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イッテツガエシの愛車 [マツダ AZ-ワゴン]

整備手帳

作業日:2016年6月14日

車外音漏れ対策に前後ソニックデザインTBE1877+ZESTツィーター+ウーファーSRV250

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 6時間以内
1
 走行13万キロ前で、廃車が間近に迫っているかもしれない当車ですが意外にも快調で、日ごろの足にストレスなく便利で遠慮なく扱える分、最も乗る機会の多い車でもあります。
 ただ、一方でどうしても譲れない部分がありまして...、

 というのが著しいオーディオの車外音漏れです。それでなくとも騒音の激しい当車ですから必然的にオーディオのボリュームも上がりがちになってしまうのですが、これら車外音漏れがひどいというより、車内⇔車外で変わらないほどなのです。

※たとえば、試しに60~70kmで走行中聴いていたAMラジオの音量そのままで停車して車外に出てみますと、これが(車外で)想定をはるかに超えたまる聴こえ状態なのです。特にAMラジオなど聞き取りづらい事もあって、つい音量も上がり気味でひどい状態です。それ以外にもドンスカ音の激しいオーディオなども同様でひどい騒音になっています。
 それが面白いことに当の本人は意外と車外にかなりの音が漏れ出ていることに気が付いていないものなのです。

 あえてこの車に、音質がどうのというこだわりはなかったのですが、今回このような状況から抜け出すべくスピーカー交換の運びとなりました。
 あくまでも車外音漏れ対策がメインの今回だったのですが、さて...、
2
←交換したシニックデザイン[TBE1877B]薄型の廉価版タイプ 4発

  ※本来なら奥深タイプも挿入可能で、その上級グレードを取り付けたいところで普通はそうするべきですが、こちらたまたま手持ちの在庫品があったことによります。
 今回の目的は車外音漏れ対策と、それなりの音質へのグレードアップですので時間とお金をかけて最高の音質を求めてどうのという事ではありません。 あえて新たな各用品類の購入することは避け、あくまでも手持ち在庫品の中から不要なものを有効活用し、最終的に現車に見合ったものに仕上げたいと思うのです(...と今は思っています)。


←そして元の純正前スピーカー

※見た目はかなり劣化していますが、意外にも音は正確で正常です。おそらく2万を切る廉価版社外スピーカーならば交換してもむしろ音が悪くなる可能性の方が高いです(特に低域が出なくなる可能性が高いです)。
3
奥行きは当Bタイプのような薄型でなくとも十分に確保できますが、

ソニックデザイン装着にはドア穴径が小さく合いません。ご覧のようにドア側穴径を約1cm大きくする必要があります。

 専用カット工具がありませんので、ここはジグソーで写真のようにカットして行きました。削りかすの鉄粉清掃だけが大変ですが、カット自体は意外とスムーズに進みました。
 ジグソーカット中はかなりの騒音になりますので場所と時間を考えて手際よく一気に進めるのが良いと思います。

 ボルト留め取り付け穴位置はなぜか(当トヨタ用ソニックデザインスピーカーと)うまく合う位置に目印がありますのでそこをドリルで開ければOKです。

※これらのスピーカー穴拡大(カット加工)ですが、もちろんディーラーでは受付してもらえませんし電装専門店においてもこういった加工を嫌いますが、意外とこういった部門は板金塗装店の専門分野に近いものになりますのでうまく行けば(板金塗装店で)施工してもらえるのではないかと思われます。

※あとそれと、配線はドアパネル表側からの配線になりますのでこちらもあらかじめ引き出しておきます。
 なお、接続は縦側がプラスになります(コードに赤線のある方です)ので間違わないよう十分に注意します。逆に付けてしまうと位相が変わって音が左右に飛びセンターが出なくなるばかりか低音もスカスカになり変な音になってしまいます。
4
そして無事装着完了。

 見事に車外音漏れはなくなりました。本当に魔法にかけたかのようです。車内爆音状態でも車外に出てドアを閉めると車外では音が聞こえません。
 スピーカー背面音が出なくなるとこれだけ違うのですね。

