バイク用スピードメーターをZZ(自動車)に取り付ける
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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まず、スピードメーターの配線を設置する為
ダッシュボードを外すのですが
作業する前に
必ず「バッテリーのマイナス端子」を外しておきます。
(゜.゜)
ダッシュボードを外すには
最初にステアリングとボスを取り外し
メーターパネルとサイドパネルを外します。
注意する点として...
ステアリングとボスを外す時
ステアリングシャフトにマーキングして
ボスが同じ位置で戻せるようにします。
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次に、ダッシュボード上部のボルトを外します。
トノカバーのホックを兼ねているボルト6本は
6角レンチで簡単に外れますけど
左右両端にあるボルト(M5)は
裏側にナットがある共締めになっており
ダッシュボードを元に戻す時
この共締めされているナットが狭い位置にあるので
正確にボルト穴に入れる事が難しく...
画面のように、指先に両面テープを貼って
ナットをボルト穴まで入れます。
( ̄ー ̄)ニヤリ
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後は、左右横側にあるボルト(合計4本)を外し
最後にデフロスターのツマミを外すと
ダッシュボードが取り外す事ができます。
(*´-`)
しかし、このデフロスターは
本来、リベットで取り付けられており
簡単には取り外しできないので
リベットを外して、ボルト止めに変更しました。
( `ー´)ノ
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これで、ダッシュボードを固定している
ボルトはありませんので
後ろ側に慎重に引っ張ると
画像のように、ダッシュボードが外れます。
(^o^)
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次は配線の設置作業になります。
画像の方は
配線を設置した場所を手書きで示し
下の画像は、車速センサー(パルスセンサー)です。
(;^_^A
バイク用メーターが正常に作動しない
ZZの車速センサーは(画像左側)
①パルス信号(車速)を送る配線
②マイナス側(アース)の配線
合計2本の配線になります。
それに対して
バイク用車速センサーは(画像右側)
https://www.daytona.co.jp/products/single-90666-genre
①12Vの電源を受ける配線
②パルス信号(車速)を送る配線
③マイナス側(アース)の配線
合計3本の配線になります。
この事から、バイク用メーターは
12Vの電圧が流れないと作動しないようです。
当初、メーターが正常に作動しない時
原因を探る為、いろいろ配線をイジリましたが
最終的には
この手書き通りに配線を設置しました。
m(_ _)m
ちなみに
ノイズ対策として...
バイク用のパルス信号を送る配線は
デスビ近くの助手席側を避けて
画像のように、運転席側の方に配線を設置し
別売のコンデンサーハーネスも装着してます。
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このデイトナ製のメーターには
いろいろ表示させる機能があって
その分、配線が沢山ありますけど
各インジケーターの配線は
自動車(ZZ)には不要ですから
今回使用する配線は↓になります。
①プラス側(赤色)
②マイナス側(黒色)
③RPM信号(黄色)タコメーター用
④車速センサー信号(白色)スピードメーター用
この合計4本の配線に取り付けてある
矢印のキボシ端子を、4Pカプラーに繋げて
コルゲートチューブにまとめます。
(V^-°)
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こちらの画像は
エンジンルーム側にあるバイク用車速センサーを
メーター側へ繋げる配線で、約4.3mあります。
(゚∀゚)
また配線には、ノイズ対策として
アルミテープを貼り付けて
矢印のようにアースの配線も取り付けました。
ちなみに、画像の方は
車速センサーの配線が1本ですけど
後から
12Vの電圧を送る配線も一緒に束ね
再度コルゲートチューブで加工しました。
単純な作業ですが
時間がかかりました。(;^_^A
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そして、忘れてはならないのが
バイク用メーターに交換した時
当り前ですが
純正スピードメーターを取り外す事になります。
そうなると、正常に動いていた
オドメーターは止まってしまい...
ヒソヒソ(  ̄∀(・。・;) ナニナニ?
将来的には
走行距離不明の車になってしまうので
バイク用メーターに交換した時
画像の様に、ステアリングジョイント上側へ
純正スピードメーターが設置できるようにします。
これだと
ダッシュボードの中に隠れて見えませんけど
※車検の時は元に戻す予定
オドメーターは動き続けるので
走行距離の不明にはなりません。
\(^o^)/
なので、こちら側にも
各配線を繋げておきます。
※画像は、仮設置したタコメーターです。
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また、このバイク用メーターには
エンジン回転数を表示させるタコメーターもあり
純正タコメーターの配線から分岐して
エンジン回転数が分かるようにしました。
(´ε` )
最初はプラグコードから
タコメーターの信号を拾いましたけど...
