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2016年08月31日 イイね!

苗場のブルーを見た

苗場のブルーを見た
08月20日~21日と長野、新潟の県境にある苗場山に行ってきた
未明に家を出て更埴JCを飯山方面へ折れる
飯山ICで降りてR117に乗り、しばらく走ると西大滝ダムで日の出を迎えた

今日の天気予報は晴れのち雨、か☔⤵︎
今日で誰が雨男か、はっきりする(笑)



北上しながら日の出を見ていたが、たいした朝焼けは無く太陽が昇り始めて、千曲川の水面に朝日が射しヒカリ輝き始めた

おやっ、「晴れそうだ」

R117を津南から右手に折れ秋山郷を目指す
今日は小赤沢から苗場山を登る

大昔、栄村小赤沢は仕事で足掛け2年を過ごした思い出ある場所だ

あの当時で、既に廃校になっていた秋山小学校の宿直室に4人で寝泊りして、メシと風呂は近くの秋山館にお願いして昼間は仕事をし、夕方になると中津川で釣りをして、月曜日の夕方は津南町まで往復2時間かけて「少年ジャンプ」を買いに🚗💨
小学校の中に床屋の椅子と鏡があったのには、ビックリした

夕飯が済み宿直室にいると、体育館ではバトミントン、バレーを地元の人たちがしていたなぁ

1年も同じ釜の飯を食うと、歳の差はあっても一体感が生まれる、不思議なものだ

春にはネガマリタケの味噌汁と、煮物が来る日も来る日も卓上に出た
秋には自分たちで取ったキノコが味噌汁に、あの当時植林地に切り倒れているブナから、取りきれないほどニョキニョキ顔を出していた

思い出の小学校の所に行くとあの見なれた小学校は無く、新しい村の複合施設が建っており





でも、あの頃と変わらず秋祭りを見た苗場神社はその当時のままだ




あの当時とは世代が変わっているだろう秋山館には、たぶんオレの事はわからないと勝手に思い、ちょっと恥かしいような怖いような気持ちで悪いとは思ったが、顔を出さず登山口に向かう

来る途中にある、新潟県の逆巻温泉にも数か月旅館暮らしをしていたが、確か道の右下にあったはずだが、道路改良で建物が無くなっていた





小赤沢登山口は100台ほど駐車出来るが、今日は20台くらいか



長岡、長野ナンバーが多い

鎖も必要ない場所に丁寧に鎖が10か所ほど設置してある登山道を
4~5時間登ると苗場の台上にひょっこりと出る



登る時は晴れていたのに、苗場のテラスはガスって霧雨が身体に纏わり付く

時間があるので赤倉山のほうに歩いてみたが、雨足は強くなるばかりだ




そのうちに土砂降りになり、急いで小屋に向かう
歩きながらワタスゲの自生している場所を確認したが、すでに白い綿毛の季節は終わっていた
この台地のどこにでもあるというわけでもなく部分的にしか自生していない

予約しておくと500円引きの2食付き8800円だ
ここの小屋は入った時からカレーの香りがしていたので、毎日カレーの小屋だろうなと勝手に思っていたが、隣のおばちゃんがググったらカレー、サラダが食べ放題とか

そういえば、北アの五竜山荘もカレーだったな



もう、味は忘れてしまったけど
具はコチラの方がたくさん入っている

ポテサラは取り放題だが、お代わりする前に無くなって食べ放題ではなかったね
マヨネーズの味はほとんどしない、身体にイイ薄味

ここは天水なので、食器を洗わないように使い捨て容器だ

17時30分に夕飯を食べると、暗い部屋の中ではやることが無い
窓から外を見れば


かなり降っている
明朝は晴れるのかな
小屋ではスマホは圏外だが、FMラジオは良く聞こえる

今日は空いていて良かった👌90人定員のところに40人らしい、いびきの合唱も聞かなくて済みそうだ

午前1時に目が覚めて窓から外を見ると、今夜は満月に近いの夜ではあるが雲の切れ間から星が少し見えた




しかし、3時頃外に出るとかなりガスっていて、ご来光は見れるのかな




このあと、また雨が降り始めてご来光は見れずに、朝食を食べて雨具を着こんで小屋を出た
ここのトイレもバイオトイレだが、北アルプスのバイオトイレとは発酵方式が違うのか

