昨年トパーズ号の売却の際に引き取り来訪されたVanさんと、もげえさんが、約1年ぶりに遊びに来てくださいました。あの時に初めてお会いして以来で、今回でまだ2回目なんですが、すでに旧知の間柄のような感覚。Vanさんの娘さんをともない朝10時過ぎに到着され、まずは家でお茶を飲みましたが、このメンバーでは当然話が止まりません。で、きりを見つけて早速試乗を敢行。当然私はもげ号に乗らせていただきました。スプルースDD6 とセンティナリーはそれぞれ交代でお二人に乗っていただきました。みんな、顔がにやついてました。おもちゃを手にした子供です。この時の皆の顔を写真に撮っておくべきでした。で、メッキタービンの3連チャン。この写真を撮りたかったんです。
さてもげ号の感想です。
まず走り出して思ったのが、アクセルフィールの違い。私のよりかなり重いです。でも決してだるいわけではありません。タイムラグは少ないですが、トルクの出方が一気のシュイーン系ではなく、踏んだ後に湧きだしてきます。これは設定か?97年式は乗ったことないのでわからないですが、ひょっとしたら設定かもしれません。ステアリングフィールも違います。ふらつきは全くないが、遊びが多め。ハンドルが過敏でないため、かえってオンザレール感覚。う〜ん、これはどこかで見覚えがあるフィールだ。そう、Putterboy氏がかつて所有していた92中期型W124 400Eです。アクセルの重み、深みと、ステアリングの操舵感がベンツ的なのです。このアクセルフィールのおかげで、一定速度での走行が非常に楽で安定してます。特に高速道路なんかでは最高のフィールでしょうね。ジャガーとベンツのいいこと取りしたような感覚。これはびっくりしました。DD6といえば、華奢な操作感と決めつけていましたが、こういうセッティングもあるんだ。
内装は細部に至るメッキ枠に圧倒され、自分の車に乗り換えたときにやけに地味に感じてしまいました。外装色といい、オリジナルコーチラインの色目といい、メッキタービンといい、きらめく308ライトと相まって、雰囲気、オーラが普通のDD6とは異なる。
私は基本、完全ノーマル派なのですが、ここまで徹底的にトータルでセンス良くされると、堪りませんね。これは。
いや〜、今回特に感じたのは、DD6は1台1台の乗り味の差が特に大きいと言うこと。過去のオーナーの扱いや癖が車に大きく反映されてしまう。私のスプルース号とセンティナリーも例に漏れず。全く異なるフィーリングにVanさん、もげさんが大いに反応されていました。特にセンティナリーの駆動系のやれ(これはスプルースがシュイーン系でかちっとした立ち居振る舞いをするので余計に目立ってしまう)を経年変化として冷静にとらえられるVanさんと、一方でその駆動系のやわさと、シートのセンター部分の皮質に違いによる座り心地の柔らかさ、タイヤ(プライマシーLC)の柔らかさ等が相まってやんわり、まったり、というディムラーの味ととらえられるもげさん。車も違えば、乗り手の感性も違います。このあたりが非常に興味深く、おもしろかったです。しかしお二人とも感性が実に繊細です。
滞在6時間。至福の時間を過ごさせていただきました。また次回トパーズ号のお披露目やりましょう。
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2011/08/19 22:25:01