りた、現行型ワゴンRは、高速を3ケタ速度で巡航しても、足回りにはなんら問題はなかったあたりはさすがと言うべきでしょうか。あれだけオールマイティに走れるなら、軽自動車売れるわけだ。

 もちろんあ~るくんは、そもそもが高速を巡航するためのクルマではないのだから当然のことで、やはり長距離でも一般道をのんびり巡航する方が、合っています。
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 とは言え、八戸からはもちろん八戸道に乗りましたが、ここも全区間80㎞/h規制でしたし、100㎞/h規制となる東北道本線でも、あ~るくんは余裕でこなしてくれました。

 なのであ~るくんは、現状ノーマルサスで乗り心地も良いので、高速用に足回りを固めて…という気にも、いまのところなりません。そもそも3ケタ速度で巡航する機会もそうはないでしょうし、そこはやっぱりエスクの仕事でしょう。

 まあでも、巡航性能はともかく、高速でもちゃんと走れるのが確認できたのは幸いでした。
 ノンターボの軽自動車とは言え、最近の…いや、もう13年前のクルマですが、なかなかに走ってくれるものです。
 


Posted at 2023/07/27 21:56:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2023年07月25日 イイね!

きゅーあーる

きゅーあーる 先月の弾丸帰省と、今月はじめの緊急帰省のこぼれ話です。
 例によって、苫小牧から八戸行きの深夜フェリーに乗っての行程でしたが。

 弾丸帰省の際は、予約をするために、シルバーフェリーのHPに行ったら、HPががらっとリニューアル…は良いのだけれど、そのために登録しておいた顧客情報がすべて使えなくなってしまい、再登録を強要するのは、いかがなものか。
 しかもHPの構成、以前よりかなり見づらくなっているし。誰だこれ作ったのと承認したヤツ。
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 特に重要な項目であるはずの運航情報が、クリックしても情報が出てこず、NEWSページを辿ってやっと船舶点検のために、一部運休があるとわかる、ってのはかなりマズいと思う。

 ま、それ以外では、徒歩乗船であれば、乗船手続きも窓口ではなく、自動発券機になっていたあたりは進化しています。
 もっとも、新日本海フェリーだと、予約完了ページにQRコードが記載され、それをPDFでスマホに入れておけば、そのまま乗船できるシステムなので、もっと楽だけど。
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 弾丸は今回も深夜便だったので、船は現在のところ比較的新しい「シルバーティアラ」。
 残念ながらこのとき、風邪っぴきの体調不良だったので、舷門が閉まる様子をマニアックに見学したりする気力はなく、出港までベッドで休んでいました。この日は夜風がかなり冷たかったので、本当は乗船したら速攻で風呂に入って寝たかったのですが、乗船開始直後の風呂って激混みなので、出港まで待たなくてはいけないんですよね。
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 出港して港外に出てからのほうが、湯船のお湯が波打って、船のお風呂らしい気分になる、というのもあるとかないとか。(笑

 この時ちょっと失敗だったのは、船室に備え付けのサンダルがなかったこと。昨年秋の乗船時は、往きがカプセルホテル式の二段ベッドの2等寝台B、帰りは(船が違うので)個室二段ベッドの2等寝台Aだったのですが、B寝台にサンダルがないのは当然として、帰りのA寝台はサンダルがあったので、A寝台はサンダル付なのかと思っていたら、船によってあったりなかったりのよう。
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 帰路によく乗る「シルバーエイト」にはありますが、「シルバーティアラ」は船が新しいぶん、合理化されているのか装備されていなかったようです。
 トイレに行く時に、いちいち靴を履くのは面倒なので、フェリーで2等室に乗る際は、サンダルってけっこう必需品だったりします。
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 寝台室は個室ですが、1等室と違って、当然窓はなく狭いので閉塞感があり、寝る時以外は居心地がいいとは言えません。その代わり、特に「シルバーティアラ」は2~4人がけのテーブルと椅子を備えた、小ぶりなパーソナルスペースが数多く設けられていて、談笑する人が数多く居たあたり、現代らしい設計ですね。
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 特に最後尾の洗面スペース横には、テーブルとソファが備えられ、窓から航跡を眺めながら朝食を摂れるのは、嬉しい配慮。

