[モンキーR改] 路上復帰への道46_排気系サビ取り状況確認(タンククリーナー浸漬1日後)の巻
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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まず、エキゾーストパイプの遮熱カバーやステー&ボルト類を入れた容器(既報の「しっかりパックU」)は密封可能なフタ付きですので、フタをしたまま容器を傾けることによって、中の部品の状態を簡易的に観察する(透かして見る)ことが可能です。
パッと見では、ボルト類のサビは落ちつつあること、遮熱カバーのサビは残っていること、などが伺い知ることができました。
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そこで次に、実際にフタを開けて中身を目視確認します。
透明度のあったタンククリーナーが、真っ黒と化していました。これは恐らく、サビそのものが脱落して変色したのではなく、純正の黒塗装の残り(塗膜)が遊離したものだと考えられます。
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今回のサビ取りのメイン部品である、エキパイの遮熱カバーを取り出します。Uの字(Jの字)状になっている部分には、まだまだ茶色の表面サビが残っていました。
使用履歴のあるタンククリーナー(回収した再使用液)では、高々1日間、漬けた程度ではサビ取りされる状態までには至らなかった…ということですね。更なる浸漬日数の継続が必要そうです。
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続いてマフラーステー、バンドクランプ&ボルトを取り出します。
こちらの部品も、まだサビが残っている状態でした。
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別の角度から。ボルトは、その種類(オリジナルの表面処理の違い?)によって、サビが残っていたり、取れかかっていたり するようでした(→ 次の画像へ)。
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こちらが、モンキーR を中古車で買った際に 前オーナーによってイカチョン品(※でたらめな、テキトーな、まがい物、の意味)に替えられてしまったと思われるマフラー締結ボルトです。
当該ボルトは今後、代替品に交換予定ですが、今回は使用済みタンククリーナー(回収液)のサビ取り能力を確認するため、あえてサビ状態のまま 入れたものです。
目視上、画像左側のボルトはサビが激しく残っているのに対し、画像右側のボルトはサビが落ちつつあるように見えます。これは使用履歴(経年時間)の差なのか、あるいはボルトの表面処理の差なのか…。
モンキーR の年式も考え合わせると、左側が六価クロメート(オリジナル)、右側が三価クロメート(イカチョン)のような気がします(※六価が劣る…と言っているわけではありませんので、念のため)。
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こちらは、画像の奥に写っているのがマフラーカバー締結用ボルトで、手前に写っているビスが遮熱カバー締結用のプラスねじです。
手前のプラスねじの方はサビが全然取れていない状況ですが、奥のマフラーカバーボルトは、ボルト自体がめっきボルトのようで、ボルト頭部のサビが落ちつつあるように見えます。
(真ん中のワッシャは、サビが残っている状態です。)
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タンククリーナー(再利用液)に丸1日間、浸漬したあとの排気系各部品の集合状態。
一部のボルトを除き、まだまだサビの除去はできていない状況だと判断しました。
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エキパイ遮熱カバー内側の拡大画像です。茶色のサビがまだまだ残っています。
表面温度や被水など、使用環境的に「サビが生じやすい」部位は、そのまま「サビが落としにくい」部位だと言えるのかもしれません。今回は さらに浸漬の継続が必要である、と確認できました。
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同じ遮熱カバーでも、反対側(表側)の様子は画像の通りです。こちらは、特に目立つサビは認められませんでした。
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なお同時に(別容器で)浸漬を開始したエキパイ本体については、覗き窓から見る限り、まだまだ浸漬が必要と判断できました。
よって、エキパイはあえて取り出しはしないで、容器内のサビ取り処理液(タンククリーナー再使用液)を適度に揺動(※)させたあと、そのまま浸漬状態を継続させました。
(※)揺動
容器内で、エキパイの表面近傍のサビ(or イオン濃度)が局所的に飽和することを避けて、タンククリーナー全体の有効成分濃度を より均一化させるための措置です。比喩的には「角砂糖を入れただけの紅茶」から「スプーンで攪拌させたあとの紅茶」への状態変化をイメージしています。
「路上復帰への道47」 に続く。
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2025-06-28(Sat.) : 更新
[モンキーR改] 路上復帰への道47_「浸漬8日間、スプレー+ブラシ掛け、やすりで全研磨」の巻→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8280114/note.aspx をアップしました。
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