デスビからのノイズがひどくて
正確な表示ができませんでした。
┐('~`;)┌
僕のZZの場合
純正タコメーターの信号を送る配線は
5番(白色)だったので
その配線に繋がるカプラー端子を探し
車両側の配線を分岐して
バイク用メーター側に繋げました。
※ノイズ対策として
付属品の抵抗ハーネスは繋げております。
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最終段階の車速センサーの取り付けです。
m(_ _ )m
まず、車速センサーの取り付け場所は
リアシャフト上のミッションケースと決めたので
そこに車速センサー取り付ける
取り付け金具をアルミ素材(2mm厚)で作ります。
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L字形となった金具の寸法は、手書きの通りで
カッコ内の数値は、理想的な寸法です。
L字金具に取り付けた車速センサーには
キボシ端子を取り付けて
コルゲートチューブを被せます。
(^_^)
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次に、車速センサーが反応する部分を作る為
リアシャフトにアルミテープを貼ります。
しかし
リアシャフトに直接、アルミテープを貼ると
誤作動する可能性がありますので?
1mm厚のゴム板を貼ってから
その上にアルミテープを貼りました。
(;^_^A
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車速センサーの取り付けに移ります。
取説によると
車速センサーが反応する検出距離は
1mm〜3mmの間との事ですけど...
しかし実際には
3mmだとセンサーが反応しない時があり?
2mm厚のゴム板が、ピッタリ入るクリアランスで
検出距離を調整し、その状態を保ったまま
車速センサーをM10ボルトで固定します。
ちなみに
車速センサーが反応すると、LEDランプが点灯します。
( `ー´)ノ
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車速センサーの取り付けが終わると
実際に走行して、スピード表示の調整をします。
(゜.゜)
今回、スマホアプリの速度表示を基準にして
スピードメーター表示の調整をしました。
https://apprev.smt.docomo.ne.jp/app_review/0079a09/
スピード表示の調整は
裏側の2つのボタンで、パルス数値を変更すれば
スピード表示と距離計の誤差を調整できます。
自動車の場合、パルス数値は2.4.6.8... と
あらかじめ決められた値があり
スピードメーター表示と距離計の誤差を
任意に調整する事はできません。
※タイヤの外形を変えれば可能?
しかし、このバイク用メーターの場合
自動車のように決められたパルス数値はなく...
(・・;)
タイヤ外周の長さを元に
こちらの計算式からパルス数値を求めます↓
https://pulse-setup.daytona-mc.jp
そして、いろいろ調整した結果
最終的に「530」のパルス数値を登録して
正確にスピード表示を示すようなりました。
(*^^*)
このスピード表示の調整が終わり
裏側のボタン操作が不要になったら
ようやく、メーターパネルに設置できます。
調整する前に、メーターパネルへ取り付けると
もう裏側のボタンには触れませんからね。
(;^_^A
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ZZのメーターパネルに
純正品と違うスピードメーターを取り付けると
メーターの文字(色)やメーター照明など
統一感が無くなりますので
正直に言って、違和感があります。
(-。-;)
なので、少しでも違和感を無くすよう?
他の各メーターと同じように
バイク用メーターもメーターリングを外し
240番→800番→1200番→ピカールの順番で
メーターリングを磨きました。
(^o^)v
まぁ...
だだの自己満足ですね。
(*´-`)
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最後になりますけど...
今回の作業は
取り付け直後からスピード表示が安定せず
その原因と思われた、配線のノイズ対策を
いろいろ実施しました。
それに加えて
このバイク用メーターに対応する車速センサーは
0V→5V→0V→5V... のパルス信号が必要との事で
電気(電圧)を供給する為に
携帯の充電器(12V→5V)を繋げたりしましたが
どれも、上手く作動しませんでした。
(´-ω-`)
結局のところ...
バイク用の車速センサーを取り付けたら
あっけなく、正確にスピード表示をしたので
もしかすると
配線にアルミテープを貼ったノイズ対策は
本来は不要だったのかもです?
今回の作業も、いろいろ苦労しましたけど
経験値が増えて、いい勉強になりました。
ではでは!
(*^ー^)ノ♪
※車の知識が無い素人が記載してますので
この情報を元に、整備する場合は
必ず自己責任で作業して下さい。
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