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 そんなこんなで、八戸港へ入港すると、なにやら大きな足場が組まれて工事を行っています。最初は、これまで古く簡易的な屋根しか付いていなかった、ターミナルビルから船までのボーディングブリッジを造り直すのかと思っていたら、その横では、大規模な工事も行われています。
 これはもしや、と、通路に待機していた職員さんに尋ねると、やはりターミナルビルの建て替え工事で、この冬にも完成するとか。
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 思えば現在のターミナルビルって、もう数十年は経っており、初めてこの航路のフェリーに乗った、学生時代から変わっていないのです。
 
 そして帰路のこと。待合室の壁に「QRコード開始します」というポスターが貼ってあり、今後はルームキーをQRコード化する案内でした。
 現段階で、この航路の新造船の入れ替えは完了しているので、これから順次改修していくのだろう、と思っていたら、発券機で出てきたのはこれ。
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 右が往きに乗っティアラのカードキー。左が帰りのエイトのもの。
 レシートにQRコードが記載されていて、これがそのままルームキーになっているのです。

 船も昔はホテルと同じように、個室の場合はアクリルの角棒が付いたメカニカルキーを渡され、下船前に回収されたものですが、昨今は乗船時にカードキーが発行されるようになりました。これだと下船時の回収も不要なので、かわねこは記念に持ち帰り、本のしおり代わりにしていますが、おそらくは航海ごとにカード内の磁気情報も書き換えられて、その航海ごとにしか入室できないシステムなのだと思います。
 ただこのシステム、情報が磁気なだけに、スマホやタブレットなどと一緒に持つと、磁気情報が消えてしまうデメリットがあります。
 実際に、かわねこも何年か前に乗船した折、当時使っていたタブレットの上にうっかり置いてしまったところ、夜中にトイレに行くのに部屋を出たら、鍵が開かなくなってしまったトラブルがありました。
 カードサイズからも、ついスマホと一緒に持ち歩いてしまって、開かなくなるトラブルが多発したらしく、ティアラの船内放送でもカードキーはスマホと一緒に持たないよう、ずいぶんとしつこくアナウンスされていたので、その対策がQRコード化なのでしょう。

 これだと、キーはカードですらなく、レシートでOKなので、コスト的にも有利なことも、採用の理由かもしれません。
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 部屋の鍵には、このようなQRコード読み取り装置が付随していて。
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 コードをかざすと、青いランプが点灯して、ロック解除されます。もちろん、部屋が違うと赤いランプが点灯してロックは開きません。
 試しにQRコードをカメラで読み取って、表示したスマホをかざしても作動したので、レシートを持たず、スマホで開けてもいいわけです。

 QRコードは、日本人の発明ですが、これ考えたひと、すごい。(笑


 こぼれ話のこぼれ話。

 ちなみに空調は、船の建造年が新しいほど、エアコンシステムも改良されているので、船内が快適になります。
 その昔は、ビジネスホテルもそうでしたが、船室もやたらと暑く乾燥して、朝には喉ガラガラ、が普通でしたが、ティアラの場合、干しておいたタオルはみごとに乾きますが、喉がガラガラになることもないので、風邪っぴきにはありがたいものでした。
 が、帰りのエイトはやっぱりカラッカラになってしまい、翌週の緊急帰省時には1等個室を取りましたが、エアコンが20℃表示でも部屋が暑く、しかもそれ以上温度調整ができなかったのは、エアコンシステムの違いでしょう。
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 かわねこが船旅をする場合は、当面苫小牧~八戸航路で、どたばた帰省に限定されますが、いつかまたゆっくりゆったりとした船旅を楽しみたいものです。
 

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Posted at 2023/07/25 21:42:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ言 | 日記
2023年07月20日 イイね!

