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灸太郎くんのブログ一覧

2026年01月19日 イイね!

DUCATI SSの整備【101】スライドバルブ加工&点火プラグギャップ拡大

DUCATI SSの整備【101】スライドバルブ加工&点火プラグギャップ拡大キャブレターヒーター導入によって、霧化が促進されるのか、
パイロットスクリューを随分と絞る(締め込む)ことになったので、
その上の領域にも変化があるのではないかと考え、少しイタズラをしてみました。

■ジェットニードルのクリップ位置を一段上げてみました。
バッテリー/電装品ケースを傾けて、キャブレターうわぶたを外し、ジェットニードルを取り出します。
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従来は上から二段目にシムを入れてわずかに位置を上げた状態だったので、
今回は一番上としてみました。
スライドバルブが同じ開度ならば、空燃比はリーン方向になります。
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【試運転の結果】
調子が悪いというほどではないが、吹け上がりに今ひとつ覇気がない、というか、
奥歯に物が挟まったような「もっと言いたいことがあるんだろう?」という印象(笑)
排気音にもドゥカティらしい歯切れのよさや豪快さが感じられず、乗っていて面白みがない。
→ 即刻クリップ位置を二段目+シム1枚に戻す。
経路が非常に細く、流量も少ないパイロット系の場合と違って、
流量が多いメインノズル系の場合はキャブレター加熱の影響は少ないのかもしれない。


■スライドバルブの通気孔拡大
吸入負圧によって作動するスライドバルブの動きを速くしてツキを良くしたいので、
スライドバルブの通気孔をΦ2.5mm×2個から、Φ3.0mm×2個へと拡大してみました。
作業はボール盤を使用し、ダイヤフラムは取り外した状態で加工。
(TX650のBS38はスライドバルブにダイヤフラムは作り付け(取り外し不可能)になっていた)
どうやら通気孔拡大は負圧式キャブ改造の王道らしい。
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【試運転】
始動時からツキが良くなったのがわかりました。
期待通り、走り出しから吹け上がりが軽いというか、スロットル操作に対するリニア感が違います。
開けやすく、速度の乗りもいい=速い!
その昔のMHRやF1の、デロルトPHMやPHFを思わせる印象で、自然な反応がとても心地よい。
特にスロットルOFFから開け直すあたりの反応がとても自然。

■点火プラグ電極ギャップ拡大
さらに欲が出て、今度は点火プラグ電極ギャップを広げてみます。
それまでも0.9mmまで広げて好印象を得ていて(標準は0.6mm程度)、今度は1.0mmとします。
写真は点火プラグギャップゲージ。安物だが使えそう。
なぜかピカピカのめっき仕上げで、読みづらいことこの上ない(笑)
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電極ギャップを広げると着火性は良くなるはずだが、放電のための要求電圧が高くなるため、
始動性が悪化したり、低回転時など失火してストールする恐れもあり懸念していたが、
エンジンが温まっているせいか簡単に始動。ブリッピングの吹け上がりは軽快で、ツキも悪くない。
慎重に走り出したが、発進時のトルク感も十分で、弊害は感じられない。

■さらに1.1mmまで電極ギャップ拡大
特に問題ないと判断し、燃料補給、いつものテストコースでプラグチェック。
走りの印象も焼けも良好なので、興味本位で今度は電極ギャップを1.1mmに再度拡大。

普段の足のバモスホビオははじめから電極ギャップ1.1mmの点火プラグを使用しているが、
この場合プラグキャップと点火コイルが一体化した、電圧降下が少ないダイレクトイグニッション、
SSのアース線を増強した程度の標準点火系で弊害なく着火できるとは考えにくいが、再始動は容易。
とりあえず近場の山間路へと足を延ばす。

しっかり油温が上がったころ、信号停止の際、たびたびストール発生。
これはいよいよ再拡大した電極ギャップが原因か?と思ったが、
とりあえず大雑把にパイロットスクリューを調整すると、予想に反してさらに絞り込んで安定。

