
数日前、SMはサマーシーズン前の点検整備のため友人メカニック工場に入庫した。SMは43年落ちの大古車である。過酷な季節を安全に乗り切るために点検整備は欠かせない。冷却系統のチェック、エアコンのチェック、その他諸々チェックしてもらった。今回見つかった不具合で、リアのブレーキキャリパーからのLHM滲みがあったのでOHしてもらった。
いろいろ様々バラして行く中で友人メカニックから
「今、点検のためフロント下顎カバー外してあるので、今ならバッテリー交換が超楽に出来るのですが!ですが!ですが!(笑)」
SMについているバッテリーはCXからのキャリーオーバーなのでそろそろ交換してもいい頃だが、デカいヤツなので費用的にちと厳しい。しかし、↑のような友人メカニックとの長年のやりとりから交換しないわけにはいかない。SMの整備や修理で最重要キーワードは「バラしたついで」である。エンジン修理の時もそうだった。「エンジンとギアボックス分離したのだからこの際クラッチも・・・」や「ギアボックス降りてる今なら、悪名高きフロントインボードディスクブレーキもどんな車より楽々整備できます!」とか「いかにも効率の悪そうなアメリカ仕様排気ガス対策用の湯たんぽ付排気マニホールドまた組むのもなんかね~」といった具合でドンドン作業は増えていった。
全てに言えるが、もし今回パスして、組み付けた直後にバッテリーが死んだら友人メカニックに見せる顔が無くなるし、彼に二度手間を与えてしまう。プロの言うことは素直に聞くと、トータルでの出費を抑えることが出来るのだ。
かくして私は昔からお気に入りのボッシュで一番高いバッテリーを分割払いで購入した。なぜお気に入りかと言うとこのバッテリーは超重いから。「重さ」に関しては私よりぶち抜けた心理思想を持つ師匠がいるので詳しくは割愛させていただく(笑)
今回の整備も合い言葉である「バラしたついで」で多岐に渡ったが安心して早朝のダムにすっ飛んでいける。友には本当に感謝である。
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シトロエンSM | 趣味
Posted at
2016/07/10 00:56:21