あ~るくんと幕営会

あ~るくんと幕営会 7月に入り、北海道もいよいよ夏本番。そして夏と言えば、なんてったってキャンプです。いや、夏じゃなくても、というか夏じゃないほうがやってますが。
 てなことで、先日の7月連休、と言ってもかわねこは、土曜日は仕事が入ってしまいましたが、後半2日は、恒例となった幕営会夏の陣なのでした。


 このところ公私共に忙しく、ゆったりとした時間を過ごしたいもの。今回の天気予報は曇。気温も夜でも20℃近くと、絶好の幕営日よりです。
 ロケーション的には晴れたほうが良いのはもちろんですが、北海道とは言え、晴れると猛暑になってしまうので、曇っているくらいの方が過ごしやすいのです。

 そしてひさびさに、十勝管外へのロングドライブも楽しみのひとつでしたが、ここで問題が発生。

 なんとエスクが車検のために入庫してしまいました。
 本当は、これを見越して7月1日に車検の予約を入れていたのですが、葬儀に重なってしまったため順延となり、入庫可能だったのが、幕営会前日の15日だったのです。

 せっかくひさびさに、エスクでのドライブを楽しもうと思っていたので、かなりがっかりでしたが、工場が混んでいたのと、車検期日が迫っていることもあり、これ以上日程をずらすのは無理でした。

 せめて代車が、某ディーラーさんのようにGRヤリスとか、某競技車系整備工場のように、ガチのラリー車とかなら、喜んで乗りますが、そんなことはもちろん望めるわけもなく。(笑
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 てなことで、代車に来たのは、前回ラジエーター修理の際にもお借りした、初代ノート。なかなかにポンコt…お疲れの車両なので、コレで幕営地まで往復するのは、楽しいとはとても思えず、それならと、あ~るくんを代走に指名しました。

 なんかほんとに最近、あ~るくんにばかり乗っているなあ。ま、帰省でも、フェリー代やガソリン代が安くついたり、実家でも細かい用事に出歩くのに、小回りが効いて大活躍だったのですが。

 問題は、キャンプギアがどれだけ積めるか。シェルパくんでのキャンプツーリングも一瞬頭をよぎりましたが、ビッグタープのような大型のギアを持ち込むわけではないとは言え、今回わずかですが、薪があったり、暑いのでクーラーボックスが必需だったりと、それなりに機材が多いのです。
 オートバイでのキャンプツーリングの感覚からすると、軽自動車でもスペースはじゅうぶんですが、昨今キャンプと言えばクルマで参加、になっているので、すっかりパッキングがヘタになってしまいました。^^;

 しかし。やはりあ~るくんは優秀でした。
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 ラゲッジスペースには、マットやシュラフ、ランタンなど縦積みしたく、かつ軽めのモノを中心に載せ、テントやギアコンテナ、クーラーボックスなどの比較的重量のあるものは後席足元に、残りを後席上に収めてみると、すべて積み込めたばかりか、まだ余裕すらあります。
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 ことに、運転席後部に、エスクと同様にコールマンの45Lクーラーボックスがすっぽり入ったのには驚きました。

 もっとも浮かれていたらしく、やっぱり抜けていて、テーブルと椅子を積み忘れて出かけてしまったのは、痛恨のミスでしたが。^^;
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 仕方なく、途中のダイソーでキャンプチェアを買ったので、せっかく減らしたキャンプチェアがまた増えてしまいました…。
 ま、このチェアは軽いので、あればなにかと便利なことから、あ~るくんに常備することにします。

 いつもより若干重いとは言え、仕事の資機材フル積載と同等くらいなので、ノンターボのK6Aでも、軽快に走ってくれます。
 仕事&足グルマですが、オーディオもそれなりにいい音だし、なによりMTなので、これでも代車よりはずっと楽しいのです。

 今回は羊肉の仕入れも前日に済ませていたので、順調にスタートが切れ、かなりのんびり走っても、会場へいちばん乗り。
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 連休というのに、サイトにはファミリーがひと組いるだけで、閑散としているのはやはり穴場ならでは。
 最終的には我々のほかには、ツーリングライダーさんがひとり来ただけで、相変わらず、驚くほど人がいません。

