にわか「鉄」~SL冬の湿原号3
投稿日 : 2011年02月24日
1
定刻13時52分、標茶駅を出発します。
ちなみに、当然のことながら席は満席。
でもあちこち写真を撮って歩くひとも多く、来る時は隣席の方は、ほとんど席にいませんでした。
かく言うわたしも帰りはあちこち歩き回って、席に帰ってきたのは、釧路到着10分前でしたが。
2
汽笛一声。
がくん、という衝撃とともに、出発する瞬間がいかにも蒸気機関車。
来る時は先頭の1号車だったので、客車にもかすかに石炭の香りが流れてきていました。
もちろん、客車はより現代的なものなのと、トンネルがないので、昔のように客室に煙が流れることはありません。
3
往きは晴れていましたが、帰りはちょっと曇ってしまったのが残念。
蒸気を吐きながら、湿原を駆け抜けます。
基本的にはタンチョウやエゾシカなどの野生動物を観察したり、湿原を眺めるためゆっくり走っていますが、区間によってはけっこう速力を上げます。
まさにシュシュポッポ、という響きを残しながら。
4
これが緩急車の室内です。
揺れるので、斜めになってしまいました。m(_ _)m
どこか海外のテレビ撮影クルーが来ていました。
緩急車の中にも石炭ストーブがあり、外で撮影していると寒いので、ここでしばらく暖まっていました。
5
緩急車の天井には、昔懐かしい「JNR(旧国鉄)」マーク入りの扇風機が。
ちなみにこの緩急車内には、ボランティアのガイドのおじいさんが乗っており、いろいろと解説をしてくれます。
6
帰りの塘路駅でもホームに降りてみました。
停車中でも、カマに投炭が続けられています。
7
緩急車の最前部は、オープンになっているので、寒さをガマンしさえすれば、間近に走行中の機関車を眺めることができます。
実際、入れ代わり立ち代わり、常にカメラを持ったひとがいました。
確認用の窓から、機関士さんの表情も伺えます。
8
上空の雲から、かすかに雪が舞い降り始めました。
線路脇の雪が、機関車に飛ばされ、混ざり合って舞っています。
懐かしく、愉しいひとときでした。
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