 しかもデッドニングなど一切しておりませんが音に切れが出てビビりなども一切なくなりすっきり爽快です。

 ただ、このままフルレンジで使うには何か物足らなさが...., 特に超低音域、超高音域がいまいち薄く...、

 そう思い出すともう終点がありません。そしていつものようにアブナイ深みにはまって行くのでした。
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実は話が長くなりますが、最初の考えでは、こちらAZワゴンには、たまたま手持ちでこの先、装着予定すらない「JLオーディオZR-650CSI」の救済をかねて(当車に)取り付け予定で、すでにその付属ツィーターの方もすでに装着済みだったりするのですが、
 件の車外音漏れや防水面での不安、取付強度面での不安から十分な性能を発揮できるかどうかいまいち自信が持てず、その後、事はなかなか進まずにいました。
 このようにすでにツィーターは設置状態ですので、ツィーターはそのままにソニックデザインTBE1877Bはフルレンジで活躍してもらうことにします。
 カタログデータを見る限りでは受け持つ帯域のF特やインピーダンス特性もうまく合いそうですので、ツィーターのなだらかなローカットだけでうまく音合わせできそうな気がします。

※本来ならソニックデザイン付属のツィーターを素直に取り付ければ良さそうなものですが、あいにくこちら取り付け穴径が既存のJLオーディオツィーター取付用の穴径よりはるかに小さくなるため合わないのです。
 すでに穴あけ加工済みの既存のJLオーディオ埋め込み穴径約45mm ⇔ ソニックデザイン穴径約 32.5mm(旧TBE2577Biでも42.mm)、と、かなり小さくなりますのでどうしようもありません。
 小さいものを大きくはできますが、その逆(大きな穴を小さくすること)は不可能です。

 ★結果的に事前の予想通りツィーターに2.2μFコンデンサー直結にて超高音からなだらかに減衰させるとうまく合いました。
 普通なら一見、2.7~3.0μFあたりがうまく合いそうに思えますが、これが意外にも前ガラスの反射音がきつくキンキンしてしまいます。2.7~3.0μ+アッテネーター調整するのがベストに思えましたが、ここは面倒なのでコンデンサー2.2μFだけで済ませ、あとはグライコで何とか音合わせすることとしました。
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廉価版ソニックデザインの泣き所、それは間違いなく超低音域の 量感が薄くなる事でしょう。55Hz以下が出なくはないですが、あまり期待はできません。ただ、その分音割れもなく60Hz以上はしっかりキレイに鳴ってくれますのでその音質自体は聴き疲れしない鮮明で聞き取りやすい音質です。

 ということで、その薄くなったところだけを補強すべく、思案の末、手持ち在庫品の中からこれまた行き場のなくなった「クラリオンサブウーファーSRV250」の救済もかねてこれを追加で設置してみました。
 以下に記載しましたよう、まさに今回の狙いどころそのものでもあり今回のケースにピタリ当てはまりそうです。
 ----------
・薄くなった低域の補正
・そしてその低域の薄いタイプのミッドとの相性の良さ
・超コンパクト軽量でスペース犠牲、車体負荷なし
・消費電力が低くエンジン発電系、バッテリー負荷も少ない
・金銭的負担が少ない
・上記の条件を満たすなら30Hz以下の空気が揺れる感じの超々低音はあえて求めない。
 ----------

※実はこちら、他車使用にてサブウーファーとしての物足りなさを若干感じたこともあって、結局使わないまま温存していたものになりますが、比較的柔らかで穏やかなその音質は今回のケース(ミッドの薄い低音補強用に)にピタリ合います。
 音質的には、例えるなら良くできた17cmドアスピーカーを最良のデッドニングして出てくる低音と質が似通っています。
 何せこの1万以下という事を考えるとすごくC.Pの高いすぐれた製品だと断言できます。

