
とにかく今週は忙しかった。
水曜日、外来診療を午後3時まで行い、午後4時に気仙沼を出発、午後6時に仙台入りし、午後11時までの会議に出席、その後気仙沼にとんぼ帰りして、家に着いたのが午前1時30分。木曜日の午前は8時30分から通常の外来診療、午後は往診を午後1時~6時まで行い、午後7時から9時まで、非常勤講師を仰せつかっている高等看護学校にて、国家試験対策講義、急いで家に帰って、夕飯食べて風呂入って仮眠。
金曜日、午前5時起床。午前9時から会議があるので、またまた仙台へ。午後2時に会議が終わり、昼飯(画像参照)食べて、午後3時に仙台を出発、築館経由で、気仙沼着午後7時。
よくもまぁ、こんなに予定が入ったもんだ。しかも、このハードスケジュールをさらにハードにしてくれたのが、我がエグザンティアである。
水曜日、仙台に向けて出発したとき異変に気がついた。
「ヒーターファンが回っていない・・・」
私は祈るような気持ちで、リアの熱線スイッチを押してみた。
「作動しない・・・」
エグザンティアに詳しい方ならお分かりと思うが、これはイグニッションキーシリンダーの故障である。
予定時刻は迫っているし、妻に「エグザンティア、ヒーターが効かないからプンエヴォ借して!」なんて言ったら恐ろしいことになるし、父はクサラブレークで出掛けているので、私は気温-4℃の中、ヒーターファンが作動しないエグザンティアで走るしかなかった。
何度か路肩に停まり、エンジンオフ、オンを繰り返して見るが、改善しない。
幸い、時速60キロ位出せば、走行風でほんのり温風は出るが、信号待ちや渋滞ではかなり寒い。この状態で仙台を2往復するのは結構辛いかも?
しかし、私には海より深いシトロエン愛がある。愛のエネルギーを熱エネルギーに変換すればよいのだ!
「えい!!やー!!トォ~」(電波人間タックル風に)
でも・・・・
やっぱり
さぶい・・・(大門風に)
そして歌ったり(みんな誰かを愛してる)、ラーメン火山や、きりたんぽ鍋、はたまたキムチチゲを想像しながら走行していたら・・・・
「カチカチ、カチッ、カチカチ」
と、またまたお約束のウィンカースイッチの不具合が発生した。ウィンカースイッチは前オーナーが一度交換しているようだったが、10年以上前のことなので、2回目の発生である。
しかし、私は挫けない。私のシトロエン愛は、これぐらいのことで揺らぐような浅いものではない。
また久々のエグザンティアでの高速道路走行は、疲労とヒーター無しのマゾ状態と悦楽の乗り心地と耳障りなウィンカーのカチカチ音が渾然一体となり、普段の何倍もの快感であった。
青白い顔で凍えながら帰宅すると、めちゃくちゃ妻が心配してくれた。もちろん妻は私の疲弊状態がエグザンティアのせいだとは気付いていない、すべてハードスケジュールが原因だと思っている。口が裂けても、エグザンティアの不具合のことは言えない。
あとは、妻の目を盗んで、部品発注と入庫予約をしなければならない。
この毎度お馴染みのヒヤヒヤ感も我がシトロエン趣味の醍醐味でもある。
しかし、未だに止まらない寒気と鼻水は、間違いなく風邪をひいたこと証明している。

Posted at 2012/02/11 09:28:06 | |
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シトロエン エグザンティア | 日記