• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

慢性シトロ炎のブログ一覧

2012年09月15日 イイね!

への突っ張りを捨てて・・・

への突っ張りを捨てて・・・「家族のための車選び」


という言葉がある。私の父親の辞書に、この言葉は載っていなかった。そして、その環境下で育まれた私の辞書にも掲載されていない言葉である。


今週の家族サービスは、多量の荷物と人員を運ぶ必要があり、親戚から車を借りた。私は以前にもこの車を借りたことがあったが、二度と乗りたくないと思った。しかし、鬼軍曹の命令は絶対である・・・(涙)


私がこの車を遠慮したい理由は


1.バネなのにめちゃくちゃ乗り心地がよい


2.めちゃくちゃ荷物が積める


3.日産で買える


我ながら、見事なへその曲がりっぷりである。


シトロエンに対するバイアスをゼロにして、純粋に接すると、今にも買ってしまいそうになるくらい、魅力に溢れた車である。

後部座席の妻子にとっては最高の車であるようで、笑顔が絶えない。しまいには同乗していた、車を全く知らない義母まで


「古いのどっちか処分して、これ買ったらいいのに」


と言う始末。もし私が、への突っ張りを全て捨てて、この車を購入したら、私の辞書には前述の言葉が掲載されるであろう。要の鬼軍曹は


「国産ミニバン買えって言ってるわけじゃないんだから!第一、大好きなフランス車じゃない!」


とみんな言いたい放題である。

へそ曲がり観点から見ると、ブレーキマスターシリンダーとボンネットオープナーが左にあったり、リアワイパーがリアゲートの左側の窓にしかなかったり、私の嫌いな不完全右ハンドル車の要素がてんこ盛りなのである。

しかし、これらは私個人のへの突っ張りであり、妻子には全く関係のない。そして、時速60キロ前後で、田舎の国道をタラ~っとクルージングしていると、絶品の乗り心地と相まって、めちゃくちゃ気持ち良くなってきて


「そういえば、黒バンパーのモデルあったっけな?」

とか


「買うならマニュアルだな~」


とか


「純正パーツで出ている、ベージュ色の鉄チンホイールに、プライマシーLC履いて走ったら最高だべな」


などと、変な欲望が涌き出てくる。
以前、某自動車月刊誌の中で「一度ハマった抜け出せないカングー地獄」という文章を読んだことがあった。まさに蟻地獄のような車である。

さぁ~困った。妻子の笑顔が私の心を締め付ける。誰か助けて~!私のこのモヤモヤを晴らして欲しい・・・


あと2日間、私はこの車と接しなければならない、家に置いてきたCXとエグザンティアの事を想うと、また涙が出そうだ。


またしても私のシトロエン愛が試される試練・・・

ルノーカングー、とてもとても恐ろしいフランス車である。
Posted at 2012/09/16 01:01:28 | コメント(8) | トラックバック(0) | 車ネタいろいろ | 日記
2012年09月12日 イイね!

ドラマのような始動劇

前回よりのつづき


仕事を終えた私は、エンジンのかからないCXの元へ。
私は昔から物事を深刻に考えすぎてしまう傾向があるので、今回は極力シンプルに考えるように努めた。そんな時、杜の都の先輩CXのことが頭をよぎった。そしてボンネットを開けてみた


何気なく茶色いコネクターを触ったら、ほぼ抜けていた。

きちんと差し込み、運転席に戻りカギをひねる・・・

ヒャンヒャンヒャン、ブォン~!!


あっけなくエンジンがかかった。
試しにもう一度コネクターを抜いてセルを回すと、エンジンはかからない。

白いコネクターばかり心配して日頃チェックしていたのだが、茶色い方は忘れていた。


奇跡的なトラブルシューティングである。やっぱりシトロエンは横の繋がりが大切だと痛感した。


エンジンがかかった音を聞いて父親が出てきた。


「あ~あ~面白くねぇ~なお前のCX」


と、またまた皮肉を言ってきた。

ふっ!私のCXはケンとメリーも驚く程、愛に溢れているのだ。乗れない時間さえも愛を育てているのだ。

エンジンが無事かかった喜びを妻に話したら


「良かったね~!!CXもあなたにかまってもらえなかったから、拗ねたんだじゃない?」注1


珍しく友好的な発言に驚いた。


私の予想だと

「普通の車って、そう簡単にコネクター外れねぇから」

と言われると思ったのだが・・・

そして夕飯ができるまでの間、走りに行った。夕焼けの中を走るCXは絶好調だった。月末にはゆっくりCXと接する時間が作れそうなので、その日が来るまで、仕事頑張ろう!