 今回は、もちろんテント泊。いくらフルフラットになるからと言っても、あ~るくんで車中泊はしません。キャンプには来てしまったけど。
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 そして始まるいつものダベリング&おやつタイム。このあと肉大会だというのに、やっぱり食べずにはおれません。(笑
 この、何もしない、馬鹿話に興じるだけ、の、時間がなんと至福なことか。
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 暑いので焚き火ではなく、炭火での焼肉大会となりましたが、いつもの炊きたてご飯も食べたのに、やっぱりとうきびも食べてしまう、とどまることを知らない食欲。喋るくらいしかしていないんですけどね。
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 日が落ちると程よく涼しくなったので、炭火のぬくもりが嬉しい。
 降らないはずの予報とは言え、時折ポツポツと雨粒が落ちてくるのは、やはり山ならでは。そして炊事棟の屋根下に避難すると止んでしまうのもキャンプあるあるです。^^;

 時期が早いので、今回は昨年のように、巨大クスサンの集団攻撃にも遭わずに済みました。毛虫は場所によってそれなりにいて、帰投後にクルマの中にも侵入してしました。

 やはり8月に入ってしまうと、蛾も活発化すると思われるので、7月の開催は正解でした。
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 足元になにか動く気配を感じて見てみると、大きなカブトムシが。小学生か哀川翔アニキなら、喜んで捕まえたと思いますが、写真を撮った直後に、飛んで行ってしまいました。カブトムシが飛ぶのを見るのって、それこそ小学生以来かもしれません。

 過ごしやすいので、1時近くまでなんだかんだと盛り上がり、いつもの封筒型シュラフもジッパー全開の掛け布団状態で、ちょうど良い暖かさ。これ以上気温が上がると、寝苦しくなるので、これもベストコンディションでしょう。
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 朝方、鳥たちがにぎやかだなとは思いつつも、かなり快適に爆睡。他の方は、カラスがうるさかったと言っていましたが、それすら気づかないほどに。(笑

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 朝ごはんは、炭火焼のソーセージを挟んだホットドッグ。フライドポテトにサラダ、コーンスープも付いた豪華版。炭火の効果もあるのか、ソーセージがメチャうまで、おなかいっぱい。デザートが入りませんでした…。

 時折日が差すものの、相変わらずのどんにょり天気なので、撤収を早めに行い、後は積むだけ、の状態にしてダベリング続行。
 この時点では、すでに他の方は撤収済みで、サイトには我々だけになっていますが、これだけ人がいないのは、ほんと不思議です。

 やっと腰を上げて積み込みを完了したとたん、待っていたかのように、バラバラと雨が降ってきたので、本当にいいタイミングでした。
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 しかし、参加メンバーは変わっていないのに、参加車両が3台中2台変わっているという。(笑

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 帰りもいつものように、上川から層雲峡を抜けましたが、三国峠でも、エアコンを入れるとかなりパワーダウンするものの、走っていてストレスになるほど遅くはなく、それなりに楽しいロングドライブとなったのでした。

 いつもながらに、参加のみなさま、お世話になりました。

 いやあ、キャンプってやっぱりいいですね。^^


 
Posted at 2023/07/20 21:29:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | WAGON_R | 日記
2023年07月13日 イイね!

