
皆さんは「カウンタック・リバース」をよくご存知だと思うが、私が開発した秘技「デュアロジック・リバース」をご紹介しよう。
私は車止めのある駐車場で、バックで駐車する際にこだわりがある。それは絶対にリアタイヤを車止めにぶつけたくないということてある。時より駐車場で見かける光景で、勢いあまってリアタイヤを車止めにドン!ってやるあの行為がたまらなく嫌なのである。車にも良くないだろうし、第一同乗者に不快な思いをさせてしまう。
なのであまり行儀良くない方法ではあるが、私は昔から周囲の安全を確認して、ドアを開けて後ろを見ながらバックしてきた。とくにアンチシンク玉の付いていないハイドロニューマチックシトロエンは、車高が下がりきった時の車止めとリアバンパーの位置関係にも注意しなくてはならないのでこの方法をとっていた。しかし、デュアロジックのプンさんはドアを開けながらバックすると、安全装置が作動して、自動的にニュートラルになってしまうので、ドアを開けずにバックする方法を考えた。
ただ窓から上半身を出しているわけではない。右足で微妙にアクセルコントロールをしながら、左足は緊急事態に備えていつでもブレーキペダルを踏める位置に待機、そんでもって右手はステアリングを操作しているのである。
この技はカウンタックリバースと同じくかなり無理な体勢をとるため、3回に1回は身体のどこかがツって、バックし終えた後、車内で悶絶していることもしばしばである。
自分の身体を犠牲にし、車と同乗者を労る、それは車に対する深い愛情が成せる技である。

Posted at 2012/12/09 23:08:10 | |
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プンエヴォ | クルマ