トイレの中が暑くない

このヒュッテで下山したあとの♨「楽養館」の入湯券が100円引きで買える




苗場山は信仰の山
露岩には梵字みたいのが書いてあったり、記号みたいのが刻んである



雨の中を小赤沢に向け下るが、空を見上げると太陽がガスの中から見え隠れし始めた







天空を覆っていて雨を降らせていた雲、ガスが瞬く間に飛んでいき暗い空から青空に劇的に変わった

嬉しくなる空の色だ






高層湿原に木道が通り、その先には雲が取れると日本海も見れるようだ





青空が水面に映りスゲのミドリと池塘のアオ

ピートが溶け、水にタンニンが溶け込んでいるのか、少し薄いブラックウォーターの池塘に



空のアオが映えるね



ズンズンとアオい所にめがけて歩く




グっファァァァァ

最高

山を下る直前にオレは雨男じゃないとわかった(笑)

苗場山2145mは以前に和田小屋から登ったが、こっちもいいなぁ
山頂の台上に池塘がある、苗場、平が岳、巻機は好きです

小赤沢にある鉄分で茶色の楽養館の風呂に入り



K502号(旧奥志賀スーパー林道)を通ったら



未来のオリンピック選手を目指して練習している小学生の姿を見ながら帰宅
ガンバレ🎿
Posted at 2016/08/31 19:53:36 | トラックバック(0) | 山、池、湿地、虫 | 日記
2016年08月26日 イイね!

気まぐれな薬師岳 (後編)

気まぐれな薬師岳 (後編)前回からの続きです

時間があるときに見てやってください

《3》山頂~薬師岳小屋(14日)






4人だけの山頂で景色を楽しんだ後は、かなりガスが巻いて身体にもパラパラと小雨が当たって来たので急いで下ります





山頂から振り返れば、薬師岳と北薬師の間には圏谷があります

ここが一番すばらしい見事なカール地形
で、まだ残雪が少しあります



30分も駆け足で下れば小屋に到着です

小屋の飲料水は天水なので、外には大きなタンクがあり屋根の雨水が全て溜まる仕組みになっています

今日の夕飯は17:30からですが、水は売っていないので手持ちの水の節約のためお茶を7杯くらい飲みました
暑くて汗がダラダラです
1人1つしか買えない200円のSUNTORYのクーも買って



夕飯はアジフライ、ケチャップで「ヤクシ」と書いた卵焼き、冷奴です

山小屋泊りの楽しみの一つの食事ですが、各山小屋独自の美味しい料理が出ます
自分が泊まったなかでは、船窪小屋、朝日小屋が美味かった



小屋には昭和38年1月に愛知大学生が東南尾根に迷い込んで大量遭難があったことを知らせる写真が貼ってあります
薬師の東南尾根にはこんな暗い歴史もあります




2006/7/30に撮った写真がありますが、左の写真は薬師の避難小屋から伸びる東南尾根です。奥にはヤリも見えてます。右の写真は左端が避難小屋で右に伸びる東南尾根を写した写真です

なだらかな尾根ですが途中からかなりの傾斜で黒部川に下がっていきます







駐車場のある折立の登山口左手に慰霊碑があります



この遭難を機に富山県は山岳警備隊が組織されました

今年から長野県では登山届が義務付けられました
今までは山岳保険の加入の有無は書く欄に無かった気がしますが、
オレは30年くらい前に、知り合いの勧めで日本山岳協会の保険に入ってます

山岳保険はネットでググッればいろいろありますね





ヘリが1回飛べば80万くらいかかるとか言われてます
民間のヘリが飛んで来れば乗りたくないとか、バカな話も聞きます

山を歩いてかなりの年数になりますが、いつ何があるのか見当もつきません
自分だけが注意していても防ぎきれないこともあるし
目の前の人が滑落したり、行き倒れになっている人、そんな光景を見てきた山はとても死が近い場所です

気休めの保険かもしれませんが入っていないよりマシです

逸れてしまいました


この晩はガスッて星も見えず部屋の中が30℃近いなかで眠りにつきます
途中誰かが暑くて2回窓を開けたと小僧が言ってましたが、1時間くらいしか寝ていないオレは爆睡ですぅ