注1) この友好的発言は、先日妻に懇願されて、私がデジタルビデオカメラを買ってあげたためと推測される。



どんどはれ
Posted at 2012/09/13 00:45:15 | コメント(5) | トラックバック(0) | シトロエンCX | モブログ
2012年09月09日 イイね!

ブログネタを作ってくれた父とCXへの賛辞

車に接する時間もブログを書く時間もネタもない毎日。仕事仕事の連続で少々グロッキー状態。そんな私を見た父が、夕飯の席上、次のような発言をした。


「BXやエグザンティアが車高下がって停まっているのを見ると、カッコいいな~と思うが、CXが車高下がって停まっているのを見ると、大丈夫か?トラブったか?と他人事ながら心配してしまう。」


と。

私の父は30代でプジョー505GTiを買うような変わり者であるがゆえ、ブラックジョークや皮肉や嫌みを言わせたら天下一品である。

しかし、真意は別にある。30年以上、父という人間と付き合ってきて、ようやく最近分かってきた。上記の発言を訳すと


「無理はいかんぞ、CXにでも乗って適度に息抜きしろよ。」

という意味である。証拠に今朝仕事に出ようとしたら

「今日は俺が仕事してるから満月満月行って買い物してきて欲しい」


と。

父からの指令だと、さすがの鬼軍曹も意見できない。そんなことも全部知っている、父の私に対する計らいである。

私は父に心から感謝し、買い物に出かけることにした。CXのカギを手にして、車庫へと向かう。最後にCXに乗ったのは、8月25日であり、あの方とラーメン&冷麺を食べた日である。ボディーにうっすらと埃が堆積し、それを見た私は、父の発言を思い出した。確かにBXやエグザンティアがうずくまっているより、不動臭がする。私はCXに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。愛だの、シトロ炎だの、なんだかんだ言ってるわりに2週間も放置プレイとは・・・己を恥じた。クモの巣が張ったドアを開き、乗り込み、左手でカギを刺し右に回す、毎度のことながら緊張する瞬間である。


「ヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャン(セルモーターの音)

ん??あれ?いつもならヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャン、ブォーンとなるのに・・・・


キーを戻して、再チャレンジ。


ヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャンヒャン」


かからない・・・


私は車内で考えこんだ。意外に冷静だった。

セルが回るがかからないということは燃料が来てないのか?火花が散らないのか?いろいろ考えた。しかし考え込めば考え込む程、重大な部分の心配が出てくる。AEIだったらどうすんべ?ECUだったらどうすんべ?不安が不安を助長する。

車内で10分程考え込み出した答えは


「下手にトラブルシューティングせず、戻って仕事する」


ということだった。この現象は「外に出るな!」ということなんだと自分に言い聞かせて。

昨夜の父の発言から15時間しか経っていない。またしても奇妙な現象である。

仕事場に戻ると、父が不思議そうな顔をして私を見てきた。苦笑いして返すと

「セルは回るのか?燃料はきてるか?」


と。

私は父に一言も話していない。我々親子は昔からこんな感じなのだ。


結局、乗る暇はないのでCXはお不動のまま、時間が出来たら私なりに診てみようと思う。ダメなら友人メカニックにヘルプだ。


CXは偉大な車である。

Posted at 2012/09/09 03:30:20 | コメント(8) | トラックバック(0) | シトロエンCX | 日記

プロフィール

「@citro兄貴 !!どうしました??」
何シテル?   06/19 21:19
津波で多くのものを失いました。しかし、町も車も自分も未来へ向かって進んでいます。

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/9 >>

      1
2345678
91011 121314 15
16 17181920 2122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

愛、哀、シトロエン 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/09/08 22:51:08

愛車一覧

シトロエン エグザンティア シトロエン エグザンティア
プラグ&プラグコード交換、イグニッションコイル交換、タペットカバーガスケット交換、LHM ...
シトロエン C3 シトロエン C3
センソドライブに非ず。左MTでございます。この車で完全に津波で流されたAXを忘れることが ...
シトロエン SM シトロエン SM
結構その筋では有名な車です。エグザンティア、CXに続き、入間郡三芳町から嫁いできました。 ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
父親カーキチ人生最後の車。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation