「変態見栄っ張り」
これはアニエッリが私を一言で表現したときに使った言葉である。
通常、見栄っ張りの尺度は「お金」である。高い服を着たり、高い時計をしたり、高い車に乗ったり。
それが私の場合、尺度が「変態度」であり、周囲に「どんだけ変態なんだよ!」と言われたいがためのカーライフを送っているとの分析である。
私のカーライフのモットーは「究極の自己満足」であるのだが、アニエッリに分析されたとき、
全く反論できなかった。
1997年、大学受験に失敗した私は、仙台で浪人生活を送っていた。
ある朝、下宿先の裏にあるコンビニに行ったときのこと。駐車場に停まっていた1台の車を見たとき
凍ってしまった。
停まっていたのは
(画像は拾いものです)
実車を見たのはその後の人生でもこの1度きり。
私はオーナーが店出でくるのを待った。どうしても声をかけたかった。
そうすると、作業着を着た30代くらいの男性が出てきて、この車に乗ろうとしたので、私は
「クロマですね!はじめて見ました!すごいですね!」
と声をかけた
「君!なんでクロマ知ってんだよ!」
と私以上にびっくりしていた。
私はスケベ心を出して
「ドア触らせてください」
と言ったら
「どうぞ、どうぞ、でもなんでドア触りたいの?」
とオーナー。
「私は今まで、ランチアテーマとサーブ9000のドアは触ったことがあるので。うふふ」
と言うと
「!!君は一体何者なんだ!!」
といきなり握手されたのだった。
この一件は、私の変態見栄っ張りぶりを象徴する出来事であった。
今は変態知識のみならず、変態車に乗っている。それは16年前の私のような輩が、もし私の前に現れたとき、「この人、すんげー変態だなー!」と思われたいからである。
アニエッリ、恐るべし・・・・
Posted at 2013/11/28 12:59:37 | |
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