《4》薬師岳小屋~自宅(15日)



山小屋の朝は早いです
早いひとは3時頃から出発の準備が始まるので寝ていられません

外に出てみると



ガスで何も見えません(-.-)
それでも太郎平小屋から登ってきた登山者がヘッデン点けてぞくぞく登っていきます
これではご来光は無理っぽいです
昨日山頂だけは登っておいて良かった

夕陽も見れずにご来光もダメか

白馬から続く雨模様はオレか小僧のどちらが雨男なのか(笑)



ここの小屋は蚕棚ではなく、雑魚寝タイプです
布団が5個並び、掛け布団はなぜか6個ですが座席表みたいな絵があり損をするのは真ん中付近で寝る人は背中が布団のスジで、オレと小僧でした
端の人はゆっくり寝れます
ここの小屋はスマホはバリ3です

晴れそうもないので下ります
途中の薬師のテン場に張り紙見つけました



見逃してましたねー

水は1.5㍑あったので余裕で足りましたが、小僧は残りが無く焦ったようです

晴れ間が出るのなら、北の俣に登り黒部源流域を小僧に見せてやりたかったのですが、太郎平で予報を見るとどうも70%か、下り坂です




小屋の従業員もオリンピックをみてくつろぎタイムです
珈琲(400円)を飲んで少し休んでから下山です

ちゃんと豆からのドリップですが、白馬のが美味かった



下山してから、ダムカードが目に入ったので有峰ダム管理棟でダムカードをゲットしました
アンケートに答えないともらえません




小僧がポケモンを立ち上げたら、有峰に道場があるようです
トレーナーはまだ2人しか来ていないとか、薬師岳の山頂にはレアポケモンは居なかったようです
有料道路の道場がねらい目とかわけのわからないことをほざいてました



途中、山之村牧場でソーセージやソフトを食べ







上宝村の寸志200円の湯「荒神の湯」に入り

     



旧道の安房峠を久しぶりに通りました
混雑時は通過に2時間くらいかかりましたね
よくミンカラでも出てくる県境のところ




今見てもすごいヘアピンカーブが20近くあり、これではバスがすれ違い出来ないわけですね
峠にあった茶屋は更地になっていました

ハイドラしているクルマが数台通過です




途中の道の駅「風穴の里」では自転車の乗っている若者に逢いました
こんな元気な若者と話をするのが好きなオレと小僧は話しかけてみました

自転車男「8/15現在で神奈川から出発して25日目で東北、北海道、そしてまた東北に、、昨日は碓井峠で寝た」そうな

福井小僧「大学生?歳いくつ?」

自転車男「25です 今しかないと思って会社辞めて全国一周をしてます」だって

福井小僧「オレとタメじゃん」

ジジィ「とても同じ歳にはみえねぇな(笑)」

最近は自転車で日本一周している人はあまり見かけませんね



自転車男「今日はここで泊って明日は安房峠を越えて富山に」

安房トンネルは自転車では通れないので、さっきオレたちが通ってきた旧道をチャリで登るとは

話は尽きなかったですが、別れたあとに余っていた食料を食べてもらえれば良かったなと気がつきました
今頃関西、中国地方で自転車をさっそうと乗っているかな

若いっていいなぁ


このあと小僧に電話がかかってきて、長野で飲み会があるからと



松本駅で小僧を降ろし一人で帰宅です
今年のお盆は薬師で終わりました、ガスッている薬師は初めてでした
それもまた想い出


絵日記みたいな話しが逸れたグダグダした内容となってしまいました(終)
Posted at 2016/08/26 19:38:01 | トラックバック(0) | 山、池、湿地、虫 | 日記
2016年08月22日 イイね!

