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慢性シトロ炎のブログ一覧

2016年03月11日 イイね!

3月11日に寄せて

今日で東日本大震災から5年

2011年3月10日までの自分と3月11日以降の自分は似て非なるものである。自分が強くなったと思う面もあるが、弱さが露呈した面もある。
そんな弱い私と妻はよくぞ一緒に歩んできてくれたと思う。心からの詫びと感謝を伝えたい。

遺体安置所で多くの命の本質に接した。札束や通帳を持ったまま亡くなった人も多かった。これは亡くなった方が生きようとした証拠だ。
昔、誰かが私に「神様はその人が越えられない壁は与えない」と言った。
先輩から「乗り越えた壁は、やがて自分を守る盾となる」
と教えてくれた。

私は自分をセルフセンタリングしながら頑張って生きていこうと思う。とことん生きてやろうと思う。

合掌
Posted at 2016/03/11 21:33:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 被災地復興 | 日記
2015年03月11日 イイね!

生きる

東日本大震災から4年経った。

過去の自分を振り返るのももう4回目だ。震災後、死にたいと思ったことも数知れない。

遺体安置所で私は毎日「死」に接した。自然の脅威に対しての人間の無力さを痛感した。そして多くの死を見つめた。そこて私は思った


「人間の致死率は100%である。死なない人間なんていない。だからなにも焦って死ななくてもいい、だったら生きてやろう!とことん生きてやろう!」


と。そして自分の寿命がやってきた時に「我が人生に悔いはなし」と声高らかに言えるように生きてやる。




東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
Posted at 2015/03/11 20:16:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 被災地復興 | 日記
2014年03月11日 イイね!

3年

東日本大震災から今日で3年、私はこの3年間アクセルをベタ踏みで駆け抜けてきたような気がする。
アクセルを緩めたらスタックしそうで怖い、しかし年がら年中フルスロットルでいればいろんな弊害が出てくる。この3年間、何度もぶっ壊れそうになり、絶望し、深い悲しみが襲ってきた。

しかし私はなんとか立って前進することが出来ている。それは家族や同好の士、そしてシトロエンのおかげである。

昔、日本シトロエンクラブの方々がシトロエンに当て字をして「人良縁」と呼んでいたそうだ。
これを知った時、私は心から感動し涙した。まさに自分そのものだったからだ。

震災を経験したからこそ、父が病に倒れたときも毅然としていることができた。人はいずれ死ぬ。それが長いか、短いかでしかない。どんなに長く生きたいと思ったって、そうは生きられやしない。「あきらめ」とか「覚悟」ではないが、運命を受け入れ、残りの人生をいかに充実したものにするかが大切だと思う。シトロエン2CVがターミナルケアに役立つことを証明したい。


3年前の自分へ


今君は絶望の果てにいるだろう。しかし3年後君は愛する家族、そしてシトロエンが結んだ「人良縁」
に支えられ着実にAVANTしている。今君が流している悲しみの涙は決して無駄なものではない。
未来を信じて頑張れ!!


東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
Posted at 2014/03/11 10:08:36 | コメント(6) | トラックバック(0) | 被災地復興 | 日記
2014年01月19日 イイね!

悲しみの中のシトロエン愛

東日本大震災からもうすぐ3年。警察署から出動要請がくることも少なくなってきたが、先日久々に要請があり、クサラで出動した。この場合、心情的にADバンは使いたくない。シトロエンで出動することが私の心の支えになるからだ。

我が町の警察署(仮)の向かいには県合同庁舎があるのだが、ここには同志がいる。



発災直後に支援車両として着任したDS3である。被災地で大活躍しているが、反面、日本で一番劣悪な環境で酷使されているシトロエンでもある。私はこのDS3を見るたび

「ちゃんとオイル交換してもらってるのだろうか?壊れていないだろうか?洗車してあげたいな~」

と思ってしまう。なんなら同じ復興支援車両のADバンと交換してほしいとすら思う。ADバンも大切にしているが、DS3だったら愛をもってさらに大切にすると思う。適材適所という観点からは少々ずれているかもしれない。

