
私は毎朝、娘と父と3人で近所を散歩している。途中に私の母校の小学校があり、この画像は月曜日の午前8時に撮影したものだ
校庭には子供たちの元気な姿も見えないし、声も聞こえない。不気味に積み重なった被災車と、耳が痛いほどの静寂があるだけだ。
以前は、被災地に暮らし、家と仕事場が大規模半壊の私にとって、車趣味を続行することは無理かつ不謹慎だと思っていた。
3月11日以降の私の任務はとても辛い仕事だ。ちょっと油断すれば深く考え過ぎで、自分を見失ってしまいそうだった。
だか日を追うごとに、ある程度考えこむと、それ以上悩まなくなった。心のリミッターはマックス時だけでなく、ミニマム時にも作動するものだと実感した。
そんなとき友人が「お前にとってシトロエンは仕事のスタビライザー、心のヒューズみたいなもんだから、やめないほうがよいぞ」と言った。
この言葉はとても心に響いた。
まだ私の任務は終わっていない。大震災から7ヶ月が過ぎたが、依然として深い悲しみの中にいる人々は大勢いるのだ。
その人々のために、臆することなく任務を遂行したいと思っている。
そして私はシトロエン&車趣味を続け、ブログを通じて被災地の状況を発信してゆきたいと思う。
心に矢のような直進性を持ち、ハイドロニューマチックのように人を優しく包むこむような愛を忘れずに・・・

Posted at 2011/10/24 10:18:36 | |
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被災地復興 | 日記