※ただ、残念なことにこのクラスは海外製造品ですので、製品ムラはかなりあるようで、返品交換の末、3台目にしてやっとまともな製品にありつけました。その内容たるや国内生産品では考えられないひどいもので、内部からカラカラ音がする。外装傷だらけ。手跡が多数ある...、など。フィールダーの項で体験したカロッツェリアアンプと同類のひどさでした。
7
<電源は必ずバッ直で...>
 消費電力がMAXでも7Aという事ですので、電源は既存のオーディオハーネス常時電源分岐で行けなくもないと思いますが、できるだけ既存ハーネスの負荷は減らしたいところで、また安定した電源供給が肝になるウーファー関連品ですので、電源はあっさりバッテリー直結線を取り込みます。 その方が安全で確実でもあります。
 もし運悪く走行中に既存の常時電源ハーネスを飛ばしてしまうと大変ですし、既存のハーネス類に損傷を与えてしまうと致命的でロクなことになりません。

★それと、プラス電源確保の問題ばかりに気を取られ意外と見落とされているのがアースの方になります。このアースポイントを間違うと十分な電力供給ができないばかりかノイズ発生の原因になったりもしますので要注意です。具体的には既存の車体ハーネス類がアースされている個所があればそこに一緒にかませればまず問題ないと思います。
 ここならまず間違いないでしょう...、という一見、ウーファーから近く都合良さそうに見えるアースポイントが意外と問題個所だったりするものです。

<線通しの方法>
・線通しは難しく考えるまでもなく写真のラバー部に針金を左向きに差し込んで行けばそれであっさりと線は通りますので簡単です。こちら数ある車の中でバッ直線引き込みにおいてはかなり楽な車と言えます。

・針金は既存のハーネスに添わせるように左向きに差し込むのがコツです。
・メーター裏左付近に出てきた針金を引っ張ればそれで線が引き込めたことと思います。
・(エンジンルーム内)念のためコルゲートチューブを被せ、配線入口は雨露が伝わって染み込まないよう下向きに線を出して固定します。

・・・それだけです。
8
ナビの方ですが、最初はたまたま手持ち在庫があって売れそうもない中古品の中からストラーダCN-HDS945TDを付けていて、
 その後、たまたま発生した中古の楽ナビMRZ99に取り換えたもののどうもハードキー類(スイッチ類)が小さく不評だったため、一度ケンウッドMDV-727DTにも替えてみたりもしたのですが、
 結局今現在は、運よくストラーダのCN-H500Dが入手できましたのでこちらを愛用しております。
 まるで家庭用TVやデッキ類のように扱いやすく便利なワイヤレスリモコンがフル操作可能で使えるというのが最大のポイントになっています。後継のリモコンが使えないストラーダや最近のアルパインその他ケンウッドなど新しくてもいりません。
 ステアリングスイッチのない当車にワイヤレスリモコンは絶対必需品です。
 ただ、なんせ古い機種ですので多少間抜けな部分も多々あるにはありますが、リモコンでフル操作できる貴重な最後のナビですのでこの先当分の間この製品を大事に使って行きたいと思います。
 
 肝心のナビ機能、画質、それに音質も抜群に良いです。今回交換したソニックデザインスピーカー、JLオーディオツィーター、クラリオンウーファー、ストラーダナビともにその特性を理解したうえで微調整すればするほど、調整がうまく決まれば決まるほど音が良くなるものですが、こういうのは良い機器の証だと思うのです。

※<追記>
 最初から分かっていたことではありますが、ツィーターのピカピカメッキリングが前面ガラスに反射して多少目障り感があったため、後日こちらは取り外し、写真のような、もう倒産し廃盤になってしまいました「ZEST AUDIOのトィーター」を取り付けてみましたが、
 これがなかなかどうして、いいんです。地味な外観と安価な流通価格からは想像もつかないキレイでクリアな音質で、今回のセットにピタリ合います。
 そして取り去ったJLオーディオのトィーターは当方の別の車プレミオに移設となりました。

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