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イイね!
2017年12月27日

エアクリのベットリはブローバイガスではなかった

先週作った完成形のエアクリーナー(吸気) 

そのときにVSVからの圧抜きホースをエアクリーナーに戻さず、ちょっと実験的に試していました 


前から思っていたのですが、ボックス内部に噴出してオイルが付着するのってVSVからの戻り穴からベターっと噴出しているのがわかっていました 
その頃からこれはブローバイでは無いべっとりオイルなんだと。

今回作った完成形のエアクリは内部にフィルターが無いため、VSVからの噴出しオイルそのままではBOX下部にベットリが垂れること必至 
なのでVSV圧抜きホースを抜いたままにしてしばらく乗って(約200キロほど)様子を見ていたんです 

仮の実験なので容器は手軽に用意できるペットボトルで 
見てくれ悪いですが仮なので 


本来エアクリーナーBOXに戻るVSVからのホースをペットボトルのキャップに穴をあけて差し込みます 
ホースは長めにできるだけ底のほうへ伸ばす 

VSVの戻りのシステムはエアクリーナー内部の吸気時の負圧の力で吸わせているというもののようです 

ですのでそのホースをペットボトルに繋ぎキャップを締めてしまうとVSVからの圧は抜けなくなってしまいます 空気の抜け先が無いので当然といえば当然です 
しかしその状態でブーストの掛かりはどうなるのか? 
というのも実験してみました 



キャップをぎゅっと締めたまま走行
ブーストはいつもと同じ数値(約.9)まで掛かります オーバーシュートで1.0もいつもどおり 
ですが、、、 ブーストのかかりがかなりもっさりした感じで今までの鋭さがありません 
せっかく作ったエアクリーナーの吸気音、吹き返し音もちょっと音量抑えられてしまっているかのような感触 

キャップを締めこんでいるのでVSVからのオイル吹き出しもありません 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



で、お次はキャップを少し緩めた状態にして隙間から圧が抜けられるようにしてみました 

ブーストの掛かりは今までと同じように鋭くなり、吸気音、吹き返し音ともに大きくなりました 
やはりVSVからの逃げた圧がキャップの隙間から抜けられるようになったせいでしょう 

この状態でしばらく乗ってみたらペットボトル内部にVSVからのオイルが垂れてきています



そして本来エアクリーナーBOXに戻すはずのVSVのホースは繋いでいませんので、BOX内部を見てみると 
ベットリは一切無し 
 
ターボに繋がるパイプの中はブローバイホースが繋がっているので仕方ないですが、いままでよりはるかに少ないベットリ量になっています 

いままでブローバイだと思っていたベトベトが、実はVSVからの圧抜きのオイルだったというわけです




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
元を辿ればこのオイル(ベトベト)はブローバイのオイルですが、
((((((((ブローバイが直接エアクリーナーBOXに入ってくる経路ではない)))))))
(((((VSVからの戻し経路))))) (((VSVにブローバイオイルが混入しているが為)))
ということです 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 
(VSVに入る前のエアの経路で遮断しなければルート的に最終的にエアクリBOXに入ってしまう)
 
話がわかりずらいようでアレなんですが、

1.エアクリーナーで最初に吸った空気
2.タービン吸気側
3.インタークーラーに入るホース途中でヘッドカバーからのブローバイホースと合流(←ここでエア経路にブローバイオイルが混ざる)
4-a.タービン圧縮後のブローバイ混じりのエアがスロットルへ
4-b.ターボのブースト圧制御のVSVへ 
5.VSVで過給圧制御で過多分の圧抜きされたエア(すでにブローバイ混じり)がエアクリボックスへ戻される 

この5番でVSVから戻ったエアに混ざっていたブローバイがベットリとエアクリーナーボックスに溜まる 




キャップ緩めたままでは振動で緩んで落ちても嫌なので
もう1本ホースを浅くはめ込み現在は仮設置ながらもこの状態



話が複雑になりますが、、、、 
じゃあVSVに入る時点でオイルが入らなければ吹かないで済むのでは? 
まあ、普通はこういうふうに思いますね

VSVのホースが繋がっているのはアクチュエーターの圧を拾っている付近にあります
ターボのインテークパイプ周りということなんですが、先にも書いたようにターボのインテークパイプ周りには純正のブローオフやブローバイのホースが繋がっている訳なんです 
要はそのパイプ間でブローバイガスが循環するように流れてしまうのでそのオイルがパイプに繋がっている補機類に入ってしまう ということになりますね 



今回の実験ペットボトルをVSVのOUTではなくIN側に設置すれば?
と思った方は正解 
それならVSV本体にオイルは流れ込みませんし 

しかしですね、IN側にタンク状のものを設置してしまうとその容積やタンクの大きさによってブースト圧が変わってしまうんです
(感が鋭い人は気が付いているでしょうが、これがどっかのメーカーがだしているマジックタンクなるもの)

内部容量の可変ができるマジックタンクはこれでブースト圧を換えているという仕組みです 

私は別の方法でブーストアップ済みなので、VSVのIN側で圧を変えずにうまくオイル除去方法をさらに研究しなければなりません 


初めて弄るダイハツターボ 
VSVについてはいままで知識がなかったので色々試行錯誤中の身でもあります 
先人の方達からすればね、何をいまさら.... なのかもしれませんが 



ブログ一覧 | 日記
Posted at 2017/12/27 17:48:19

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