気まぐれな薬師岳(前編)

気まぐれな薬師岳(前編)だいぶ遅いアップですが、お盆休みの08月13日~15日に3回目の立山連峰の名峰「薬師岳」に行ってきました


《1》自宅から登山口(13日~14日)
《2》登山口~山頂(14日)
《3》山頂~薬師岳小屋(14日)
《4》薬師岳小屋~自宅(15日)



にまとめてみたのでお時間のある時に読んでください





《1》自宅から登山口(13日~14日)


今回も福井小僧と一緒なので、13日21時に自宅を出発
途中の道の駅「奥飛騨温泉郷上宝」で1時間ほど寝るが、外気温が22℃しかないのに、エンジンをかけて冷房しているクルマが多いこと、うるさくて寝れずに( ˙^˙💢 )クソッ


今回は薬師岳に登るのでルートが2つありますが、
有峰林道に入り(06時00分ゲートopen)折立から登るか、飛越トンネルから4時から登るか(折立より登り2.5h増し)
しかし誰もこの暗闇のガスッている中を登っている人がいません(-.-)

ぅ~ム、霧雨状態だと考えちゃいますね
軟弱なので、ゲートとトンネルの間を行ったり来たり(^^;

下のように飛越トンネルから登る予定が…


時間とともに気持ちは楽な折立登山口に変わり、北の俣斜面にある池塘は見れずに終わりました


2013/8/14に通過した時の写真です




結局、このルートで登ります

睡眠不足だからしょうがないか、なんて理由をつけたりして





有峰林道ゲートの前でしばし仮眠です
トンネルから富山側はガスッていませんね、県境の小さな山を越えるだけでこの天気の変わりよう

5時頃から工事用車両が出入りして、落石を取り除いたりしています
ゲートは開きますが中にはぜったい入れません(^_^;)
林道は20時まで通行可能です



ぴったり6時にゲートは開き駐車場へ行きますが、駐車場まで約20kmくらいの林道を有峰湖に沿いながら走ります。駐車場に着くとガードマンに誘導されて臨時駐車場の奥へ案内されますが、約500mの登山口まで歩きです

8/11の「山の日」には、折立の駐車場は臨時まで含めて500台も駐車したそうです。遠くに駐車した人は3km近く登山口まで歩いたとガードマンが申していました。

そして、今朝早くに駐車場にクマが出たそうな🐻



スバルは多くなく、Xトレイルが多いです。全国各地から四国ナンバーまで駐車していました

となりのCX5のおっちゃんも薬師岳へですが、結局小屋まで来れずに太郎平小屋泊りのようでした




《2》登山口~山頂(14日)

