慢性シトロ炎のブログ一覧

この画像は、叔父が散歩中偶然見つけたお店だそうだが、家の近所にあるにも関わらず、何十年もその存在を知らなかったそうだ。震災後、仕事を廃業し、自由な時間が出来たため、叔母と二人で散歩してて発見したそうだ。私はこの画像を見て、とても嬉しく元気になった。

またまだ大変な被災地ではあるが、この小さくも強力な商店があると思うと、辛いことも乗り越えられると思う。

頑張っぺ！東北！

負げねーぞ！三陸！

家に入り、妻にめちゃくちゃ怒られること3時間・・・
次の条件を守ることで、お許しをもらうことが出来た。

1、直さない、パーツ買わない、当分車検取らない。またいつか車検を取るときは、エグザンティア2台とZXを処分すること

2、インターネットは当分禁止。携帯のみ可

3、CX保管場所へ面会に行く時は、妻子同伴にて滞在時間1時間以内。

妻もそれなりに車が好きで、フィアットオーナーだけに見事にポイントを押さえた条件である。

しかし、なんでバレたんだろう？

妻に恐る恐る聞いてみると現オーナーからパソコンにメールが届いたのを見たそうだ。

しまったぁ！！オーナーに渡した名刺にアドレスが書いてあったんだ！
しかもメールが届いた時間は、私が帰宅する10分前・・・
帰路のサービスエリアでラーメンにするか天ぷらそばにするか迷った時間、その後、一服しながら友人と今後のCXの整備内容について話し合った時間、無駄な時間を短縮すれば10分以上早く帰宅できたはずだ。

残念無念・・・激流涙)




後日談

妻｢今回のCXってシリーズ1？シリーズ2？｣

なんだぁ？？？？

私｢シリーズ2だよ、なんでそんなこと聞くのよ？｣

妻｢なんとなくネットで見た。どうせならシリーズ1にすれば良かったのに。メーター周りがかっこいいじゃん｣

俺｢・・・・｣


この感じだと、いつか車検取得のお許しが出るかもしれない。その他のシトロエンを処分せずに。その日まで静かにしていよう。

それにしても、なんで私のシトロエン人生はこんなにもドラマチックなのだろう？ 不思議である。

どんどはれ

10月29日、私は妻に内緒(ここ重要！)で購入希望のCXをオーナーさんに見せてもらうべく、シトロ菌に感染している友人メカニックと二人で出かけた。

そのオーナーはシトロエンを複数台所有する生粋のマニアである。保管場所には他に数台のシトロエンが眠っている

その日まで、CXについていろいろ予習していたのだが、一番心配だったのがパーツの入手についてだった。10年前、私がBXに乗っていたとき、CXオーナーからパーツがないと聞いていたからだ。
しかしそのCXオーナーに聞いてみると、以前とは比較にならないくらい、パーツ入手は楽になったということであった。
私には上記の友人がいるので、パーツさえ手に入れば心配ない。

一つ心配解消！

次の心配、そのCXはオルタネーターがオリジナルだった。私が悩んでいると友人が

｢オルタネーターを換える楽しみが増えたじゃないですか！やりましょ！てゆうかやりたい！｣

と興奮しながら言った。

この時点で私の心は100%決まった。

その他いろいろオーナーと談笑していると、友人の姿がない、探すと、保管場所の奥にある、こりゃまた売却希望のCXプレステージュを見て硬直している。

彼とは10年来の親友なのだが、その硬直は以前も何度か見たことがある。

その硬直の後に、彼はBXやエグザンティアを買ったのだ。

やばい！完全にミイラ取りがミイラ系である

彼は新婚さんで、12月に子供も産まれる。そんな状況でプレステージュなんか買った日にゃ、家を追い出されるに違いない。シトロエンが原因で家庭不和になる人間は私だけで十分だ。
私は彼を説得した。

