1
バッテリ電流センサ
バッテリ電流センサはバッテリのマイナス側ケーブル部に取り付けられ、バッテリの充放電電流を検出して ECM に信号を送っている。
この信号をもとに、ECMはバッテリ負荷の状態を判定し発電指令信号をIPDM E/R CAN通信で送っている。
結果、オルタネータ駆動負荷を低減することができる。
2
電装品やアース線などをバッテリー端子に直接結線すると、バッテリー電流センサーで計測した以外の電流がバッテリーに出入りすることになるため、制御の誤動作の原因となり、バッテリー上がりなどが発生する可能性がある。
電装品やアース線などがバッテリー端子に直接結線しないこと。
と書いてある。
3
日産のお客様相談室(シモハラ氏)との電話やり取りを紹介します。
WONDER。。(以下W):整備要領に書かれている「発電電圧可変制御システム」「バッテリ電流センサ」は何のためにありますか?
お客様相談室(以下客相):エンジン負荷の低減の為に、バッテリー容量が一杯のときはオルタネータの発電を止めていて、バッテリー容量が減ったときに「電流センサ」がそれを検知してオルタネータを働かせています。
W:ということは、この電流センサが働かないと、どうなりますか?
客相:エンジンに余分な負荷がかかったり、燃費が悪くなったりしますし、バッテリー上がりが起こる可能性があります。
W:今までは、バッテリーのマイナス端子に追加アース線を接続していましたが、外して正解ですか?
客相:その通りです、外していただくことをお勧めします。
W:これまで、それによって実際にバッテリー上がりを起こしたという事例はありますか?
客相:今までは、報告を受けていません。
W:日産のディーラーでバッテリーマイナス端子のアース線を発見したときの対応はどうしていますか?
客相:ディーラーでは、ことわりなく外すことはしません。が、以上のような理由をお話しして外して頂くよう説明しています。
W:このシステムがあるのは、フーガだけですか?
客相:手元にハッキリした資料がありませんが、フーガの他にはティーダ・ラフェスタなど、ティーダ以降の車に付いています。
W:今お話しした内容を私のブログに掲載しても良いですか?
客相:構いません。お書きになってください。
---------------------------
との明快な解答を頂きました。
今回、この整備手帳は余分な脚色は無しにするとともに特定の業者や個人に対しての中傷するものでは無いことを明記します。
やる、やらないは個人の自由ですし、勿論強制もいたしません。
疑問を持たれた方は、最寄りのディーラーなどに相談するのが一番と思います。
4
フーガの「充電システム」
○オルタネータの発電量をコントロールする発電電圧可変システムを採用した。
○オルタネーターの発電によるエンジン負荷を軽減し、燃料消費量を低減する。
○警報機能付きICレギュレーター内蔵のオルタネーターを採用した。
○負荷応答制御機能付きオルタネーターを採用した。
5
本システムの機能を殺すことによる、バッテリー上がり、燃費悪化を招かぬための「注意事項」
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 充電制御車 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク