
先月末のダートラ観戦へ、あ~るくんで向かう途中のことでした。
もうスナガワまではあと少し、という道筋を走っていたのですが。
さほど広い道路ではないので、時速は40㎞も出ていなかったくらい。
突然、「どがんっ!」というかなり大きな音が響き渡りました。何が起こったのか瞬時にはわかりませんが、尋常ではないことは確かなので、後続がいないことを確認し、ハザードを出してクルマを停めました。
ドアを開けると、運転席にも響く「シューッ」という音。見ると右リアタイヤがみるみるうちに凹んでいきます。
ああ、なにか踏んだのだ、と察して路肩にクルマを寄せました。
しかしなんたることか。この時に限って、後席は仕事用機材、野営道具、ダートラ観戦機材でギッシリ。まずはラゲッジに積んであった野営ギアを前席に放り込み、アンダートレーを開けて三停板を配置。
先程の状況から、ダメだろうなとは思いつつも、コンプレッサーを出して、タイヤにエアを入れてみます。
が、当然「シューッ」という音がするのみで、タイヤは潰れたまま。
仕方ないので、テンパータイヤを出すことにし、ジャッキ類などを出したまでは良かったのですが。
…テンパータイヤが出てきません。
もともと、このテンパータイヤは金具固定されていないので、リアシートをスライドさせて挟み込み、固定しているのです。
しかしシートを後方いっぱいにスライドさせて、足元に仕事の機材を積んでいるので、そのため、スライドさせるには機材をを降ろさねばなりません。全部を降ろすのは大変なので、一部を降ろして隙間をつくり、手を突っ込んでスライドレバーを操作して少しだけシートを前に出すと、なんとか知恵の輪的にひねりながらならば、テンパータイヤが出てきました。
タイヤさえ出ればこっちのもの。ジャッキを掛けますが、ボルト式ジャッキを使うなんて、20年以上ぶりのことではないだろうか。
ふだん、パンタジャッキでも油圧のシザーズを使っているので、使いづらいことこの上ありませんが、なにせ緊急事態です。
もっとも天候も曇りで、大雨や炎天下ではなかったのも幸い。
こうしてテンパータイヤに換装完了。
外したタイヤを丹念に見てみると、見事にトレッド面の真ん中に穴が空いています。
なにかタイヤを傷つけるようなものでも落ちていたか、と、先ほど音がしたあたりの路面を見てみると、ありました。
旗丁番(の片割れ)です。確認すると、軸の太さとタイヤ穴の大きさがほぼ一致したので、これが刺さったのに違いありません。
色的にも路面と同化していて、落ちていれば見えず、前輪が跳ね上げたところを後輪が踏んで刺さったものと思われます。
刺さった旗丁番が遠心力で抜けて、フェンダー裏に当たったのが、最初に聴いた「どがんっ!」だったのでしょう。
しかも実はこの前日、もともと突き指していた治りかけの右手を強打してしまい、力を入れると痛む右手をかばいながらだったのでした。
おかしいなあ。昨日はちゃんと真面目にお仕事もしたのに、この仕打ち。なんの嫌がらせなんだろう。
友人からは「前世に何か悪いことをしたのが、巡っているのでは」というお言葉をいただきましたが、前世どころかいやむしろ現世の方が思い当たることが(ぇ
応急処置は完了したので、この後はダートラ観戦をしてから、滝川のオートバックスに向かいました。
最寄りのスタンドでも修理はできたと思いますが、穴が大きかったので修理不能も考えられ、そうなるとタイヤ交換一択になるので、それなら在庫を持っているであろうオートバックスに行ったほうが早いという、判断でした。
10数㎞ほど先にあったオートバックスで診てもらうと、幸いなことに修理可能でした。
ただ、ハブボルトが傷んでおり、ネジの切り直しが必要で、ナット交換もあり得るという話でしたが、これも幸いナットは無事でした。
それにしても。
あ~るくんに乗り始めて約3年半、このことを予想していたかのように、それまで積んでいなかったテンパータイヤを、この春に積み始めたばかりだったのは、なにか運命的なものも感じます。