電極ギャップを広げたことで、燃焼速度や火炎伝播が改善されたのか?
前回よりも長時間走らせているので、キャブレターの温度が上がって霧化が促進されるのだろうか?
もしくは加熱により燃料が気化して空燃比に影響があるのだろうか? いずれにせよ不思議だ。

とりあえず調整して半信半疑で走り出すが、調整前よりも走り出しは軽快になっている印象。
スロットルOFFでもアフターファイアの発生などもないので、そのまま様子を見る。
国道バイパスへ入り、3・4速で負荷を掛けながら、6000rpmあたりまで引っ張ってみると至って快調。とても心地よい。

   ◆    ◆    ◆    ◆

以前親しんだ900MHRを思い起こすような音質・回転フィーリングだが、
今回のSSは回転が上がっても振動が収束していかないのが大きな違い。
もっともMHRは前オーナー時代にフルオーバーホール、クランクやピストンの重量バランスを取ってあったので、こればかりはやむを得ないところだろう。

【再度パイロットスクリュー調整】
発進加速でチャレンジャー達の相手をするのも飽きてきたので(笑)国道バイパスを離れ、
点火プラグをチェックしてみると焼けは良好、走りは不思議なほど快調だが、
適当に調整しただけのアイドリングの音が冴えない。燃え方が不揃いなような排気音が気になる。

ひと気のない交差点の隅で、本気でパイロットスクリュー調整開始。
それぞれの気筒、少しずつ締めこんでアイドリングから開け始めでストールするポイントを探って、そこから1/4回転程度戻し、微調整で開け始めのツキがいい気筒間バランスを探る。
面白いことに段々と吸気音が大きくなり、排気音も悪くない。

走らせても弾けるような吹け上がりの力強さが増していて、ツキの自然さと共に、
ますます記憶の中のMHRを思い起こさせる音やトルク感に嬉しくなってしまう。

吸入空気量と燃料吐出量、いずれも大幅に増やしているので、燃焼エネルギーが大きくなっているはずで、
比例して吸気・排気(標準マフラー使用)の音量も大きくなっていると考えられる。

【帰宅後、再度点火プラグをチェック】
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焼けは二本とも良好。ちなみに番手はNGK7番。碍子部分も外側電極もきれいに焼けている。
筆者はSSやMの車両丸ごとや、キャブレター仕様同形式のエンジンを何機か入手しチェックしてみたが、こんな焼け方は見たことがない。ほとんどすべて黒くくすぶり気味であった。
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加工したスライドバルブの通気孔はまだ拡大できそうな気がするが、
とりあえず今回の成果に満足しているので、続きは今後のお楽しみということにしておきたい。

それにしてもこのエンジン、元が調子が出ていなかったこともあるが、
調整で一体どこまで改善できるのか、底なしの伸び代の大きさには驚かされる。

現状、6000rpm以上で伸びが頭打ちのような印象があるが、スロットルの開け方の問題かもしれず、そうでない場合、もしかするとメインジェット拡大で改善できるのかもしれない。
筆者の場合、900ではほとんど使わない領域なので、それほど苦にはならないが。
Posted at 2026/01/20 02:48:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年01月18日 イイね!

DUCATI SSの整備【100】追加電装類レイアウト作製

DUCATI SSの整備【100】追加電装類レイアウト作製あちこちに場当たり的にベルクロバンドで括り付けてある追加電装品、
安全上の都合もあるので、まとめてケースにレイアウトしてみました。

想像以上に手間が掛かって、丸一日掛かりになろうとは・・・
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■サーモスイッチの収納ケース
裏側に配線がむき出しで、うっかり金属部分に触れるとショートしてしまいます。
当然ながら水が掛かっても具合が悪いのでケースに収めます。
この際ETC受信機やらグリップヒータースイッチやらもまとめてレイアウトしてみたいと思います。