あ~るくんベッドをつくる

あ~るくんベッドをつくる あ~るくん購入にあたって、いろいろと収集していたワゴンR情報の中に、こんなのがありました。
 それは、ワゴンRはシートがフルフラットになる、というもの。

 当初は、いや別にフルフラットの必要ないよな、という認識でしたが、その後、意外に室内長を長く使えるので、マットを敷いて車中泊した、という記事を見つけてから、ちょっと気になっていました。

 実際にあ~るくんが納車されてから検証してみると、現場移動の際は、もちろん資機材をガッチリ積むのですが、ふだん使いではあまり機材を積みっぱなしにしていないので、室内には余裕があります。
 昨年から、エスクにはベッドキットを常備して便利に使っていたこともあり、シートレイアウトを調べてみると、なるほど完全なフラット、とはもちろん言えませんが、それなりのフラット機能があるようで、特に助手席側はフラットにしやすい構造のようです。
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 助手席側を例に取ると、手順としては

①リアシートを最前方にスライド
②リアシートバックを前方に倒す
③助手席を最後方へスライド
④助手席のシートクッションを持ち上げ、前方に立てる
⑤助手席のヘッドレストを外す
⑥助手席シートバックを前方に倒す

 と言う流れです。
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 こんなところでも、リアシートのスライド機構が活きるとは。
 そして、シートバックが前後とも、90°近くばたん、と倒れる設計なのもワゴンRの特徴ですね。エスクのシートもこうだったらもっと使いやすいのに、と、思ったり思わなかったり。(笑

 試しに横になってみると、ラゲッジ側の方がわずかに低いため、助手席側を頭にするほうが落ち着きがあります。
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 ただ、これだと助手席シートバック部分が、リアシートより少し凹むので、却って④の助手席のクッションを立てず、⑤のヘッドレストも外さず、そのままシートバックを倒したほうが、いいかんじの傾斜になるようです。
 さらに倒したシート部分に、手持ちの断熱マットを敷き、凹み部分に毛布を置いて、シュラフを敷いてみました。
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 これなら身長の低いかわねこは、足を伸ばして寝ることができます。
 あ~るくんは天井も高いので、空間が広く感じられて意外なほど快適。

 助手席側を頭にすると、オーディオも手を伸ばせばすぐ届くので、ラジオを聴きながら休む際に、ボリュームなどの操作がしやすいこともメリット。

 前後シートバック裏が硬いので、マットをキャンプ用のサーマレストなどにすれば、もっと快適になるとは思いますが、車中泊するわけではないので、15分~30分程度の昼休憩やロングドライブ時の仮眠ならば、これでもじゅうぶん。ふつうにシートバックを倒して寝るより、足を伸ばせるので、かなり快適です。

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 ちなみに敷いているシュラフは、イスカのスリーシーズンの30数年来のモノ。(←物持ち良すぎ
 定期的に洗濯はしていますよ、念のため。(笑

 先月の弾丸帰省の帰り道でも、風邪と寝不足でちょっと体調が悪かったので、途中これで1時間ほど仮眠しましたが、意外なほど快適に休めました。

 これで、あ~るくんでもキャンプに行ける!…いや、行きません。キャンプに行くなら、そこはやっぱりエスクです。(キッパリ

 ともあれ、このシュラフは常備しているので、ちょっとマジメな話、休憩だけではなく、昨今冬季に増えている吹雪による道路封鎖など、万が一の事態のビバーク時にも使えるかもしれません。


Posted at 2023/07/13 22:34:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ

プロフィール

「とある事情で、出先で空気入れが必要になり、そー言えばあ~るくんは、スペアタイヤがないのでコンプレッサー積んでいるな、と、初めて使ってみたけど、けっこう優秀だった。」
何シテル?   04/26 12:17
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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2011/04/10 23:28:28
 

愛車一覧

スズキ エスクード スズキ エスクード
外遊びの相棒として、約20年乗ったD21テラノの後継機として、2012年8月4日より就航 ...
カワサキ スーパーシェルパ シェルパくん (カワサキ スーパーシェルパ)
街乗りから林道散歩、ツーリングまでなんでもそつなくこなす、オールラウンダーな相棒です。 ...
スズキ ワゴンR あ~るくん (スズキ ワゴンR)
池から自転車で飛び出したり、自分でゴハンを炊いたりはしないけど「あ~るくん」です。(笑 ...
カワサキ KSR-II ちびくろ (カワサキ KSR-II)
1991年にわがやへ来て以来、林道探索に活躍。現在はそのコンパクトさと2ストの加速力で、 ...
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