最近、帰宅は深夜になることが多く、おまけに出張の嵐でヘロヘロ状態、ネタはあるのだが、ブログ書き始めたとたん、寝てしまう毎日である。
もちろん愛車と接する時間は皆無、このままだと春になって車イベントシーズンになっても身動きがとれない可能性がある。やはり総司令の言う通り、私に代わってCXとエグザンティアを愛してくれる人を募るべきなのか?とネガティブな気持ちさえ出始めてきている。
そんな折、一本の電話が私にかかってきた。知らない番号だったが、電話に出てみると
「○○さんですか?私、10年程前にお会いした仙台の○○のです」
「お~!!○○さんですか!大変ご無沙汰しております」
仙台の○○さんはかなりのカーマニアで、様々国の車のコレクターで、学生時代に何度かコレクションを見せて頂いたことがあった。
「以前、手放す際は是非!と言われた車、乗る機会が少なくなったので、お譲りしたいと思いまして電話しました」
ゲゲゲ~!!10年前の約束を覚えてくれていたのか!!しかしあのときは絶対譲らないと言ってたのに~
しかし、今の私には逆立ちしても所有車を増やす余裕は時間的にも金銭的にも皆無である。しかもシトロエンとは真逆のキャラクターの車であり、国籍も違う。
私は今の現状をお話して、購入するのは無理だと話した。
○○さんは納得されて、電話を切った。
10年前の私が蒔いた種に、10年後の私が翻弄された。20代半ばの私が30代半ばの私を苦しめている。もしタイムマシーンがあったら、当時の私に会いに行って、ゲンコツ食らわせてやりたい。
あれから数日経った今も、後悔の念で胸が痛い。私は正真正銘の車バカだと改めて自覚した。
私は邪念を振り払うべく、なんとか時間を作って、冬眠中のCXに会いにいった。
「CXよ、不埒な私を殴って くれ!曲がった根性を叩き直してくれ!私は時間が無いことを理由に貴女から離れようとしている大バカモンなんだ!」
私はバッテリーのマイナス端子を接続し、エンジンをかけた。2ヶ月も放置していたが、一発始動だった。
そして各部を点検していると・・・・
これはただの偶然なのかもしれない。でも私はCXが感情を表現してくれたと信じたい。
指先でその漏れた液体をヌルヌルして弄び、匂いを嗅ぎ、それが間違いなくLHMだと知った瞬間、邪念は全て吹き飛んだ。CXの緑血は私に愛を注入してくれた。注1)
つづく・・・。
注1) 先日の出張の際、駅のキヨスクでたまたま買った官○小説の出版元が「フランス書院」で著者が「多岐川 恭」という人だったので、やけに興奮して感化されたために、こんな表現になっております。
ご了承ください。
Posted at 2013/02/17 23:32:27 | |
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