宇出津あばれ祭り・雑感

日本中に「あばれ祭り」の名前のお祭りは数多く在ると思いますが、奥能登・宇出津の「あばれ祭り」はその名に負けないエキサイティングなお祭りでした。
毎年の能登キリコ祭りシーズンの幕開けを飾るにふさわしい迫力あるお祭りです。
そしてこの「あばれ祭り」は、火祭りと呼ばれているお祭り以上にド迫力な「火祭り」でした。
祭礼日程は二日間で行われ、初日は「キリコ」が乱舞し二日目に真打の「神輿」が二基大暴れします。

共に大松明の下が一番の見所になり、火の粉を被りながらの乱舞・大暴れを、見る側も火の粉を被りながらの見学です。
特に「あばれ祭り」の名称の由来の神輿大暴れ（二日目）は圧巻でした。
元来、キリコは神輿のお供として道中を練り歩き、夜には明かりが灯り神輿を照らす「奉燈」となるモノなので、祭りの主役は「神輿」です。
このお祭りは昔のままの祭り形態でした。
かと言ってキリコは脇役か？といえばそうではなく、初日はキリコの独壇場です。
ただ残念な事に、キリコの担ぎ手不足は否めませんでした。
キリコは全基で（聞いたところ）４０基でたのですが、一基あたり平均で２～３割担ぎ手が不足してるように見えました。
少ない所では４割減なキリコもありました。
担ぎ手不足からくるキリコ運行のモタモタ感を感じるヶ所も多く見られました。
担ぎ手が揃っていれば連続乱舞ヶ所と思われる場面も、少し動いては止まってしまうように思えました。
担ぎ手不足は宇出津だけの事ではなく、昨年から見て回っているキリコ祭り全てに当てはまる事ですが・・・
それでもわたしは見ませんでしたが、二日目の神輿二基が入り宮した後にキリコが自由気ままに乱舞するとの事なので、キリコ祭りの面目躍如かも。

ともあれ、勇ましく迫力満点なキリコ祭りであり「火祭り」なのは間違いありません。





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興味がありましたらごらん下さい。