いろいろと調べて、ABS製の電装品収納ケース(筐体)を仕入れてみました。
できるだけコンパクトにまとめたいので、サーモスイッチ横幅が収まるギリギリのサイズ。
ETCやグリップヒータースイッチは「余白部分」に両面テープかベルクロ留めにしてもいいでしょう。

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■切り抜き加工
リューターにカッティングディスクを取り付けて切れ目を入れ、少し小さめに切り抜いて(上の写真)、
やすりで切り口を仕上げながら、少しずつ拡大して寸法を合わせました。

四角い穴を切り抜く場合、四隅に穴を開けて、穴をつなぐように切るのが常套手段なのですが、
今回は左右の余白が非常に少ないので、強度が落ちないように先に四辺を大まかに切ってから四隅をつないで切り離すようにしてみました。
汎用ケースは数百円のものですが、加工は結構手間が掛かる作業で、一時間ほど掛かったように思います。

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■取り付け位置・固定方法の検討
カウル内に収め、且つ操作可能な位置に固定するのですが、
ハンドルを切った際に当たったり、配線の曲がりが不自然にならないように考慮の結果、
メーターパネルの右側、カウルフレームとのすき間に収まりそうです。

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■取り付け穴を開ける位置を検討中。
スポンジの下、実際のメーターマウント台(樹脂製)側面にねじを立て、M4ボルト2本で取り付け。
穴の位置はミラーサポートを避けて穴あけ可能な位置で妥協。ピンバイスで穴あけ(手回し)。
ただし、ケース内側の、底ギリギリにあるボルトを横向きに締め付けるのは大変です。
そこでボールポイント六角棒レンチでケースを貫通して締め付けできるよう、
締め付け面の対向面にも穴を開けておきます。

また、ケースのいちばん低くなる位置の底面に10ミリの穴を2つ開け、配線や熱電対の取り出しと水抜きを兼ねるようにしました。
なお、左から横切る太いコードはグリップヒーター用。
太過ぎてハンドルを切った際、うまく撓まないので、ブレーキマスターシリンダーのホース取り出し部に何周か巻きつけてあります。
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取り付けに関する加工が終われば、後は今までと同じように配線を接続するだけだ♪と、
作業後の楽しい試運転を頭に描いていたのですが、そう易々とは問屋が卸さない(笑)

●配線の取り回し検討にも、結構時間が掛かります。
先日のサーモスイッチ仮配線は意識して長目にしていたのですが、
最善の取り回しを目指して実際に組み付けてみると・・・惜しくもどれも若干短かい(笑)
コードを買い足して延長したり、アース線を作り直したり・・・結構時間を食ってしまいました。

●グリップヒータースイッチは強力両面テープ、ETC受信機は筐体側面にベルクロテープ留め。
シリコンオフで油分を拭き取りましたが、外気温が低く粘着テープがつきにくいので、
室内に持ち込み、テープも含めてヘヤドライヤーで加熱しておいて貼り付けました。

筐体加工方法や取り付け方法、配線取り回しをずっと考えながら作業を進め、
切り過ぎないよう神経を使って作業に集中していたので、途中の写真は撮りそびれました。
(寒い中、苦手意識が強い電気関連作業で、非常に疲れた・・・・・・)

この程度の作業は大したことでもないように思えますが、
実際は取り付け方法や加工方法の検討・考慮に始まり、資材の調査・選定・調達等々、
準備段階からの時間や労力は半端でない上、一発でうまくいく保証はなく、
それを丸々時間工賃では請求しづらいでしょうから、見積もるにもショップも悩むだろうなぁ。。。
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■前回の仮配置状態
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■レイアウト後
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これまではミラーサポート部分にETC受信機やグリップヒータースイッチを括り付けていて、
あちこち隅にパイロットランプが点在していましたが、少しスッキリしたような気がするのは作業者の欲目かな?(笑)

現車を前に、大まかなレイアウトの位置と取り付け方法、必要資材さえ思いつけば、
よほど高額・複雑なものでない限り「まぁ何とかなるだろう」と楽観的見切り発車でも、
場数を踏めば要注意ポイントもわかってくるもので「案ずるより産むが易し」というところでしょうか。

Posted at 2026/01/19 00:47:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記
2026年01月08日 イイね!

