車検前(3)タイミングベルト交換
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車検前のリフレッシュ、タイミングベルト交換です。
9年・7、5万キロとあって、丁度よい時期ですが、ネットで調べると、プジョー307のタイミングベルト交換にはいくつか問題がありそうです。
1・共回りするクランクセンターボルトの脱着。
2・クランクスプロケとクランクシャフトの相対位置を固定する切り欠きが存在せず、センターボルトを緩めた途端にタイミングがバラバラになってしまう。
3・クランク側に合いマークがない。
( ̄。 ̄;)
2、3については、専用工具がないとできないとされていますが、カムシャフトとクランクシャフト(リア側)をロックし、ベルトを張った状態でセンターボルトを緩めれば、相対位置がズレずに合いマークをつけられるのではないかと考えます。ただし、状況により勇気ある撤退も視野に入れます。
部品はベルト、テンショナ、ウォーターポンプの社外セット品を購入。純正品より安いです。ちぎれそうな右エンジンマウントは純正品で1万7千円もしました。
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エンジンをジャッキで支えながら右エンジンマウントを外します。単体ではヘタッてる程度に見えますが、荷重がかかると亀裂がパックリ開きます。
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タイミングベルトカバーを外し、カムシャフト固定穴にヘキサゴンソケットを入れて回り止めします。
意外にもタイミングベルトにひび割れはありませんでした。
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クランクプーリーです。
(^_^)/
センターボルトではなく、4本のサブボルトで固定されており、クランクスプロケを外す必要がありません。またタイミングベルトカバーに合いマークが存在します。
おそらく307でも年式、モデルにより構造が違うのでしょう。2L前期型は一般的な構造です。
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ウォーターポンプも交換します。水漏れや回転の重さもなくまだまだ行けそうでした。樹脂製から金属製になり形状も異なるので、インペラー部分だけではなくボディも交換となります。
かなりのLLCが抜けました。
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ウォーターポンプがついたら新品ベルトを付けて組み上げて行きます。かなりキツく苦労しましたが、無事エンジンがかかりました。
LLCが抜けたため、ヒーター全開でしばらくアイドルしましたがエアが抜けません。水道水を補充するつもりでしたが、エア抜きがてら近所のホームセンターへ補充用LLCを買いに行くと、突然水温計が急上昇。わかってはいましたがあまりの急上昇に少しビビりました。(゚Д゚;)
LLCを補充すると、3リッター程度入りました。
DIYによる節約効果は大きいですが、労力もそれなりにかかる作業でした。
307でも後期型などのタイミングベルト交換は大変そうです。個人的には日本の都市部ならまだしも、郊外や途上国での使用を考えるとタイミングベルト交換程度で特殊工具が必要な設計は×だと思いますね。
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