アクセルワイヤー角度修正パーツの取り付け方

トミーカイラZZのアクセルワイヤーは
キャブレター側と繋がる位置が、やや下側にあるので

添付画像下側のように
アクセルワイヤーのアウター側が
中にあるワイヤーと干渉して削られてしまいます。
(-。-;)

その対策として
あるZZオーナーさんが、修正パーツを制作しました。
※画像上側のパーツ

そして当時、京都の業者が
その修正パーツを製品化し販売しました。
※京都の業者は、すでに廃業してます。

添付した画像で
もう少し説明させて頂きますと...
( ｀ー´)ノ

①
キャブ側のアクセルワイヤーは
キャブと繋がるワイヤーの角度が適切ではなく

ご覧のように
アウター側とワイヤーが接触しています。

②
アウター側にワイヤーが接触していると
アウター側が削られて、切れ込みができます。

※画像は切れ込みを分かり易くする為
　ワイヤーを180度向きを変えています。
　　(^_^;)


その為、アクセルワイヤーの動きで
アウター側が削れてしまうので...

おそらく、アクセルペダルの重い原因や？？

削れたアウター側に
ワイヤーが引っ掛かっかる可能性があります。

ちなみに
削れた切れ込みの長さは7mmあり
走行距離は約1万kmで、この状態になりました。

アウター側にワイヤーを接触しないようにする為

ご覧のような
ワイヤーの取り付け角度を修正するパーツを
ずいぶん前(2001年)から取り付けてます。
ﾋｿﾋｿ( ￣∀(・。・;) ﾅﾆﾅﾆ?

添付画像で説明させて頂きますと...

①
矢印で表示したパーツが
アクセルワイヤーの角度を修正するパーツです。

②
この取り付け角度を修正するパーツを装着すると
画像のようにワイヤーが接触しなくなり
アウター側が削られる事は全くありません。
(*^^*)

で...

先日(2023年11月19日)、愛知県知多市で開催された
「新舞子サンデー」と言う、車好きが集まるイベントに
ZZオーナーさんが集まって頂いたので...

この「アクセルワイヤー角度修正パーツ」を
まだ装着していないZZオーナーさんにお渡しして
取り付け方の説明をさせて頂きました。
m(_ _)m

ちなみに...

このパーツを制作して頂いたのは
ぎんじいさんで、このパーツ以外にも
いろいろ細かなパーツを作って頂いております。
（o_ _）ノ彡

しかし、このパーツを取り付けたのが
すでに20年以上前の事なので...
(・_・;)

この修正パーツを希望されるオーナーさんが
今後、出てくる可能性もありますし

現在、すでに廃盤となったアクセルワイヤーを
特注品として、現在制作している最中ですから

アクセルワイヤー角度修正パーツの
取り付け方を、少々説明したいと思います。
(*´-`)


まず、取り付けするのに必要な工具ですが
添付画像のように、4点必要になります。

①3mmの6角レンチ
②7mmのレンチ
③10mmのレンチ
④6mmの6角レンチ

まず、アクセルワイヤーを取り外す為
添付画像上側の、矢印で示した部分を外します。
　　(・o・)

①のキャブレターブラケット取り付け部を
6mmの6角レンチで外します。

②のアクセルワイヤー取り付け部(2ヶ所)を
10mmのレンチで外します。

③のステープレートをキャブレターから外す為
2ヶ所のボルト＆ナットを3mmの6角レンチと
7mmレンチを使用して外します。

すると
添付画像下側のように
キャブレターブラケットと
ステープレートが取り外せます。

ちなみに...

製造番号100番台前後ぐらいまでのZZには
このキャブレターブラケットがない車両が
今だに、数多くあるようですね。
(*´Д｀)

このキャブレターブラケットが装着されてないと...

エンジンとキャブレターが繋がっている部分は
アクセルワイヤーとインシュレーターのみになり...

それだけでは
走行中にキャブレターが外れてしまいます。
(*_*)

しかし、ZZが市販されても
トミタ夢工場は、そのトラブルの事は対応せず...

製造途中で、ようやく？
エンジンとキャブレターが外れないように
対策品のキャブレターブラケットが装着されました。

このキャブレターブラケットは
3mm厚の鉄板で、インマニの形状にもピッタリ合う
結構、しっかりしたパーツになります。
(*^ー^)ノ♪

添付画像のように
カーグラで取材された市販車1号には
キャブレターブラケットは装着されてません。

その他、追加されたパーツの一部に
クラッチペダルストッパーもあります。
( ｀ー´)ノ

ZZはクラッチペダルを踏み込むと
ペダルのストロークが、とても長いので...

押し出されたマスターシリンダー内のピストンが
戻って来なくなるトラブルの対策のパーツとして
このクラッチペダルストッパーがあったようです。
(´-ω-`)

僕のZZは新車で購入しましたけど
クラッチペダルストッパーは装着されておらず
廃業した京都の業者から手に入れました。

まぁ... 今思い出すと
ZZは、他にもホイールナットの事や
リアフレームのクラック対策の補強プレートなど

いろいろありましたねぇ〜↓
(◎_◎;)

●ZZの中古車＆トラブル関連情報①(フロント編)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/1056171/1847529/note.aspx

●ZZの中古車＆トラブル関連情報③(エンジンルーム編)

https://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/1056171/1935223/note.aspx

取り付け説明に、話を戻します。
（o_ _）ノ彡

キャブレターブラケットとステープレートを外すと
アクセルワイヤー角度修正パーツを取り付けますが

今回、作業性を重視して
キャブレター側に繋がるワイヤーも外しましたので
その外し方を説明させて頂きます。

※基本的にはキャブレター側から
　アクセルワイヤーを取り外す事なく
　修正パーツは装着できます。

一度、キャブレターの外し方を記載しているので
今回も、手順としては同じですけど↓

●FCRキャブレターの取り外し方
https://minkara.carview.co.jp/userid/1370457/car/1056171/5548039/note.aspx

キャブレターが装着された状態のままで
ワイヤーを外すとなると、手が入らないので...

添付画像のように、ラジペン等を使って
ワイヤーの先端部を慎重に外します。
(;^_^A

※ 先端部(タイコ)にキズ付けないのように注意し
　取り付けの際は、少しグリスを塗る。

これで、ようやく
アクセルワイヤー角度修正パーツの
取り付け説明に移ります。
(;^_^A

①
外したキャブレターブラケットとステープレートを
2つ合わせながら、ワイヤー側部分で嵌め込みます。

※ 画像ではアウター側で、嵌め込んでいますが
　必ず「ワイヤー側」で嵌め込んで下さい。

②
キャブレターブラケットとステープレートを
ワイヤー側で嵌め込んだら

その2つを挟み込むようにワイヤー側から
アクセルワイヤー角度修正パーツを入れ
画像のように、アウター側に移動させます。

その後
キャブレター側にワイヤーを戻し
外したボルトを元通りに取り付けますが

アクセルワイヤー角度修正パーツを
挟み込むボルトの調整でも
ワイヤーの角度が、若干変わりますので
アウター側に接触しないよう確認します。
(*^_^*)

今回、細かなパーツの事なので
トラブルが発生している事も解り難いですが
(´-ω-`)

エンジンフードを外した時
このワイヤー部分を点検してみて下さい。

また
このアクセルワイヤー角度修正パーツは、
若干在庫がございますので

ご希望されるZZオーナーさんがお見えでしたら
メッセージお待ちしております。

制作して頂きました、ぎんじいさん
いつもながら、ありがとうございます。
(;^_^A

以上...
アクセルワイヤー角度修正パーツの取り付け方でした。