DUCATI SSの整備【99】アイシング解消とさらなる可能性

DUCATI SSの整備【99】アイシング解消とさらなる可能性寒波到来を待ち伏せて、キャブレターヒーター作動の確認をしました。

●スターターワンウェイクラッチの滑り
寒くなって、冷間始動時のワンウエイクラッチ滑りが頻発するようになってきました。次回オイル交換の際に部品交換になると思います。

できるだけ始動性を良くしたいので、セルモーターを回す前に、イグニッションスイッチON/キルスイッチOFFの状態で1分間ほど待機して、ヒーターでキャブレターを少しでも温めて燃料の霧化を促進し、できるだけ少ないクランキングで始動させたいためです。

※エンジン始動しない状態で点火系通電状態で待機することは、点火コイルに負担が掛かり好ましくないので、待機時は必ずキルスイッチで点火系の通電を遮断した状態にします

まだ試していませんが、自宅で始動する場合はヒートガンなどでキャブレターを温めてから始動しても良いと思います。

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●寒中試運転
すでに外気温は5℃前後で、ヒーター作動温度は6℃として始動前からヒーターON。
ちょうど帰還したご近所のマニア氏(本職はハイテク制御関係エンジニア)に、キャブレターヒーター取り付けの旨説明。結果は事後報告しますということで、エンジン始動。

始動前にアイドリングアジャストスクリューを半回転ほど締めこんでおき、はじめの20秒ほどはチョークレバーを少しずつ戻すようにしないと失火するが、
ヒーターのおかげかチョークを戻した後、アイドリングの安定が使用前よりも早いようで、走りだしてもむずかることがない。

    ◆    ◆    ◆

いつものテストコース、しばらくは3000rpmあたりを使って暖機しつつ走行。
油温が40℃程度になってから少しずつ回転を上げていくが、なかなか油温が上がらない。
負荷を掛けないようにスロットル開加速度をできるだけ低くして走っていると、心持ちギヤチェンジの際など低開度域でのエンジンのツキが少し緻密で滑らかになっているようにも感じられる。

先行車がいなくなったところでゆっくりと5000rpmあたりまで引っ張ってみる。
次の先行車に追いついてスロットルOFF、そのまましばらく惰性走行となるが、以前(昨年春ごろ)なら毎回不調になっていた地点を過ぎても不調の兆しはない。

油温60℃あたり、徐々に負荷(スロットル開加速度)を大きくしていき、
速度が乗ったところからスロットルOFF、という経験上アイシングの不調が起こりやすいパターンを意図的に繰り返し試してみるが、拍子抜けするほど全くの快調。設定温度を5℃に下げてみる。

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燃焼状態のバロメーターでもある排気音にも注意しているが、比較的暖かい日中に乗った前回とは違って、低速域からの吹け上がりはやや音が重い感じ。
筆者にしみついている”ドゥカティらしい音”と比べてリズム(ビート)が単調に聴こえる。

まだ高回転域までは回していない状態で、ひとまず点火プラグをチェックすると、
いつもよりも電極や碍子が煤け気味になっていて、やはり加熱されることで空燃比に影響があるようだ。
まだ暖機が終わらない状態(油温60℃台)なので、とりあえずパイロットスクリューをマイナス溝一本分程度ずつ締めこんでおく。

    ◆    ◆    ◆

腕利き四輪メカニック氏を訪れ、今のところ効果があるようだ、と仕組みやあらましを説明がてら報告した後、流れが速く交通量も多い幹線国道へ合流。

路面が荒れている区間もあり、とりあえず流れに乗って走るが、先頭からの信号発進で頑張って並走してくるクルマもあるので、ご期待に応え(?)開度1/2程度まで使い、引き離しつつ排気音を聴かせて差し上げる(笑)

