スパークプラグ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
前のオーナーのプラグ交換から1万㎞程度経っているので,プラグ交換することにしました.燃費がイマイチなこと以外,特に問題はないのですが,一度,各気筒の焼け具合は見てみたいところです.996のときにも一度,ジャッキアップのDIYでチャレンジしたのですが,結局挫折しました.数年ぶりのリベンジです.尚,交換するプラグはイリジウムなども考えましたが,なんとなく,4本足の方がスパークがよく飛びそうな気もして,Boschの標準品にしました.996のときは昇圧コイルにクラックが入り,リークして発進時にミスファイアする不具合が出たので昇圧コイルも交換したのですが,記録によると4年位前に交換しているので大丈夫だろうと思い,今回はプラグだけ準備しました.
今回はジャッキアップせず,5㎝のコンクリートシート?の二つ重ねです.ジャッキアップで潜る際には,当然,リジッドラックをかませますが,支える場所が大丈夫かいまいち不安ですし,やはり,万一の地震も心配です.足回りの場合は仕方ないですが,エンジンならこの方法が簡単で安心ですよね.
2
前回はマフラー装着のままでのトライでしたが,反省して,今回は大人しくマフラーを外しました.マフラーは写真にある台座に3本のナットで固定してあります.触媒との接続部のスリーブは2本のナットなので,計5本のナットを緩めれば外れます.と,言うのは簡単ですが,この台座は手が入りにくく,小型のソケットレンチやメガネのラチェットなどを駆使して,何とか外せました.また,触媒との接続部のボルトとナットは錆だらけなので,破断しないように要注意です.今回は大丈夫でしたが,次回外す際は,万一のために代替品を用意しておこうと思いました.
3
次は昇圧コイルの取り外しです.各コイルは2本のトルクスのボルトで固定されているのですが,このボルトの取り外しも曲者です.各バンクとも,二気筒は問題なく外せますが,一気筒がマフラーの台座の陰になっており,そこは往生しました.特にこの写真は右バンクの後ろ側なのですが,ここが一番たいへんでした.小さなラチェットと素手の感触を駆使しして,何とか外しました.手をケガしないよう,通常はグローブを装着して作業していますが,やはり,こういった部分は素手になってしまいます.こうして写真で見ると,十分スペースがありそうなのですが... ボルト外しと同様に,コネクタを取り外すのもたいへんです.カプラのロックも,抑えても外れているのか分かりづらいし,装着するときも,ラバーのカバーの位置が合わないのか,なかなか刺さりません.作業スペースがあればまだよいのですが,このような場所は,ほんとうに難儀でした.
4
さて,外したコイルはBERU製でしたが,残念ながら1本にクラックが入っていました.今回は新品も用意してなかったので再利用ですが,ちょっと気がかりです.基本,雨の日には走らないつもりですが,ミスファイヤには注意しておこうと思います.
5
いよいよプラグ外しです.実は今回,秘密兵器があり,TONEの「プラグ交換セット(水平対向エンジン向け)PG86S」というものをふるさと納税で見つけ,思わずゲット,じゃなくて寄付!してしまっていました.写真上側の4点がそのセットです.説明には「86/BRZに最適」とあり,911とは書いてないのですが,「ふるさと納税で車関係のグッズがあるなんて!」という予想外の事実に有頂天?になり,熟考せずに勢いで頂いた次第です.
それでプラグ外しですが,結果的には上記を使用せずとも,写真下側のユニバーサルジョイントが大活躍して作業できました.そもそも,上記のプラグレンチは細身なので,911には合わないです.継ぎ足せるジョイントの駒と,それが17㎜のラチェットメガネで直接回せることがポイントなのですが... まぁ,整備性の極悪なエンジンなので,きっと,他にも活躍できる場があるでしょう.
6
外したプラグ6本はどれも大差なく,まずまずの状況でした.組付けや諸々の復旧作業も手間暇かかったものの,トラブルはなく順調に完了しました.レスポンスや燃費の若干の改善とか,実際の効果も期待したいところですが,それよりも,数年ぶりのリベンジで作業を完遂できた満足感の方が,何倍も大きな収穫です!
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