東日本大震災からもうすぐ3年。警察署から出動要請がくることも少なくなってきたが、先日久々に要請があり、クサラで出動した。この場合、心情的にADバンは使いたくない。シトロエンで出動することが私の心の支えになるからだ。
我が町の警察署(仮)の向かいには県合同庁舎があるのだが、ここには同志がいる。
発災直後に支援車両として着任したDS3である。被災地で大活躍しているが、反面、日本で一番劣悪な環境で酷使されているシトロエンでもある。私はこのDS3を見るたび
「ちゃんとオイル交換してもらってるのだろうか?壊れていないだろうか?洗車してあげたいな~」
と思ってしまう。なんなら同じ復興支援車両のADバンと交換してほしいとすら思う。ADバンも大切にしているが、DS3だったら愛をもってさらに大切にすると思う。適材適所という観点からは少々ずれているかもしれない。
DS3は直接的に被災地を支え、私のエグザンティアや父のクサラは間接的精神的に私を支えてくれている。時間が経過し、様々な問題が表面化してきた現在の方が辛いと感じることも多々ある。そして確実に「風化」は進んでいる。
しかしこのDS3を見ると、あの絶望の日々を思い出す。まだまだ傷は癒えていない。
人間も車も基本的に前進しかしない。ぶれずにひたすら前進することをシトロエンは教えてくれた。シトロエンとその仲間達のおかげで私は進み続けることができている。心から感謝したい。そして私からの願いは日頃の災害に対する備えを万全にして頂きたい。
あの悲劇を絶対に繰り返さないように・・・
ブログ一覧 |
被災地復興 | モブログ

Posted at
2014/01/19 00:38:26