吹け上がり方は違和感がないが思いのほか滑らかで、負荷を掛けた際の音質も以前とは違って聴こえる気がする。
ドゥカティ特有の甲高い音成分が減っているような感じ。音からくる高揚感も低め(笑)

どこかで停車してプラグチェックなどしたいが、まだ交通量の多い時間なので店を広げるのも憚られ、
右折車の存在を考慮すればいたずらにペースを上げてリスクを大きくしたくもないので、高速道路に乗り入れることにする。

    ◆    ◆    ◆

路面は冷え切っているはずだが、油温は70℃台後半まで上がっていたので、ランプを慎重に上がって先行車との間合いを取り、合流地点手前から一気に加速!

そのまま追い越し車線に入り先行車を抜いたところで左車線に戻り、5速××××rpmで巡航。
次のインターまでの間にあるパーキングエリアを使ってプラグチェック。
駐車エリアでエンジンを切り、惰性で二輪パーキングまで転がしていくが、無音なので気付かない人が出てこないかと慎重に進む。

早速点火プラグをチェックすると、思いのほかきれいに焼けている。
あくまで想像だが、フロートチャンバーが加熱されて霧化が促進されているのではないだろうか?

まだ夕食時だが、駐車中のトラックの中にはすでにシェードを立てて仮眠しているらしいクルマもいて、心苦しいがパイロットスクリューを調整してみる(アイドリング状態で)。
幹線道路沿いよりは静かで、民家も近くにはないので落ち着いて調整できる。

アイドリング回転数をできるだけ下げておき、開け始める瞬間にストールするところまでパイロットスクリューを締めこんでいくが、
驚いたことに半回転以上締めてもストールする気配がない。


すでにパイロットスクリュー調整は方法論として体得している自負(慢心?)があるので、現状の戻し回転数絶対値はあまり気にはしていないが、1回転近く締めこんだのではないだろうか?
(後日確認してみます)

アイシングの症状が皆無となり、点火プラグの焼けも良好と、想像以上(期待通り)の成果に気を良くして、パーキングの食堂、豚丼セットでささやかな一人祝宴(笑)

パイロット領域は流れのいい時間帯の高速道路本線上では殆ど使わないので、とりあえず次のインターで高速を降りた後、必要に応じて再調整することにして、仮眠中のトラックに気兼ねし、そろそろと出発。進入路からは殆ど全開加速(笑)

外気温は3~4℃台で高速走行は寒いのは事実だが、現代の防寒ウエアやヒーターグリップの効果は思いのほかで、昔のような辛さはない。
むしろドゥカティ特有のホットなフィーリングに、つい心は熱くなってしまうほどで、路面温度を考えれば自制が必要だ。

    ◆    ◆    ◆

一般道に降りるとパイロット系の再調整が必要かな?と想像していたが、まるで違和感はない。

そのまま帰宅するつもりだったが、大手中古車店展示場がまだ明るいので、店前の路肩(歩道の隅)で便乗して各部チェックをさせてもらうことにする。

街乗りペースでの点火プラグの焼けをチェックするが、特に薄すぎる様子もなく、アイドリングの状態も至って安定している。
一応パイロット再調整するが、アイドル時の吸気音が大きくなっている。
MHRやF1のデロルト(+ファンネル)を思い出させる音質で嬉しくなる。

パイロット調整前、出られそうで出られない状況が続いた「非優先の坂道丁字路右折発進時」を除いては、今日は一度もストールしていないことに気付く。

僅かな路面の勾配でも気になる対向車のライトの眩しさに、そういえば、と思い出し、
以前走行中ぶれているようだったので、出走前に角度調整ねじを少し締めこんでいた自車のLEDヘッドライトはまぶしくないだろうか?と、少し離れたところから目視してみると、少々まぶしいので少し下向きに。他山の石である。。。

