
まだまだ寒い日が続いているが、私は昔から絶対身に付けないモノがあった。
「股引き」
である。亡き祖父も父も股引き愛用者であるが、ズボンの下に股引きやタイツ様のモノを履くということがオヤジぽくて嫌なので私は今まで履いたことがなかった。
父曰く
「きっかけがあって股引きを一度履きだすと冬は手離せなくなる。」
とのこと。私には股引きは無縁と思っていたのだが・・・
先日、天気も路面状況も良かったので父と二人で2CVに乗って買い物に出かけた。気温は-2℃程であったのでグリルカバーを装着して出発したのだが、やはり空冷エンジンだけに寒い。スピードが上がると足下の温風口から出る空気は冷風に変わる。上半身は厚手のコートを着ているので寒くないが、下半身が冷え冷えである。しかし助手席の父は平気な顔している。なぜだ?
私「足寒くない?」
父 「ぜ~んぜん。お前もいい加減諦めて股引き履きなよ、世界が変わるぜ」
そうか、父は股引きを履いているから平気なのか。
股引きがあれば、真冬に楽に2CVに乗れるかもしれない。私はシトロエンのために自分の信念を壊すことにした。買い物から帰り、父のストックしてある新品股引き借りて履いてみた。なんか微妙なフィット感があり、ムズムズする(笑)
テストのためもう一度2CVを運転してみた。
!!!!!!!
先ほど感じた底冷え感が全くない! なんだ!この違いは!!どこまでも走っていけそうな気がする。
30分程テスト走行して帰宅し、股引きの素晴らしさを父に報告すると
「俺が初めて股引きを履いたのはユーノスロードスターを買った1989年の冬だった」
父の初股引きのきっかけはユーノスロードスター、息子は2CV。
どっちもどっちの車バカ親子(笑)

Posted at 2015/01/28 22:12:47 | |
トラックバック(0) |
シトロエン2CV | 暮らし/家族