DS3は直接的に被災地を支え、私のエグザンティアや父のクサラは間接的精神的に私を支えてくれている。時間が経過し、様々な問題が表面化してきた現在の方が辛いと感じることも多々ある。そして確実に「風化」は進んでいる。
しかしこのDS3を見ると、あの絶望の日々を思い出す。まだまだ傷は癒えていない。

人間も車も基本的に前進しかしない。ぶれずにひたすら前進することをシトロエンは教えてくれた。シトロエンとその仲間達のおかげで私は進み続けることができている。心から感謝したい。そして私からの願いは日頃の災害に対する備えを万全にして頂きたい。


あの悲劇を絶対に繰り返さないように・・・


Posted at 2014/01/19 00:38:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 被災地復興 | モブログ
2013年03月10日 イイね!

前進するということ

前進するということ2011年3月10日午後9時。
私は当時の愛車であるシトロエンAX14TRSに乗り、大船渡方面に夜のドライブに出掛けた。
その日、AXはイグニッションコイルとイグナイターを交換し、そのテストドライブであった。

各ギアで気持ち良く加速してゆくAX。以前装着したIPFのヘッドライトリレーのおかげでイエローバルブのヘッドライトは抜群に明るくなり、黄色い閃光が闇夜を切り裂いていた。
AXはゾクゾクする程調子良かった。このAXは私の車人生の中で一番高額な中古車であった。3万キロしか走行していないだけあって、内外装ともコンディションは良好であった。

しかしその時の私は、これがAXの最後のドライブになるとは微塵も思っていなかった。


明くる日の午後2時46分、経験したことのない巨大な地震に見舞われ、私達家族は着の身着のまま避難した。最後にAXの姿を確認したことは今でも鮮明に覚えている。「ごめん!」とも言った。


AXと再会したのは、1週間程経ってからであった。馴染みの車屋さんが、四方八方に散らばっていた我が家の車達を引き上げてくれて、廃車置き場に運んで来てくれた時であった。





変わり果てた姿に言葉も出なかった。
しかし、私には悲しんでいる暇は無かった。悲しみの中にいる人々のために、歩みを止めるわけにはいかなかった。幸いAXは近所の建物の中に突っ込んでいたので、ガソリンは抜かれていなかった。(ちなみに妻のSX4は全部抜かれていた)

私はAXの燃料タンクフィラーチューブを壊し、ほぼ満タンだったガソリンを抜き、海水や異物が混入していないことを確認して、当時の移動手段に借りていたラーメン炎のご主人のエグザンティアブレークに給油し、遺体安置所に向かった。


あの日から2年の月日が過ぎようとしている。


私は昨日、天気が良く、路面もドライだったので久しぶりにCXを引っ張り出した。どうしても17時からのラジオ番組をCXのJVCのカーステレオで聞きたかったからである。
長らく冬眠していたCXであったが、先日発生したLHM漏れも完治し、とても調子が良かった。その時、ふとAXのことを思い出してしまった。極限状態の中で、なんの躊躇もなくAXを破壊しガソリンを抜いたこと、そのガソリンがエグザンティアブレークの糧となり、多くの遺体の身元が判明し、たくさんの支援物資を運搬し、避難所に届けることが出来た。
AXに対する感謝の念、自責の念、亡き友のこと、そして家族を亡くした人々の悲しみ。いろいろな思いが一気に襲ってきて、私はCXを運転しながら号泣してしまった。1本スポークのステアリングに私の涙がポロポロ落ちた。


「今日だけは泣かしてもらおう」


CXは涙脆いオーナーを乗せ、荒れ果てた故郷の道を駆け抜けていった。



明日は3月11日。あれから2年も経ったのかと思う反面、また2年しか経ってないのか?と思うこともある。
悲しくても、辛くても、悔しくても、後ろは見ず前進していこうと思う。基本的に、人も車も前進しかしないのだから。





東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

Posted at 2013/03/10 23:16:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | 被災地復興 | クルマ

プロフィール

「@citro兄貴 !!どうしました??」
何シテル?   06/19 21:19
津波で多くのものを失いました。しかし、町も車も自分も未来へ向かって進んでいます。

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2015/09/08 22:51:08

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