    ◆    ◆    ◆

●ハンドリングと乗り方
せっかくなのでテストコースをもう一周(笑)
以前しつこく試行錯誤を繰り返したハンドリングだが、ひじを突っ張らせないよう曲げることを意識し(セルフステアを妨げないため)、低めに身構えたスタイルで乗っていると非常に自然で好ましい。
上向き気味のレバー角度は、こういう乗り方でこそシックリくる。

特に速度を上げない、ゆっくりとしたペースでのリーン開始時など、バイクの動きが運転手の意思に連動しているようで、
リーン開始時の抵抗感からくる不安も、ふらつきを誘発するような神経質な挙動もなく、
「飛ばしたい」という個人的欲求以外に、スローペースによるストレス、走行特性への不満はない。

    ◆    ◆    ◆

750F1では到達できなかった境地で、今思い返せばもっといろいろと試せたのに、という、バイクやショップに対して申し訳ないような気持ちも湧いてくる。それがあって今があるのだが。。。

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帰宅後、再度点火プラグをチェック。以前よりもきれいに焼けているようだ。
排気音からの想像で、次回は出先で手を付けられなかったジェットニードルの高さ(クリップ位置)変更を試してみようと思う(リーン方向)。

一つ懸念は大幅に締めこんだパイロットスクリュー。
一般論として、冷間時は燃料をリッチな状態とした方が掛かりやすいのはチョークや加速ポンプ、昔のドゥカティならばティクラーを使うことでも想像が付くところ。

完全冷間での再始動は試していないので、次回すんなりと始動できるかどうか一抹の不安があるが、まあその時は半回転くらい戻してやればよいだろう、と気楽には構えている次第。

    ◆    ◆    ◆

今回も焦点のぼけた冗漫な長文となってしまいました。
結論は、キャブレターヒーター導入の結論は「思いのほか好ましい」

しばらく推移を観察し調整を加えていきますが、霧化の状況が改善されるようならば、不具合ない限り、通年常時加熱しても良いかもしれない。

となればサーモスイッチは不要ということになりますが、どうなるか楽しみです。
関心おありの向きは、遠慮なく何なりとお尋ねください。

Posted at 2026/01/09 21:25:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記
2026年01月06日 イイね!

DUCATI SSの整備【98】発熱体&サーモスイッチ装着・動作確認

DUCATI SSの整備【98】発熱体&サーモスイッチ装着・動作確認フューズボックス端子の外し方が理解できたので、視界が確保できる昼休みを使って作業開始。

●フューズを増設する分の結線。
スペアフューズが入っている部分も端子(ターミナル)が入っているのでありがたい。
但し30年も経過しているので、酸化している。黒ずんでいる部分は真鍮ブラシで磨いておきます。
(カメラのレンズに埃が入って見苦しいのはご容赦ください)
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耐久性を考えると芯線と接する部分はめっきが残っているものが好ましいので、新品の端子金具を入手すべく検索してみたが、
同じ平型フューズ用でも現車のものとは微妙に形状が異なり、特にロックの形状や向きが違っているので使えるかどうかわからない。

そこでできるだけ未使用品を温存すべく、使用中の端子金具の芯線かしめ部分をペンチで開いて、もう一本のコードを抱き合わせてかしめ直してみたが、
経年で硬化しているのか(?)大変に苦労した。

一つは再利用に成功したが、かしめの強度に不安があったので、ステンレス針金で縛り上げ補強しておいた。
もう一つは、かしめ直す際に破断してしまったので、諦めてスペアフューズが入っていたターミナルを使用した。

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●フューズボックス裏側(配線を1ヶ所追加したところ)
この後、発熱体とサーモスイッチは別系統にすべきと気づいて、もう一ヶ所追加した。

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●キャブレターヒーター(発熱体)装着状態
上の写真中央付近、エアクリーナーボックスとのすき間の、赤い配線カバーが見えるのが装着された状態。
二基のキャブレター(フロートチャンバー)それぞれに装着し、並列にフューズボックスとサーモスイッチに結線。