｢オレが購入するCXは俺たち二人の共同財産だから、CXは1台で十分、プレステージュはやめようぜ！第一、こんな長いのガレージに入らないでしょ！ねっ！ねっ！｣

｢ガ、ガッ、ガレージ片付ければ、ぜ、ぜ、全長6メートルまでだ、だ、だ大丈夫ですっすっす～｣

ダメだこりゃ、完全にノックアウトされている。

その後、説得を繰り返しなんとか諦めさせたのだった。
そして我々はCXに試乗した。非常に快調であった(インプレッションについては割愛)

オーナーに購入の意志を伝え、連絡先を交換し、その場を辞した。

帰路、車内ではシトロエン談義の花が満開であった。
友人も子育てが落ちつくまで貯金し、ガレージを片付けて(笑)、いつかプレステージュを買う！と誓った。

友人を送り届け、帰宅すると、鬼以上の形相で私を睨みつける妻の姿があった。

｢おい！CX買うなんて聞いてねぇーぞ！！！ちょっとそこに座れ！！｣

注)この表現は私が妻から言われた言葉をそのまま表記しています。

げげげげぇ～～～～！！
なぜ？どうして？なんで知ってるんだ？なぜ？バレてるんだぁ？？？？


つづく・・・

田舎の日常生活において、車は不可欠である。おまけに在来線も震災後不通のままになっている場所も多いので、ますます車の存在価値が大きくなる。
しかし、あまり車ばかり乗っているとガソリン代もかさむので、我が家で足に原チャリを導入しよう！ということになった。残念なことに我が家には中免以上をもっている人間はいないので50ccの中から使いやすいモデルを探すことにした。
最近、仕事もなく元気がない父にモデル選択をお願いすることにした。これで少しは元気になってくれることを願って。

意気揚々といろいろ調べだす父、とても嬉しそうだ。


しかし・・・数日後



父に任せたのが間違いだと気付いた。


父のチョイスしたモデルが↓である。

新車から19年間連れ添ったケイターハムを津波で失った反動が出たチョイスなのか？とても使いやすいとは思えないし、第一めちゃくちゃ予算オーバーなんですけど・・・(買うのは私・・涙)

そんな私の気持ちに反して、父はもう買った気で、納車を楽しみにしていて、やたら元気になっている。
父には世話になりっぱなしなので、親孝行だと思って涙を飲むことにした

これで、CXの車検取得と、ZX路上復帰計画は一時凍結である・・・

3月10日までの自分と、3月11日以降の自分とでは、まるで別人のように考え方が違っている。震災前の自分は臆病者で新しいことにチャレンジすることもなく、石橋を重機で叩きながら渡るような人間であった。とりあえず目の前に与えられた仕事をこなし、毎日を漠然と過ごしていた。

被災地最前線の人間として「未曾有」なんて言葉だけでは言い表せない程のめちゃくちゃな状況に置かれた時、私のその性格は大きな障害になった。なにしろ考えたり、躊躇している時間なんて皆無だった。

いろいろなことを経験した現在、私は「悩んでないでとりあえず行動！」をモットーに毎日を生きている

来週、CXが関東の地から我が家にやってくるのだが、震災前の自分だったら迷わず陸送を発注したであろう。しかし、若干アグレッシブな性格に変化したことだし、高速道路も無料なのだから、自走引き取りを決行することにした。幸いこれといった不具合もないようだし、車検が3週間残っているので、一か八か全工程600キロ走ってくる予定だ。ＴＯＰＧＥＡＲの影響も少なからずあると思うが(笑)
そうすることによって、自分は新たなステップを踏むことができると思うし、何しろCXと一体になれると思うのだ。今の心境は、某テレビ局の24時間マラソンで、武道館を目指すランナーそのものである。

もし途中で爆発炎上したり、空からグランドピアノが落ちてきて、この身が滅びようとも、私のシトロエンに対する想いは永遠である。