2014年02月21日
プント総評
プントに乗りはじめて3年弱、多分車検は受けずに次の車にバトンタッチすると思うので、いろいろ振り返ってみる。
まずは長所
このクラスの車としては抜群に後部座席が広い。身長170センチの私が頭も天井に触れずゆったり座れる。プント購入当初は、シトロエンC3にしなかったことを後悔したが、後部座席の広さを知るとプントにして良かったと思った。
次は燃費である。長距離走行では簡単にリッター20キロを叩き出した。
何回か急いで走ったことがあったが、飛ばせば飛ばす程、エンジンやサスペンションが高度にバランスしてきて、やっぱりイタ車だな!と思った。
短所は
3年間の故障はオイル漏れによるデュアロジックユニットの交換を2回、異音発生に伴うブロアファンの交換が1回である。セレスピードやデュアロジックはやっぱり壊れるものである。最近、クラッチの減りが感じられてきた。発進時、ジャダーが出てきてキャリブレーションしてもらったのだが、坂道発進の際まだ出る。3万キロでクラッチが怪しくなるなんてちょっと嫌だ。デュアロジックの様々な情報を分析すると、町乗りが主の場合、クラッチ交換5万キロということもあり得るそうなので、いつも半クラ状態が長いのが原因であろう。私見であるが、オートマチックの利便性とマニュアルのスポーティーさを兼ね備えているという2ペダルRMT(シングルクラッチ)の謳い文句は、私にとっては「一石二鳥」ではなく「二兎追うものは一兎も得ず」という結論を出したい。長く乗るなら普通のオートマチックがいい。幸いアニエッリはMTに乗ることを苦にしないので、MTなら尚更である。
あとは毎度のことのようにペダル配置。ブレーキペダルが左に捻れていて踏みにくく、アクセルペダルが手前すぎ。身長170センチの私が、アクセルペダルに合わせてシートポジションを決めると、後部座席のレッグルームはほとんど無くなる。そしてとてつもないカックンブレーキ。いくらマスターシリンダーが右側に移設してあるからといってもフィーリングが酷すぎる。自動車技術は総じて進化しているのに、一部の輸入車の右ハンドルの完成度は、横ばいもしくは低下していると思う。日本に生まれて幸せだと思うことは多々あるが、正規輸入イタフラ車購入に関しては不幸せだと感じた。
細かい装備品にも不満があるが、これは車に責任はない。日本のインポーターに責任がある。装備品のチョイスの優先順位が明らかに間違っている。例えば、後部座席用のルームランプ(本国には設定がある)が無いのが子持ちの私にとっては非常に不便であるのだが、逆に全く恩恵を感じない自動防眩ルームミラーや、室内の至るところに間接照明が付いている。イマイチ私のタイミングや気持ちと合わない雨滴感知ワイパーも必要無い。普通の間欠ワイパーで十分である。
苦言の方が多くなってしまったが、短所に関しては、いろいろ装備をチョイス出来る左ハンドルMTの本国仕様だったら、多くは問題無いということである。
話は逸れるが、現在クライスラーイプシロンがあまりの売れなさに叩き売りしているようだが、安くてもあの不出来な右ハンドルは要らない。割高であっても、並行輸入というハンディがあっても、左ハンドルのランチアイプシロンを選んだことに後悔は無い。
とは言いつつ、次期アニエッリ車も「右側通行の国の右ハンドル車」である。マスターシリンダーもボンネットオープナーも左にあるのが気に食わないが仕方ない。
もうこうなったら、マクラーレンF1の中古にでも乗るか!ハンドル位置で悩むことないだろうから(爆)
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Posted at
2014/02/21 00:39:23
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