久しぶりの折立登山口がナツカシイ~

登山口にはキャンプ場もあり、車で来れば前泊して早めに登ることができますので時間に余裕がある方はそのほうがいいかも、ただしここはスマホの圏外です

山頂までの標高差約1600mか、ありますね



今年から登山届の出すところが変わり、ここではなく太郎平小屋に出します
今日は何人くらい山に入っているのでしょうか

この、ヒノキは登山路にありますが、半分枯れた状態ですが、直径2mくらいありそうです
以前に登った時は気づきませんでしたが、ここまで太いのは初めてみました



下から見上げてみましたが、虫食いだらけですが風格ありますね





ドンドンと標高を上げていきますが、樹林帯は三角点(標高1869m)まででその先は見通しの効く整備された道ですが、一部が壊れ歩きずらいところがあります

空の青が濃いですねー




ここまで来ると、左手正面に薬師岳が見えてきました


五光岩ベンチ(2189m)です
正面にド~ンと今日行く薬師が見えてきましたがまだ遠い
視覚的に山容が女性的な感じがします



少し山肌が赤っぽいです

空には富山の「きときと空港」が近いせいか、飛行機雲がやたら多い

まだ遠い正面の稜線に太郎平小屋があります



1800m超えると現れるベニヒカゲが、ベンチに付いた人の汗を吸っています

高山蝶と言われているチョウですが、ビロードのようなシックな茶色に橙色斑が鮮やかです
そばに寄ってもストローを伸ばしてお食事に夢中です

青い空に映えますね~


稜線に出て五郎平小屋でお昼です
大勢の人はどっちへ進んで行くのでしょうか
この人たちがみんな薬師小屋なら、1つの布団に二人です



今の時間(11:30)からすると、下る薬師沢で泊りか薬師岳方面です



手前左の平らな台地がが雲の平です、その奥のギザギザな山が水晶で右手の雲がかかっているのが鷲羽、その看板の後ろが三俣



小屋で850円大盛りラーメンを頼みましたが、スープが熱くない(^_^;)
メニューはラーメンかカレーです、ゼイタクは言ってられません

大盛りは食べ過ぎで午後の歩きがツラかった




ラーメンの正面奥が薬師岳ですが、まだあと3時間くらいかかりそうです


太郎平の湿地を少し歩くとテン場の薬師峠に到着
カラフルなテントの花ですが、女子一人もいますねー



ここで「水を持参」の張り紙を見逃しました
薬師小屋は天水なので、雨が降らないと売ってもらえる水もありません


チングルマのヒトデのような穂が風で揺れてます


奥に見える稜線が古い話ですが、昭和38年1月の愛知大学山岳部の薬師岳遭難の東南尾根です


ガスッて来ましたが薬師小屋に着きました
前回来たときは、古い小屋でしたが新しくなっていました



気温15℃歩いていないと寒い
小屋の周りは建て替え以前からあった風よけの石積




明日は天気が崩れるということなので、部屋にいましたがこれから(14.時30分)山頂を目指します



正面の形のいいお椀を伏せた上にポチッと何か見えますね



タタミ1畳くらいの屋根の無い避難小屋です
あそこまで40分くらいか、近いようで遠い

ガレ場をくねくねのツヅラ道ですが、下って来る人が見えます



ガスッて避難小屋が見えません


ここを超えると山頂手前のカール地形ですが、薬師岳の国指定特別天然記念物「薬師岳の圏谷群」になっています

3か所ありますが、氷河期に想いを馳せます

カール地形は何ともいえない歴史が詰まっているようで、好きです
以前に行った、中アの南駒ヶ岳は誰も歩いていなくて独り占めでした

一番手前の圏谷です


陽が射している少し赤い山が赤牛岳です
この山肌から名前が付けられているんですね

ようやく山頂に立ちました

思わず声が出る   「グッグッ~ヮワーやった」






西の空を見ればガスが下から湧いてきて、夕焼けは望めそうもありません

残念だ

薬師岳は名前のとおり、信仰の山です
こんなに立派な薬師如来を祀った祠もあり、北からガスが上がってきているが戸のガラスにはまだ蒼い南の空を映している


三角点の標柱が写っています

小僧も4人しかいない山頂でご機嫌です



ちょうど、ブログのトップ画の奥の地点です

夕飯が17:00なので急いで下ります
                                                      
つづく
Posted at 2016/08/22 20:34:52 | トラックバック(0) | 山、池、湿地、虫 | 日記
2016年08月12日 イイね!

霧ヶ峰ふらふら

霧ヶ峰ふらふら
残暑お見舞い申し上げます

お盆休みが始まっている人、まだな人、無い人お疲れさまです
ようやくオレは明日からお盆休みです

昼間はうだる暑さですが、長野の夜は窓を開けておけば涼しい風が部屋の中に入ってきます
布団を掛けないと風邪をひいちゃいます

7月30日未明に霧ヶ峰にふらふらと行ってみました

季節は夏なのに未明の「車山の肩」からは冬の星座「オリオン座」が昇ってきます
星が薄くて不鮮明ですが
向かって左上のペテルギウス、真ん中に三ツ星、右下のリゲル
左下のサイフはまだ山に隠れていて見えて来ません



ちょうど4時頃で、そろそろ東の空が明るくなってきますが、
意外とここの車山の肩は自販機があって無駄に明るいです
ここではガスは僅かで星が良く見えてましたが

日の出を七島八島で観ようと思いヴィーナスラインを数キロ走りましたが、
ガスが出てきて地名の如く霧だらけ





後ろを振り返れば黄金色の陽が道に射します






七島八島に着いてもガスは晴れずに

こんな碑がいつ出来たのでしょう?今まで目につきませんでした
湿地がちょうどハート型に見える所から「恋人の聖地」ですね




遊歩道は夜露に濡れて滑り易く、板に穴が空いているので注意が必要です





そんなガスも夏の太陽がどんどん追い払っていきます
ほんの20分くらいか、ガスがほころび始めて青空が広がっていきます

今まで見えていなかった七島八島が見えてきます



ニッコウキスゲが減り、増えたのが少し湿ったところに生える鹿が食べない「マルダケブキ」



ここは一面に生えて貧相な植生になってしまいました


「車山の肩」の下にあるS字カーブを背景にアウトバックと夕焼け一歩手前の空



そして、別の日にS字をS2000で下る、いつ走っても気持ちがイイ




いつ行っても新鮮な気持ちになれて発見がある、ヴィーナスライン、霧ヶ峰は地元の宝です

ここに来て雄大な風景の中に身体を置き、ここで生まれた沢のせせらぎの音を聞いて、すぐ横の石に腰かけるのはゼイタクな時間です

沢沿いのトリカブトが今が満開です





13日夜~15日は楽な立山連峰に散歩ですので、コメント欄はすいません閉じさせていただきます
Posted at 2016/08/12 18:15:04 | トラックバック(0) | 風景、季節 | 日記
2016年08月04日 イイね!

