
震災以後、私の住む町にはたくさんのボランティアの方々が来てくださり、現在も活躍されている方も多い。その中で素晴らしい出会いがあった。
昨日、昼過ぎに母親が仕事場にすっ飛んできて
「外国人のボランティアらしき人々が大勢で車庫の前で騒いでいるのよ、ちょっと来てくれない?」
と
私は何かトラブルがあったのかと思い、車庫に急行した。そこには数人の外国人が集まっていた。そうしたら、その中の白人のお兄さんが私に向かって
「your cars?」
と声をかけてきた。
「いえ~す!」
と答えたら、いきなり握手され、そこにいた全員から拍手された。
一体何事だぁ~??全く状況がつかめない。訳もわからず愛想笑いをしていたら、他の外国人の方で少し日本語が話せる人がいて
「ワタシタチ、イタリアトフランスカラ キマシタ~ ツナーミタイヘンネ、アルイテイタラ、ワタシタチノクニノクルマタクサントマッテイタカラ ビックリシマシタ~」
と
そうか!やっと理解できた。そりゃそうだ、極東の国、しかもこんな田舎町の家にイタリアとフランスの車が数台停まっていたら驚くだろう。
そんなこんな話をしていたら、外国人ボランティアの統括をしている初老の日本人男性がやってきて、挨拶をした。そしてその男性も我が家の車庫を見て驚いている。
「私、若い頃、キャピタル企業で働いていたんです。」
ありゃ~!!ビックリ!
私はルノーも好きだが、乗る機会がなかなか無いという話や、フェゴやサンクアルピーヌの話をしたら、その男性は
「いや~気仙沼に来て、フェゴやサンクアルピーヌなんて名前聞けるとは思いませんでした!昔、フェゴに乗っていたんです!」と目をウルウルさせていた。
我が家の愛車達が素晴らしい出会いをプロデュースしてくれた。今度、このボランティアさん達を家に招いて、BBQをする約束をした。
それにしても、我が家の車の構成、ちょっと変態度が過ぎている。テ○ーポ誌の記事、はたまたラテン車専門中古車ショップじゃないんだから。

Posted at 2012/07/12 00:16:42 | |
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被災地復興 | 日記