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●サーモスイッチ(通電前なので表示は見えない)
結線しやすく、動作確認や設定のためのボタン操作がし易いメインスイッチ脇に仮設置することにする。
あくまでも試作としての仮の姿だが、メモ書きと合わせて実際以上に雑然として見えるのは不本意。
真っ黒なパネルに本当に表示が出るのか?と内心は疑心暗鬼(笑)

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●通電状態
はじめは表示が出ず少し焦ったが、予備のハーネスから使いまわした追加箇所のフューズ(それぞれ7.5A)を、別のものに交換してみたところ、めでたく通電。
苦手意識が強い電気工作。表示が出た時の安堵感と、「当然だ」という思いと、
「してやったり」という思いが交錯して複雑な心境であったが、
直前にアドバイスいただいた、電気のエキスパートたる友人T氏への感謝の念が自然と湧いてくる。

上の赤い表示が現在の気温、下の青い表示が作動設定温度。
この時点では作動しているのかが判らず、「パイロットランプが必要かも?」と追加作業に身構えたが、
作動スタイル(設定数値を上回った際/下回った際のいずれで作動するか?を選択)と、設定温度(とりあえず5℃)を調整し、念のため再起動(メインスイッチOFF→ON)すると、数字表示の右側が赤く光って作動状態表示となった。

キャブレターの発熱体に手を触れていると、じわじわと温かくなってくるのが確認できた(^^)
いそいそとミラーや外装を取り付けて、早速実走テストに出かけるが・・・・・・
日差しがあって期待したほど(?)寒くなく、発熱体作動による機能確認(=アイシング防止)テストとしては残念ながら未完了。。。

改めて後日、寒波到来を待ち伏せして(?)テスト走行を行うこととする。乞うご期待!

Posted at 2026/01/08 23:24:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記
2026年01月05日 イイね!

DUCATI SSの整備【97】(備忘録)フューズボックス端子外し方

DUCATI SSの整備【97】(備忘録)フューズボックス端子外し方キャブレター加熱用の発熱体とサーモスイッチを接続するため、
フューズボックスに新しい系統を作ろうと思いましたが、端子金具の外し方がわかりません。

結線して作動を確認したかったので、防寒具完全武装で深夜まで屋外作業をしていましたが、
暗がりでは見づらく、疲れたのでひとまず中止。

翌日、車両を引っ張り出して続きを行おうとしたところ、ポツリポツリと雨が降り出しました。
予定を変更、温かく明るい屋内で、スペアのハーネスを使って分解方法を調べることにしました。

拡大鏡で見るが、端子金具がどこで引っ掛かっているかがわかりづらく、
Web検索してみると、皮肉にもなかなかキーワードに引っ掛からず(笑)
あれこれキーワードを変えながら検索して、ようやく見つけました。
”pozio@ぷっさん”様に感謝!
***********************************

忘れないように、改めてフューズボックス端子の外し方を記しておきます。
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抜け止めポイントを押す工具。斜めの角度が押しやすいと思います。

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現車フューズボックス裏側を今までよく確認したことがありませんでしたが、
給電側は、一段目(いちばん右の赤く太い線=セルモーター)の系統(=容量が多い順に配置されている)から順に次の段に送られています。
この方式ならば、増設もそれほど難しくないような気がしてきました。

以前グリップヒーターやETC受信機を増設した際は、すでに加工されていた既存の回路に便乗しましたが、
せっかくヒューズボックスにはスペースが用意されているので、トラブル発生時の問題切り分けをしやすくするためにも増設して効果的に使いたいと思います。

Posted at 2026/01/05 23:03:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備日誌 | 日記

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「DUCATI SSの整備【101】スライドバルブ加工&点火プラグギャップ拡大 http://cvw.jp/b/1333960/48885777/
何シテル?   01/20 02:48
灸太郎くん(キュウタロクン)です。 職業・思想・信条・立場など違えど 共通の話題で交流できるのは良いですね。 記述は残ることを意識しています。 ...
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