苔むす道を散策し池を巡る

苔むす道を散策し池を巡る今週に入り夕立が毎日あり夏らしい天気ですが、
7月30日最後の土曜日に大河原峠~双子山~双子池~亀甲池~天祥寺原~大河原の周回ルートを巡ってきました

大河原峠(2093m)って八ヶ岳連山のなかでも、車で行ける2000m超えの道なんですね
有名な麦草峠が標高2127mですからここは34m低いだけです

以前はガタガタ道で林道でしたが今は道は若干狭いけど快適な舗装道となりました
この日は天気予報が悪かったので、八方尾根には行かずに近間のここに変更しました
周回しても6km程度半日コースのなだらかな体に優しい道です


朝の5時過ぎに行くと、駐車場はまだまだ余裕ありましたが、50台くらいは駐車可能です
北八ヶ岳と言うと麦草峠から白駒池付近の道が苔むす道が思い浮かびますが、今日行くルートにも負けず劣らすの苔の道でした





年代物の大河原ヒュッテを見ながら左に曲がり、双子山を目指します


双子山の山頂からは振り返ると、奥に蓼科山が見えますが今日はガスッてます





前日に降った雨が草に滴となり陽を浴びて光ってます



山頂を過ぎ下り始めると、道ばたに苔が出始めます

北八ヶ岳は何で苔が多いのか

①八ヶ岳は日本の中間にあって、列島の北方系と南方系の植物や苔がここ八ヶ岳にあります



触ってみると柔らかい毛布を撫ででいるかのような感触


②多様な環境がある、沢や池、樹林、岩とか

③人の手が加わっていない、キレイな水と空気


そして、苔は地球に2万種類あり、日本には1800種類でここ北八ヶ岳には490種あるそうです

このせまい日本に地球の1割の苔が存在するんですね。そしてここには日本の約4割がひっそりと自然の中で生き続けています


少し歩くと樹林帯からパッと双子池の雄池が見えます
双子の名前の通りに池がこっちが雄池です。


水が減っていますが、梅雨時にあまり降らなかったのでしょうね
池の畔には転石が多く男らしい
秋にココに来れば紅葉はどうなんだろ

テントサイトがある雌池です



目の前に広がる湖畔の景色を見ながらテントで佇む、最高ですね
こちらの風景は雄池より優しい感じを受けます



ここで一日中、本でも読んでいたら俗世のことを忘れるだろうな

雌池を過ぎるといよいよ苔の世界へです






道は荒れてはいませんが、苔を見ながら進みます
人通りは多くはありません






亀甲池ですがかなり水が少ない、もうじき無くなりそうです



針葉樹が多いですが、広葉樹も自生しているのでここも紅葉の時にはイイかも

ここで横岳に行く分岐になりますので右方向に進みます

苔の道を過ぎたら、今度はスゲの絨毯のような林床です




少し歩くと道沿いには斜面は開けてクマ笹が現れて天祥寺原です




ここも鹿が多いようです
足跡だらけです




クルマに着くとお隣にランエボじゃありません、リベロを改造してあります
かなり注ぎ込んでありますね







この夜にヴィーナスラインに行ってみましたが、星空キレイです





同じ付近を昼間に撮ってみた風景です



やっぱヴィーナスラインいいわ♬
Posted at 2016/08/04 19:33:22 | トラックバック(0) | 山、池、湿地、虫 | 日記

プロフィール

「@ノン・ダンディ さん、あまりハッスルするとヤバいですよ笑」
何シテル?   05/25 17:46
2019年01月16日のみんカラのシステムの変更で私個人の事情なのですが、タイムラインの流れが早くて、全て見切れません。 そろそろギブアップです?? ...

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