それまでバーストさえしなければ、コンプレッサーで圧を上げればなんとかなるか、と思っていましたが、今回のように穴が大きいとどうにもならない場面もあります。
タイヤ修理剤を入れてしまうと、そのタイヤはもう使えなくなってしまうので、テンパータイヤで応急処置をして、パンク修理するよりかなりのコスト高。
昨今は、スペアタイヤを積まないクルマが増えましたが、そもそも今回テンパータイヤがなかったら完全に詰みで、JAFを呼ぶしかなく、まして携帯電波の届かない山奥などでのトラブルだったらと考えると、やはりスペアタイヤって必要なものと思います。
そして。
スナガワから無事帰投して、月曜からの仕事にも、あ~るくんに乗っていました。
いったんは止まったとは言え、あれだけの大穴なので、後々にエア漏れしてくることもじゅうぶんに考えられるので、タイヤの状況はちょこちょこチェックしていたのですが。
金曜日。この日からラリホだったので、お仕事はお休み。基地内の片付けや観戦の準備をして、エスクとあ~るくんのタイヤチェックをしていました。
かわねこは、この2台+ヴェルシスのエア圧チェックと、ホイールナットのトルクチェックを、月初め週末のルーティーンにしています。
エア圧は2ヶ月ほどで10kPa程度抜けることもあり、20kPaも抜ければ、ふだんとハンドリングが変わるのを実感できますが、元はシェルパくんに付けていた、オフロード用チューブが材質上エア漏れしやすく、定期的にエア圧チェックが必要だったことから、4輪もルーティーンにしているのでした。
そんなこんなで、この日にもエスクに少しエア補充をし、さてあ~るくんは、と見てみると。
右リアタイヤがこれです。
びっくりというより、ああやっぱりな、というのが頭に浮かんだこと。
スローパンクチャーだろうな、と、ちょうど基地のコンプレッサーを動かしていたので、エアを注入すると抜ける様子がないので、高めに入れておけば、走ることはできそう。
しかし困った。これはもうタイヤ交換確定です。
十勝近郊の街中だけ走るであれば、エア補充で誤魔化しながら、ゆっくりタイヤを発注しても良かったのですが、折悪しく週明けに道北への出張が控えていたのです。
週が明けると仕事が忙しいので、タイヤ交換に行く時間的余裕がなく、そうなると、今、交換に行くしかないか。
いつものお店に駆け込むことも考えましたが、整備工場なのでタイヤの在庫を持っているわけではありません。
ならば即時対応してもらえる可能性が高い方が良いだろうと、オートバックスへ行きました。
訊いてみると、アジアンタイヤだとクムホともう1社の扱いがあるそう。残念ながらクムホは在庫がなく、もう1社も聞いたことのないメーカーだったので国産を指定し、最安だったことから、ダンロップのエナセーブになりました。
本来なら4輪とも交換したほうが良いのは自明ですが、今回はパンクしたのが後輪側だったこともあり、あ~るくんはFWDなのでケチって後輪2本のみの交換としました。
が。
ダンロップの営業所に在庫はあるものの、配送が午後になるそう。それならいつものお店でも良かったなあ、と頭をよぎったものの、今さら変更するわけにもいかないので、夕方の作業を予約して、そのまま北愛国へ向かったのでした。
その後、セレモニアルスタートを途中で切り上げ、店に行ってみると、予約していたのですぐ作業してもらえました。
驚いたのは、リア側2本だけとは言え、ものの10分程で組み換えが終わったこと。手早いな。
本当に組み替えたのだろうかと、思わずタイヤを見てしまいました。(笑
今回、異物(旗丁番)を踏んだせいで、予定になかった3万円ほどの出費となってしまいました。
もっともこれも、軽自動車だったのでこの程度でしたが、エスクだったら4輪交換となり、さらに高額になっていたことを考えると、まだ幸いだったと思うべきかもしれません。