09連休帰省-その4~憧れの太平洋フェリー編-
投稿日 : 2009年05月09日
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てなことで、夕刻、妹2号夫妻と師匠に先導してもらい、仙台港ターミナルへ。
今回は、以前から乗ってみたかった、太平洋フェリーの仙台~苫小牧航路で帰ります。
国内でもトップクラスの豪華装備とサービスを提供する、と言われるこの航路、いささかお値段は高めですが、ぜひ乗ってみたいものでした。
今回の船は、人気の新造船ではなく、太平洋フェリーの中で最古となる「きたかみ」でした。
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ターミナルで妹夫妻と師匠と別れ、いよいよ乗船。
実は今回、この「きたかみ」は『機関調整のための減速運航』なる遅れを生じており、出港が30分遅れの20時10分なのですが、乗船はちゃんと予定通りの18時半に行われました。
今回取った部屋は、1等洋室。
ツインではなく、2段ベッドというあたりが20年という船齢を感じさせます。
同様に、シャワールームとトイレにも古さが隠せませんでしたが、エントランスをはじめとする、船内各部の手入れはしっかりされており、奇麗に保たれているのはさすが。
部屋そのものもなかなかに広く、特に空調が快適で乾燥したりしないあたりは感心しました。
ただ、今回当初の予約では2等室しか取れず、その後のキャンセル待ちで1等にグレードアップしたのですが、太平洋フェリーでは、グレードアップというかたちではなく、再予約になるので、その前に取った予約を取り消すのに、取り消し料が発生するのがなんだかなあ。
グレードダウンならともかく、それも200円ほどではありますが、少なくとも他社では等級のアップに際してそんな料金は取らないので、予約の際は要注意。
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この部屋は船首に位置するため、窓からは仙台の街並みが見えます。
ただし、この上層階に操舵室があり、灯りが漏れると航海に支障が出るため、出航後の夜間はカーテンを開けることができません。
・・・もっとも、外洋に出てしまうと、カーテンを開けたところでまっくらなんですが・・・。^^;
右端にちらりと写っているのは、船首から車両を積み込むためのバウバイザーと呼ばれる開口部。
連休とあって、船内はけっこう混んでいたので、エントランスなどの公室の写真は撮りませんでした。
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出航まで時間があるのと、ちょうどレストランが空いていたので、さっそく夕食。
メニューは太平洋フェリー名物のバイキングです。
和洋中と揃っており、近年寿司も加わったようですが、目の前でシェフが焼いてくれるステーキがやっぱり人気とか。
サラダ類も豊富で新鮮。妹宅で昼ご飯が「芋煮」だったので、あまり空腹ではなく、サイドメニューはポテトフライとオニオンフライのみ。このふたつは冷めていたのがちょっと残念。
味噌汁を取ってから、コーンスープもあると気付いて両方飲むヤツ。(笑
2000円と、いささかお値段が高いのが気になりますが、味はいいし、コーヒーやジュース、デザートやアイスクリームまであるメニューの豊富さと、この船ならではの雰囲気などを考えると、とんでもなく高いものではないと思います。
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定刻にいよいよ出航。
お腹もいっぱいなので、散歩がてら後部のデッキに出てみると・・・
なんと、離岸はタグボートではありませんか!
昨今の大型フェリーは、船首側なら『バウスラスター』船尾側なら『スターンスラスター』と呼ばれる船体に直角に付けられた推進装置で、自力離岸ができるので、タグボートで引かれる光景は実に久しぶりに見ました。
ターミナルで発券の際、飾られていた「きたかみ」の模型に船首側にはバウスラスターが付いているのに、船尾にはなかったので変だなあと、船オタのわたしは思ってはいたのですが。^^;
いやあ、久々にタグボートの職人技が見られてわたし的には大満足。(笑
手持ちで撮ったので、写真がブレブレなのはご容赦を。
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ちなみに、船室のカギはこんな感じでけっこうおしゃれなのも、この航路ならではと思います。
普通はビジネスホテルのように、プラスチックの角棒に船室番号が掘られているのが多いので。
なお、このキーホルダーは、船内の売店で販売されてもいます。
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この航路の特徴として、毎夜ホールではショーが行われることも挙げられます。
それも船員さんが片手間に行うものではなく、プロの歌手が乗り込んでの本格的なもの。
ちなみに今回はバイオリン演奏と女性歌手の歌でしたが、おなかいっぱい+寝不足で、速攻爆睡してしまい、見られず。
蛇足ながら、昨年のラリジャパの後には、なんとあの新井選手が乗り込んでのトークショーが行われたとか!
これは見たかったな~。^^;
てなわけで、翌朝までしっかり爆睡。
今回は天候も穏やかで、揺動もほとんどない航海でした。
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つい撮ってしまう、ファンネルマーク。^^;
画像右手になる、船首側にはスポーツデッキもあり、ちょっとしたスポーツもできるらしいです。
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